ユカリア、日本ファンドレイジング協会とインパクト測定・マネジメントを共同実施

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株式会社ユカリアは、特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会とインパクト測定・マネジメントを共同で実施すると発表した。ユカリアが展開する医療・介護事業を対象にインパクト投資の評価手法を用いたインパクト測定・マネジメントを共同で行うことで、同社がもたらす社会的インパクトを客観的かつ定量的に可視化させ、同社のビジョンであるヘルスケアの産業化の実現を目指すという。

具体的に行う取り組みは、ロジックモデル作成、評価モデル検討、評価モデル検証・評価の3つ。同社が最終的に目指す社会への効果や影響の実現に向けた道筋を体型的に示すロジックモデルを作成し、インパクト評価を行うための評価モデル作成に向けて、測定方法やKPIを検討。評価モデル検証のためにインパクトデータを収集・分析し、現時点での評価を実施していく。

昨今、社会課題は世界規模で多様化・複雑化しており、人々や地球によりよい影響を与える社会性を企業価値として捉える企業が増えている。また、財務的リターンと並行してポジティブで測定可能な社会的及び環境的インパクトを同時に生み出す企業や事業へ投資するインパクト投資の市場規模も拡大を続けている。

そのような流れの中、企業が社会に対する説明責任を果たすために、IMMと呼ばれるインパクト測定・マネジメント手法を用いて、企業が生み出す成果を「見える化」する動きが活発化。日本ファンドレイジング協会は、日本のインパクト投資を牽引するGSG国内諮問委員会への参画や、インパクト測定・マネジメントに関する研究・事業開発、日本社会をインパクト志向に変革していくための政策提言や啓発活動を行ってきた。

ユカリアは日本ファンドレイジング協会の知見を活かしたIMMを通して、同社の企業価値を可視化する取り組みを実施。インパクト志向の高い企業として認知を広げ、事業の推進速度を上げていく。同社は医療・介護領域の社会課題を医経分離、病院運営の最適化、患者起点のVBHC(Value Based Health Care)の追求、地域包括モデル、現場に適したDX化の5種類に分類している。これら5つのテーマを解決するため、今後も様々なステークホルダーと緊密な連携を図っていくという。

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岡村 幸治

フリーライター。2020年までスポーツニッポン新聞社で野球記者を務め、読売巨人軍やアマチュア野球などの取材、原稿執筆を担当。得意分野はスポーツ、旅行、ニュース記事。中立でわかりやすい記事を心がけています。 
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