不動産CF「コヅチ」で中銀カプセルタワービルが投資対象の「銀座EXITファンド」第2弾。3/14募集開始

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不動産投資型クラウドファンディング「COZUCHI(コヅチ)」で、運営会社のLAETOLI(ラエトリ)株式会社は3月4日、「銀座 EXITファンドⅡ」の情報を公開した。東京・銀座8丁目の「中銀カプセルタワービル」を投資対象としたプロジェクトの第2弾で、募集金額9億円、想定利回り年利10%(インカムゲイン0.1%、キャピタルゲイン9.9%)で、想定運用期間は3月31日から6月27日までの3ヶ月。投資申し込みを14日午後7時から22日午後1時まで受付け、抽選を行う。最小投資額1万円、上限3千万円。

前回の銀座EXITファンドに落選した人に優先枠を設ける。優先枠対象者が同ファンドに応募すると、前回応募した金額を上限に当選確定とし、上限を超えた部分は抽選とする。

同ビルは、国立新美術館をデザインした建築家の故・黒川紀章氏の代表作。世界で初めて実用化されたカプセル型の集合住宅(マンション)で、円い窓をもつ立方体のカプセル(部屋)が積み上げられたような特徴的な外観。13階建てと11階建ての二つの塔に計140個のカプセルが取りつけられ、黒川氏をはじめ日本の建築家グループが1960年代に展開した建築運動「メタボリズム」が具現化された建築として知られる。

昭和の名建築も竣工から50年が経ち、老朽化やアスベストなどの安全面や修繕の費用負担の問題から、21年3月に管理組合で敷地売却が決議された。同社は、居住用としては限界と評価したが「黒川氏の思想や、それに共感する方々の想いは大切であり、”次の世代に託すべき価値”」としてファンド化を決めた。「銀座EXITファンド」は21年12月に第1弾プロジェクトを募集。募集金額9億円に対して16億4766万円の応募(達成率183%)があり、現在運用中。また、同社は保存に向けて黒川設計事務所と正式協定を結び、デジタル保存に取り組む計画だ。

プロジェクトは建物のカプセル全140戸のうち25戸を投資対象としており、前回のファンドで取得した25戸と合わせて同社が50戸を取得。再開発が始められるまで保有し、再開発を行う事業者に売却するEXITファンド。EXITファンドは、すでに売却契約を結んだ事業完了間際のタイミングで募集を行うファンドで、前回取得した25戸はすでに売買契約を締結済み。「事業収支も確定しており、キャピタルゲイン重視型ながら、より正確にリスクや利回りを提示し、安心して投資できる設計」(同社)としている。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

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