SRE不動産(旧ソニー不動産)の評判・口コミは?メリット・デメリットや申し込み手順も

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SRE不動産は、ソニーグループのSREホールディングスが展開する不動産テック事業の一つです。不動産コンサルティングと先進技術を融合し、不動産売却や購入、資産活用などのサービスを提供しています。

今回のコラムでは、SRE不動産のメリットとデメリット、評判・口コミを紹介し、無料査定の申し込み手順についても解説していきます。

目次

  1. SRE不動産(旧ソニー不動産)とは
    1-1.SRE不動産の3つの特徴
  2. SRE不動産(旧ソニー不動産)の無料査定を利用するメリット
    2-1 ビッグデータの活用とエージェントによる価格査定
    2-2 買主を幅広く見つけるための広告掲載量の最大化
    2-3 売却できなかった場合の買取保証サービス
  3. SRE不動産(旧ソニー不動産)の無料査定を利用するデメリット
    3-1 査定可能なエリアが限定されている
    3-2 SRE不動産1社にしか査定依頼することができない
  4. SRE不動産に対する口コミ・評判
  5. SRE不動産で無料査定を利用する際の手順
  6. まとめ

1 SRE不動産(旧ソニー不動産)とは

SRE不動産SRE不動産は2014年にソニー不動産として設立し、2019年に現在の事業形態に移行しています。宅地建物取引業者として「国土交通大臣(1)第9297号」を取得し、不動産の売却や購入サポート、賃貸管理などの業務を行っています。

1-1 SRE不動産の3つの特徴

SRE不動産の大きな特徴は、「エージェント制度」「AIの活用」「ソニーグループ」の3つです。それぞれについて見ていきましょう。

売却エージェント制度(片手仲介)の採用

SRE不動産では、米国型のエージェント制にならい、売却専門のエージェントと購入専門のエージェントに組織を分け、売却専任のエージェントが利用者の立場に立って、不動産に関するコンサルタントを行っています。

米国では売主と買主の仲介会社が分かれる「片手仲介」の取引になりますが、日本では両方の取引を同じ仲介会社が担う「両手仲介」の取引が行われることも少なくありません。SRE不動産は売主側の立場に立った交渉を行えるよう、原則として片手仲介しか行わないという特徴があります。

ディープラーニング(深層学習)の活用

ソニーグループとともに、ディープラーニング(深層学習)技術を核にした機械学習ソリューションを共同開発しています。SRE不動産が所有する不動産査定のノウハウや不動産取引特有の知識を導⼊し、さまざまなシーンで活用しています。

ソニーグループの一員

SRE不動産を運営するSREホールディングスは、ソニー銀行株式会社やソニー生命保険株式会社、ソニー損害保険株式会社などが属するソニーグループの一員です。

これらの強みを活かした不動産に関するサービスを提供しており、GMOリサーチ株式会社が2021年12月24日~27日に行ったインターネットリサーチによると、「売却につながるNo.1」「サービスの先進性No.1」「知人に紹介したいNo.1」に輝いています。

2 SRE不動産(旧ソニー不動産)の無料査定を利用するメリット

SRE不動産の特徴について把握したところで、利用するとどのようなメリットがあるのか、解説していきます。

2-1 ビッグデータの活用とエージェントによる価格査定

相場よりも低い価格で不動産を売却することは避けたいポイントですが、反対に相場よりも高すぎる売出価格の設定をすると、売却が長期化してしまったり、売れ残り物件であるイメージがついてしまったりの悪影響があります。そのため、相場価格から適正な価格を割り出し、販売活動をすることが重要です。

SRE不動産では、ソニーグループ株式会社R&Dのディープラーニング(深層学習)技術と、SREホールディングスが有する不動産査定のノウハウを組み合わせた不動産価格推定エンジンを活用し、不動産査定に利用しています。

  • 同じマンション内や、周辺マンションの流通状況、市場動向
  • 階数、専有面積、築年数、間取り、バルコニー方向などの住居条件
  • 駅からの距離などの立地条件
  • 住居中、空室、賃貸中などの入居状況、など

ビッグデータに基づいて客観的に価格を算出することで、透明性と公平性を査定価格に加えることができます。

さらに、売却専任のエージェントが部屋の魅力や室内の状況、日当たり、眺望など、過去のデータからは判断できない個別の要因を加味して査定価格を算出します。ビッグデータの活用と人間的な視点によって、より透明性の高い査定価格の提案が期待できます。

2-2 買主を幅広く見つけるための広告掲載量の最大化

不動産売却における販売活動のうち、物件情報を多くの人に届けるための広告展開はとても重要です。しかし、不動産売却でしばしば問題視されるのが、売主側の仲介業者による「囲い込み」です。

囲い込みとは、仲介手数料を売主と買主の双方から得るために、自社の顧客にのみ物件情報の提供を行う手法のことです。仲介業者にとっては利益を大きくできるメリットがありますが、売主としては買い手を限定されてしまうことで売却の機会が少なくなるというデメリットがあります。

SRE不動産は、このような囲い込みや物件情報の制限をすることなく他の仲介会社に広く紹介し、積極的に物件広告が行われるように努めている点が特徴的です。広告掲載量を最大化させることで、より条件の良い売却に繋がる可能性を高めることができます。

