楽天クラッチ募金は楽天グループが運営する募金サイトで、主に国内外での災害に対して支援を行っています。
楽天クラッチ募金では、クレジットカードや銀行振込の他に、楽天ポイントでも寄付を行うことができます。ポイントは1ポイントから、クレジットカードでは100円以上から寄付が可能で、「少額から支援したい」「ポイントで無理なく寄付を行いたい」という方にも適しています。
本記事では楽天クラッチ募金の特徴やメリット・デメリット、寄付の手順を解説していきます。
目次
- 楽天クラッチ募金とは
- 楽天クラッチ募金の特徴
2-1.国内外の災害支援が中心
2-2.ポイント・クレジットカード・銀行振込で寄付が可能
2-3.1ポイント又は100円から寄付が出来る
2-4.自治体や外国に直接寄付が出来るプロジェクトも - 楽天クラッチ募金のメリット・デメリット
3-1.楽天クラッチ募金のメリット
3-2.楽天クラッチ募金のデメリット - 楽天クラッチ募金で寄付を行う手順
4-1.楽天会員のアカウントを作成する
4-2.寄付を行いたいプロジェクトを選ぶ
4-3.ログインを行い、支払い方法を選択
4-4.確定する - まとめ
1.楽天クラッチ募金とは
楽天クラッチ募金とは楽天グループが運営する募金サイトです。
楽天グループはショッピングサイト「楽天市場」や携帯電話の「楽天モバイル」などIT分野を始め、銀行・証券など金融分野にもサービスを展開する企業で、プロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」のスポンサー企業でもあります。
楽天クラッチ募金は2011年の東日本大震災の際にインターネットで募金を行いたいという方の声により創設されました。
東日本大震災への義援金は約6ヶ月で668,475,056円に上り、現在までの募金総額は2021年5月27日時点で1,269,007,658円となっています。
地震の他にも台風・豪雨被害などの災害への支援が中心で、ペルー洪水被害やイタリア地震など海外にも支援を行っています。
2.楽天クラッチ募金の特徴
楽天クラッチ募金の主な特徴は以下の5つとなります。
- 国内外の災害支援が中心
- ポイント・クレジットカード・銀行振込で寄付が可能
- 1ポイント又は100円から寄付が出来る
- 自治体や外国に直接寄付が出来るプロジェクトも
- 時期によっては募集がないことも
2-1.国内外の災害支援が中心
楽天クラッチ募金は台風・地震・豪雨被害など災害支援を中心に行っており、2021年5月現在は新型コロナ感染症支援と災害対策支援募金の2つのプロジェクトに支援が可能です。
2014年にはエボラ出血熱緊急援助募金、2017年には子供の未来応援基金を募っていますが、東日本大震災を契機に創設されたこともあり支援対象の多くは災害という点が特徴です。
2-2.ポイント・クレジットカード・銀行振込で寄付が可能
楽天グループでの買い物・サービスを利用することで貰える楽天ポイントを利用できることも特徴の1つです。
その他、クレジットカード(楽天カード・VISA・Mastercardブランドのクレジットカード)や銀行振込での寄付も可能です。
2-3.1ポイント又は100円から寄付が出来る
楽天ポイントで寄付を行う場合、1ポイント(1円)から寄付が可能で、期間限定ポイントも利用できます。クレジットカードでも100円以上、1円単位で金額を指定できますので、少額からの寄付が可能です。
2-4.自治体や外国に直接寄付が出来るプロジェクトも
代表的な寄付先の団体としては、公益財団法人やNPO法人、地方公共団体や各国政府などがあります。
寄付を行う方の中には、「団体の活動内容や寄付金の使い道が気になる」という方もいますが、自分で寄付団体を選定する際は団体を調べる手間や時間がかかり、寄付のハードルが高くなってしまうことがあります。
楽天クラッチ募金では、過去に東日本大震災の義援金を岩手県・宮城県・福島県などの自治体、エクアドル地震被害支援募金ではエクアドル政府などを寄付対象としています。間接的に他の団体を経由することなく、資金を必要とする団体へ直接寄付が出来るプロジェクトがある点も特徴的です。
3.楽天クラッチ募金のメリット・デメリット
3-1.楽天クラッチ募金のメリット
