トーシンパートナーズ「ZOOMマンション」の評判・口コミは?投資のメリット・デメリットや注意点も

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トーシンパートナーズは、マンションブランド「ZOOM」を手掛ける不動産投資会社です。9年連続でグッドデザイン賞を受賞するなど、各方面から高評価を獲得しています。

今回のコラムでは、このトーシンパートナーズの「ZOOM」シリーズについて評判・口コミを紹介し、メリットやデメリット、注意点についても解説していきます。

目次

  1. トーシンパートナーズとは
  2. マンションブランド「ZOOM」に関する口コミ・評判
    2-1.マンションブランド「ZOOM」のポジティブな評判・口コミ
    2-2.マンションブランド「ZOOM」のネガティブな評判・口コミ
  3. マンションブランド「ZOOM」の特徴
    3-1.3つのコンセプト
    3-2.9年連続で「グッドデザイン賞」を受賞している高いデザイン性
    3-3.メインターゲットを意識した最先端の設備を導入
  4. マンションブランド「ZOOM」の投資におけるメリット・デメリット
    4-1.マンションブランド「ZOOM」による投資のメリット
    4-2.マンションブランド「ZOOM」による投資のデメリット、注意点
  5. まとめ

1 トーシンパートナーズとは

トーシンパートナーズの不動産投資
会社名 株式会社トーシンパートナーズ
本社所在地 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-5
設立 1989年2月18日
代表取締役社長 千代谷 直之
資本金 10億円
売上高 292億円(2021年10月期)
従業員数 グループ全体:381名(2022年4月1日現在)
上場市場 未上場
加盟団体 公益社団法人 全日本不動産協会 公益社団法人 不動産保証協会
首都圏中高層住宅協会 一般社団法人 全国不動産協会
公益財団法人 東日本不動産流通機構 一般社団法人 全国住宅産業協会
東京不動産信用保証(株)
公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会
公益社団法人 警視庁管内特殊暴力防止対策連合
免許 宅地建物取引業:国土交通大臣(1)第9540号
特定建設業:東京都知事許可(特- 1)第112727号
一級建築士事務所:東京都知事登録第54526号

トーシンパートナーズは、単身者用マンション「フェニックス」と「ZOOM」という2つのブランドマンションを開発・供給している不動産投資会社です。主に東京都心部・横浜・川崎エリアを事業エリアとしています。設立は1989年で、未上場企業ながら資本金10億円、従業員381名と規模の大きな会社です。売上高は2021年10月期の決算で2,925億円を計上しています。

同社が注目されている理由の一つは、デザイン力の高さです。現在の主力ブランドである「ZOOM」は、2014年度から2022年度までの9年連続でグッドデザイン賞を受賞しています。このマンションブランド「ZOOM」について、次の項目から詳しく紹介していきましょう。

2 マンションブランド「ZOOM」に関する口コミ・評判

トーシンパートナーズが供給するマンションブランド「ZOOM」がどのように評価されているのか、実際に寄せられた口コミや評判から見ていきましょう。

2-1 マンションブランド「ZOOM」のポジティブな評判・口コミ

  • 「物件は山手線沿線からも近く、アクセスが良い。ブランド力もある。」
  • 「物件のサイズが40㎡と単身者でも夫婦世帯でもちょうど住める広さです。」
  • 「私のようなあまりわからない人に対しても不動産投資のノウハウを教えてくれました。」

2-2 マンションブランド「ZOOM」のネガティブな評判・口コミ

  • 「人気なのは分かっていましたが、新築物件はすぐに完売になってしまい、中古物件も取り扱い物件数が少ないのはデメリットに感じます。」
  • 「立地がいいということで納得していますが、デメリットは固定資産税が高いことです。」

※上記はすべて個人の感想です。投資を検討される際は、ご自身でもよくお調べの上ご判断下さい。

「ZOOM」ブランドに対する評判・口コミの中では、高品質な物件に対するポジティブな意見が多く見られました。単身者世帯でも、夫婦二人世帯でもターゲットになりうることから、幅広い層の入居者が確保できることが伺えます。また自身の居住用として検討されている方も見られ、出口戦略の選択肢が複数あるのも特徴的です。

一方、物件力の高さから、固定資産税が高いといったネガティブな口コミもありました。また人気があるため、入手しにくいといった意見もあります。そのため、こまめに同社のホームページを確認したり、営業担当者と連絡を密にするなどの対策も必要になります。