2-3 売却できなかった場合の買取保証サービス

販売価格が適正に設定されたとしても、タイミングが良くないなどの理由で、物件が売却できないケースもあります。その場合、SRE不動産では買取保証制度を設けており、一定期間内であれば買い取りをしてくれます。ただし、買取には下記条件があります。

項目 条件の内容
エリア 東京14区(港区、中央区、品川区、千代田区、新宿区、渋谷区、文京区、目黒区、世田谷区、江東区、豊島区、杉並区、中野区、大田区)
買取保証額 1億円以下、かつ当社査定価格80%以内
買取保証期間 6か月間

このほか、物件の状態などにも条件があります。買取が適用されないケースもあるため、買取保証の利用を検討する際はあらかじめ担当者へ確認されてみると良いでしょう。

3 SRE不動産(旧ソニー不動産)の無料査定を利用するデメリット

3-1 査定可能なエリアが限定されている

SRE不動産を利用するデメリットは、全国規模でサービスを展開していないことが第一に挙げられます。順次拡大する予定ではありますが、査定可能エリアは下記になります。

  • 東京都
  • 神奈川県
  • 千葉県
  • 埼玉県
  • 大阪府
  • 兵庫県
  • 京都府
  • 奈良県

また、サービスエリア内でも、ケースや地域によって取り扱いができない場合がある点に注意が必要です。

3-2 SRE不動産1社にしか査定依頼することができない

不動産売却を依頼する不動産会社によって査定価格や販売戦略が異なるため、複数社の査定価格や査定の根拠を比較したり、担当者の対応力などを確かめることも、不動産売却では重要なポイントとなってきます。

SRE不動産の無料査定サービスは、複数社に査定依頼ができる不動産一括査定サービスではないため、SRE不動産の査定結果しか受け取ることができません。他の不動産会社へ査定依頼する場合は、別の不動産会社に問い合わせるか、不動産一括査定サイトを利用する必要があります。

4 SRE不動産(旧ソニー不動産)に対する口コミ・評判

ここまでSRE不動産の特徴やメリットとデメリットを紹介しましたが、実際に利用した人はどのような感想を抱いたのか、口コミや評判を見てみましょう。

ポジティブな評判・口コミ

  • 「他の会社2社にも依頼したが、それと比べて内見数の違いやシステムの良さを実感した。」
  • 「担当者の方の説明が明確で、販売戦略を立てやすかった。早期売却を実現できて、満足している。」
  • 「売却まで要した期間が1週間なかったスピード売却だった。」

ネガティブな評判・口コミや改善を求める声

  • 「遠方でのやりとりだったので、価格戦略などもう少し細かい感覚でフォローいただけたらなお良かった。」
  • 「いろいろと親身になってくれたのは良かったが、思ったよりも売却までに時間がかかったのと、そこまで高い金額で売却は出来なかったので、そこが少し不満だった。」

※上記はすべて個人の感想です。利用を検討される際は、ご自身でもよくお調べの上ご判断下さい。

ポジティブな評判・口コミとしては、担当者の対応力や制度・システム面を評価する声がありました。原則的に片手仲介を行っていることから、他の不動産会社とうまく連携し、早期売却に繋がったことが評価されています。

一方、ネガティブな評判・口コミには遠方からの売却でコミュニケーションがうまく取れなかったことや、売却までの期間や金額にやや満足されていない口コミがありました。

不動産の売買は個別の要因やタイミングによって価格が変わることも少なくないため、エージェントとのコミュニケーションを取りながら希望の売却条件を伝え、売却に苦戦した際は要因のヒアリングや改善点を確認するなど、対策されてみると良いでしょう。

5 SRE不動産で無料査定を利用する際の手順

この項目では、SRE不動産で無料査定を依頼する場合の手順について見ていきましょう。

  1. SRE不動産の無料査定フォームで「都道府県」「市町村」「エリア」を入力する
  2. 「無料査定スタート」ボタンを押す
  3. 情報入力画面が表示される
  4. 物件情報を連絡先の情報を入力する
  5. 「確認画面に進む」ボタンを押す
  6. 確認画面で「送信」ボタンを押す

これで物件の情報と依頼者の情報がSRE不動産に送信されます。その後、情報を受け取ったSRE不動産の担当者から指定の連絡先に連絡が届くという流れになります。

まとめ

SRE不動産は、売主の立場に立った販売活動で、より高く、より早い売却を目指しているのが特徴です。

他社と比較したメリットとしては、ソニーグループのビッグデータを活用した客観的で透明性の高い不動産査定の仕組みや、原則的に片手仲介しか行わず売主側に立った交渉を行ってくれる点などが挙げられます。

一方、まだ対象エリアが全国に対応できておらず、物件の状態などによっては買取保証サービスを受けられない可能性がある点はデメリット・注意点となります。その他、不動産一括査定サイトではないため、SRE不動産1社にしか査定依頼が出来ないという点にも注意しておくと良いでしょう。

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倉岡 明広

経済学部経済学科卒業後、出版社や編集プロダクション勤務などを経てフリーライターとして独立。雑誌や新聞、インターネットを中心に記事を執筆しています。初心者が抱く不動産投資の疑問や質問を解決できるよう丁寧な記事を執筆していきます。