楽天クラッチ募金の第一のメリットは楽天ポイントを利用できるという点です。楽天市場で買い物をする機会が多い方やサービスを利用している方は特典として付与されたポイントで寄付を行えるため、金銭的負担が少なくなります。
期間限定ポイントは使い道が限られている事もあり、利用する予定が無い場合はポイントを失効してしまうこともありますが、寄付を行う事で余ったポイントで支援が行えます。楽天ポイントは1ポイント、クレジットカードでは100円と少額から寄付が出来るという点も、少額寄付を検討しやすい点となっています。
また、地方公共団体や各国の政府・大使館などに直接寄付ができるという点も、寄付先の団体が信用できるか気になる方にとってメリットと言えるでしょう。
3-2.楽天クラッチ募金のデメリット
楽天クラッチ募金は上記のようなメリットがある一方で、支援できるプロジェクト数が比較的少ないというデメリットがあります。
楽天クラッチ募金は主に災害への支援を趣旨としているため、災害が起きていない時期には寄付ができない期間があります。また、災害支援が主な目的ですので、他にも支援を行いたい対象がいる方にとってはデメリットとなるでしょう。
その他、楽天クラッチ募金の多くの案件で、特定の団体に寄付を行った際に受けられる「寄付金控除」の対象外となっています。寄付金控除の適用を検討していた方は注意が必要です。
【関連記事】寄付金控除となる対象団体は?金額の上限や申請手順も解説
4.楽天クラッチ募金で寄付を行う手順
楽天クラッチ募金で寄付を行う手順は以下の通りとなります。
- 楽天会員のアカウントを作成する
- 寄付を行いたいプロジェクトを選ぶ
- ログインを行い、支払い方法を選択
- 確定する
4-1.楽天会員のアカウントを作成する
楽天クラッチ募金で寄付を行うためには、楽天会員のアカウントを取得する必要があります。既に保有している方は問題ないですが、アカウントを持っていない場合は楽天市場のウェブサイトから会員登録を行いましょう。
必須項目はメールアドレス・ユーザID・パスワード・氏名・氏名のフリガナ・誕生日・性別となります。
なお、ここでクレジットカードの登録を行う事が可能です。あらかじめ登録しておくことで、寄付や他の楽天グループのサービスを利用するに番号を入力せずに済みますが、登録は任意となります。
4-2.寄付を行いたいプロジェクトを選ぶ
楽天クラッチ募金のページから寄付をしたいプロジェクトを選び、クリックします。募金の概要と現在までの募金総額、受付期間や「○○で支払う」という支払方法などが表示されます。
希望する支払い方法に応じてアイコンをクリック、先に進みます。
4-3.ログインを行い、支払い方法を選択
ポイント、クレジットカードでの支払いを選んだ場合、下記のページが表示されます。募金の金額を入力します。利用できるポイントの残高も確認する事ができます。
ページの下には募金に対してはポイントが付与されない、クレジットカード決済手数料は楽天が負担するなどの注意事項が記載されていますので、目を通しておきましょう。
楽天会員へのログインを行っていない場合、ユーザーIDとパスワードを求められる内容が出てきますので、IDとパスワードを入力しログインを行います。
なお「振込みで募金する」を選んだ場合、楽天銀行のホームページ内の募金・寄付サイトに移動します。
楽天銀行の口座を持っている方は、「寄付する」をクリック、ログイン、寄付を行う流れとなります。
口座を持っていない場合には金融機関のATMやインターネットバンキング等を通じて所定の楽天銀行口座に振り込みを行う事で支払いが出来ます。口座番号などは上図の「寄付する」より下に表示されています。寄付金額や寄付先などを確認し「支払う」ボタンを押し確定します。
5.まとめ
楽天クラッチ募金は、これまで東日本大震災、ペルー洪水被害やイタリア地震など国内外を問わず災害支援を中心に寄付を募ってきました。
クレジットカードや銀行振込の他に、楽天ポイントでも寄付を行うことができる点は他のサービスに無いメリットと言えます。一方、災害支援がメインとなるため、他の業界への寄付を検討していた方には利用しづらい点がデメリットと言えるでしょう。
楽天クラッチ募金の利用を検討していた方は、本記事のメリット・デメリット、登録の手順を参考にしてみてください。
田中 あさみ
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