それでは、次の項目から「ZOOM」の特徴について見ていきましょう。

3 マンションブランド「ZOOM」の特徴

マンションブランド「ZOOM」やトーシンパートナーズに関する口コミや評判を確認したところで、「ZOOM」がどのような物件なのか詳しく見ていきましょう。

3-1 3つのコンセプト

「ZOOM」ブランドは、2013年に開発されたマンションブランドです。創業当初から展開していたフェニックスシリーズで培った開発やマーケティングのノウハウにより、「SAFETY」「SENSE」「PRACTICAL」をコンセプトとしています。

  • SAFETY(安全で、安心する):女性がひとりでも心から安心して住めること。いつもの自分らしく、リラックス過ごせること。
  • SENSE(センスが刺激される):流行を追うようなデザインではなく、普遍的な美しさをめざすこと。ステータスや誇りを感じること。
  • PRACTICAL(実用的で使いやすい):どの物件にもあるから、ではなく、本当に使いやすいか、で設備等をそろえること。機能美があること。

このコンセプトに基づいて、これまでに72棟を供給しており、2022年だけでも9棟をリリースしています。また2022年10月には、関西圏で初となる「ZOOM 江坂公園」(大阪府吹田市)を供給しています。

3-2 9年連続で「グッドデザイン賞」を受賞している高いデザイン性

「ZOOM」ブランドとして初めて供給した物件は「ZOOM池尻大橋」(東京都目黒区)です。同物件は翌年の「2014年度グッドデザイン賞」を受賞しています。

その後、2020年度の「ZOOM新宿夏目坂」(東京都新宿区)、2021年度の「ZOOM横浜関内」(横浜市中区)、2022年度の「ZOOM碑文谷」(東京都目黒区)、「ZOOM 横浜桜木町」(横浜市中区)など、9年連続・13物件で「グッドデザイン賞」を受賞しています。

ZOOM横浜桜木町

住環境と商業の賑わいを共存させる防火帯建築の構成を継承したファサードを有する「ZOOM横浜桜木町」

高いデザイン性が注目されていますが、トーシンパートナーズが目指しているのは「普遍的な美しさ」です。一時的な流行を追うのではなく、1棟1棟を立地やターゲットに合わせてデザインしているため、地域の風景に馴染みながらも印象的かつ独自性の高いフォルムとなっているのです。

3-3 メインターゲットを意識した最先端の設備を導入

室内は、20〜30代の単身者といったメインターゲットのライフスタイルを考慮し、住みやすさと快適性を追求した最先端の設備・仕様を導入しています。具体的には下記のような設備や仕様です。

  • 人感センサー付照明
  • オリジナルシステムキッチン
  • 浴室換気乾燥機
  • 遮音性に優れたエアタイトサッシ
  • ハンドシャワー付洗面ドレッサー
  • コンピューター制御の宅配・クリーニングボックス、など

また最先端の技術を駆使し、セキュリティも強化しています。例えば、住戸内のインターホンは緊急センターへ自動通報されるホームセキュリティシステムと連動しているほか、エレベーター内には音声案内装置を設置しています。さらに不審者の侵入を防ぐため、非接触キーによってエレベーターの呼びボタンが操作できるシステムなども導入されています。

4 マンションブランド「ZOOM」の投資におけるメリット・デメリット

物件の特徴を確認したところで、次は投資用物件としてのメリットとデメリットを解説していきます。

4-1 マンションブランド「ZOOM」による投資のメリット

好立地や高品質で長期的な運用が期待できる

マンションブランド「ZOOM」では高いデザイン性が評価されていますが、立地にもこだわり土地を仕入れています。

リサーチを徹底した上で人気があり、長く需要の見込める場所を選定しています。山手線や中央線、京王線などの人気沿線を中心に、最寄り駅から徒歩10分以内という基準を設けているため、高い水準での入居率の維持が期待できるエリアとなっています。

また、ダブル配筋、直接基盤などによる、建物の強度にもこだわった構造であることも特徴的です。第三者の構造設計事務所で構造検証を厳密に行い、品質管理を徹底しています。

運用を開始したのちも、マンションの寿命を60~80年とし、30年サイクルの長期修繕計画をもとに定期的に修繕やリフォームを行っています。

入居者や建物管理業務に加えて管理組合運営もサポート

トーシンパートナーズでは適切な管理業務を提供しており、本業を持っているオーナーでも管理の手間を少なく、マンション経営を続けることができます。

例えば、オーナーのニーズに応えられるように2つの管理システムを用意している点もメリットです。家賃集金や入居者募集といった通常の「管理代行システム」と、空室時でもマンション経営が計画的にできる「借上システム」のどちらかを、意向に合わせてオーナーが選べるようになっています。

設備の修理・交換を無償で保証する「ZOOMメンテナンスプラス」も特徴的で、エアコンと給湯器は10年間の保証がついています。さらに、対象外の設備費用や内装費用として利用できる「おうちポイント」の進呈も実施しています。このような施策があるため、突発的な修繕費用で経営が左右されることは少ないと考えられます。

