AAR Japan、子どもたちの命と未来を支える「まるごとプロジェクト募金」開始

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AAR Japan「まるごとプロジェクト募金」

日本国内を含む世界16ケ国で難民や障がい者支援、地雷対策などに取り組む国際 NGO(特定非営利活動法人)「AAR Japan[難民を助ける会]」は4月12日、カンボジア、ケニア、ウガンダの3ケ国で 2023年度に実施するプロジェクトの資金を一括で寄付できる募金キャンペーン「まるごとプロジェクト募金」を開始した。3ケ国のプロジェクトの中から応援したい事業を指定し、寄付する仕組み。個人、学校や団体からの協力も募っている。

カンボジアのプロジェクト「車いす工房(WCD)を支える」(募金額250万円)は、障がい者も雇用する車いす工房への資金提供を目的とする。WCDは、AARが1994年に設立し、2006年に現地NGOとして独立。車いすや補装具の貧困家庭への無償提供、障がい者支援団体への有償提供を通じ約240人の社会参加を促進している。

ケニアでは小学校にトイレを設置するプロジェクトで600万円(150万円×4)の寄付を募る。AARが活動するケニアの難民キャンプ/居住地の小学校では、トイレが圧倒的に不足しており、特に月経が開始した女子児童の出席率の低下や退学に繋がっている。適切な学習環境と衛生環境を整備するため、4校にトイレ(各校8基)を建設する。

ウガンダでは小学校の校舎を新設するプロジェクトに900万円(300万円×3口)を募る。現地では、コンゴ民主共和国東部の治安悪化を受け、ウガンダ・チャングワリ難民居住地の人口が増加している。学校の数が足りず子どもが通学できない問題を解消するため、校舎の新設を進める。「祖国の情勢不安によって子どもたちに教育を受けさせることができなくなったため、難民として国境を越える家族も少なくないが、避難先で初等教育すら受けられない状況にある。教育の空白期間は子どもたちだけでなく、社会全体にとっても大きな損失。どんな環境でも子どもの教育を受ける権利は守られねばならない」と現地の駐在員は呼び掛ける。

3つのプロジェクトは、支援活動に取り組む現地職員からの「活動をあと一歩前進させることで、子どもたちや地域の未来を飛躍的に変えられる」という強い要望を受けて選定した。実施期間は6月から24年3月頃の予定。プロジェクトで建設した学校などには、寄付者の名を刻印した記念プレートかステッカーを設置する。成果については、現地からのオンライン報告会、または同会職員が直接訪問などで報告する。

募金の募集期間は5月31日まで。問い合わせ・資料請求は電話0120-786-746、Email : info@aarjapan.gr.jp

【関連サイト】AAR Japan「「まるごとプロジェクト募金」キャンペーンウェブサイト

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