また特徴的なのは、入居者の管理業務に加えて、管理組合の設立や運営に関する代行も行っていることです。管理組合の予算案や決算書の作成、総会資料の作成と送付、管理費や修繕積立金の収納保管など、多岐に渡る管理組合業務をサポートしており、オーナーとしての負担が軽減されています。

さまざまなコンテンツで経営をバックアップ

物件の管理業務以外にも、マンションオーナーには多岐に渡る業務がありますが、トーシンパートナーズでは下記のようなさまざまなコンテンツでバックアップしています。

  • トーシンオーナーズクラブ
  • 専用アプリ「LENZ」のリリース
  • オーナー専用窓口の設置、など

「トーシンオーナーズクラブ」は、物件を購入すると加盟できる会員システムです。このトーシンオーナーズクラブに加盟すると、マンション経営にプラスになる情報が掲載された季刊情報誌「TOHSHIN SYNAPSE」が届きます。

また、専用サイトによる各種情報の提供、イベントやセミナーへの招待のほか、確定申告書作成サポートも活用できます。サラリーマンとの兼業の場合、確定申告業務が困難なケースもありますが、無料確定申告相談会を年1回開催したり、無料で不動産収支内訳書参考資料を提供しています。その他、有料にて税理士による申告書作成サポートも行っているため、マンションオーナーとして知識を深めていくこともできます。

マンション経営に関する手続きなどをスマホで簡単に行えるようにしたのが、専用アプリ「LENZ」です。賃貸入出金管理や収支管理、書類の確認などができるほか、チャット機能を活用して相談することもできます。

さらに、オーナー専用窓口が設けられているのもメリットです。所有している物件についてだけではなく、マンション経営や資産運用に関する相談を専任スタッフにできる上、ライフプランのアドバイスももらうことができます。

4-2 マンションブランド「ZOOM」による投資のデメリット、注意点

一方、マンションブランド「ZOOM」によって不動産投資を行う場合のデメリットや注意点について見ていきましょう。

物件が都市部に集中している

トーシンパートナーズでは、入居率を高めるため投資用マンションは主に都心部に限定しています。そのため都心以外で検討されている場合は、選択肢が少ない可能性があります。なお、首都圏以外から遠隔地で投資用物件を所有することは可能です。

以前のマンションブランドである「フェニックス」シリーズは218棟がリリースされていますが、そのうちの84.4%である184棟が東京23区内です。

また「ZOOM」はこれまでに72棟を供給しており、下記のような内訳になっています。

  • 東京23区:60棟
  • 東京市部:4棟
  • 川崎市・横浜市:7棟
  • 大阪府:1棟

高い利回りを見込むことは難しい

不動産投資では、立地条件が良いほど家賃収入に対して物件の取得費が高くなり、高利回りを見込みづらいというデメリットがあります。トーシンパートナーズのZOOMは立地条件にこだわり、長期的に低リスクの運用を行うことがコンセプトでもあるため、短期的に高利回りを期待することが出来ないという点は注意点と言えます。

固定資産税が高い傾向がある

物件の立地が良いと、固定資産税が高い傾向があります。固定資産税は、土地や家屋などの不動産を持っていると、自治体から課せられる税金です。下記の計算式で税額が決定されますが、立地が良く課税標準額が高いと固定資産税も高くなる仕組みです。

課税標準額×1.4%=固定資産税

課税標準額は不動産の価値を評価した金額で、自治体がその基準を決めています。つまり、人気のある土地は課税標準額も高額になる傾向があり、同じ広さであっても固定資産税や都市計画税などの税金は高くなります。

マンションブランド「ZOOM」は立地条件が良いため、固定資産税などの税金が高くなる可能性が高く、注意しておきたいポイントとなります。

まとめ

トーシンパートナーズの主力ブランドである「ZOOM」について紹介しました。コラム内でも解説しましたが、「立地の良さ」「デザイン性の高さ」など不動産投資にとって必要な条件を備えたマンションブランドと言えます。

ただし、物件が限られている、税金が高くなる傾向がある、など注意点もあります。これらを踏まえた上で、検討されていくと良いでしょう。

なお、トーシンパートナーズでは不動産投資に関する資料などの提供やオンライン相談も行っています。投資を検討されている方や、興味のある方は参加を検討されてみるのも良いでしょう。

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倉岡 明広

経済学部経済学科卒業後、出版社や編集プロダクション勤務などを経てフリーライターとして独立。雑誌や新聞、インターネットを中心に記事を執筆しています。初心者が抱く不動産投資の疑問や質問を解決できるよう丁寧な記事を執筆していきます。