みらファンの評判・口コミは?メリット・デメリット、口座開設の手順も

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みらファンは、2022年10月からサービス提供を開始した不動産クラウドファンディングです。名古屋市の商業エリアの不動産に少額から投資でき、想定利回りも比較的高めに設定されているなどの特徴があります。

しかし、不動産クラウドファディングを利用したいけれど、みらファンがどのようなサービスなのかよく知らない方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、みらファンの評判や口コミ、利用するメリット・デメリットについて解説します。また、口座開設の手順も紹介しますので、参考にしてください。

目次

  1. みらファンとは
  2. みらファンを利用するメリット
    3-1.少額から不動産投資ができる
    3-2.名古屋市周辺の不動産に投資できる
    3-3.優先劣後方式で出資元本が守られやすい
    3-4.法人でも会員登録可能
  3. みらファンを利用するデメリット
    4-1.最低投資金額が10万円と他の投資型クラウドファンディングと比較してやや高い
    4-2.入出金時の手数料がかかる
    4-3.ファンドが少ない
    4-4.途中解約はできない
  4. みらファンの評判・概要
  5. みらファンを利用する際の注意点
    5-1.元本保証はない
    5-2.不動産投資に特有のリスクが伴う
    5-3.応募は先着順方式
  6. みらファンでの口座開設の手順
  7. まとめ

1.みらファンとは

不動産投資型クラウドファンディング みらファン
サービス名 みらファン
運営会社 株式会社みらいアセット
本社所在地 名古屋市中村区名駅2丁目45‐7 松岡ビル5F
設立 2004年12月
代表者 代表取締役 磯部 悟
資本金 1億円
上場有無 未上場
サービス開始年月 2022年10月
参考利回り 年利6.0%
投資金額 1口10万円
累計応募金額 8,200,000円(2023年1月17日時点)
運用期間 6ヶ月
宅地建物取引業免許 宅地建物取引業 愛知県知事(4)第20164号
不動産特定共同事業許可番号 不動産特定共同事業許可 愛知県知事 第3号

みらファンは愛知県名古屋市に拠点を構える株式会社みらいアセットが運営する不動産投資クラウドファンディングです。運営会社の株式会社みらいアセットは不動産購入・売却、不動産賃貸、賃貸経営・賃貸管理、不動産運用・相続税対策など、不動産関連のサービスを中心にさまざまなソリューションを提案しています。

不動産関連事業での知見やノウハウを活かして、高い精度で物件の査定を行っており、優良な不動産物件を投資対象にしたファンドを提供しています。

都心部と比較して募集頻度は高くない反面、名古屋市周辺の不動産を対象にしたファンドに投資ができ、想定利回りは6.0%と比較的高めに設定されているのが特徴です。また、SDGsの目標の1つである住み続けられるまちづくりを目指しており、株式会社みらいアセットでは一般社団法人 日本SDGs協会が発行する「SDGs事業認定」を取得されています。みらファンにおいても中古不動産の運用という観点から、サステナブルの社会実現に向けて投資対象不動産を選定しています。

2.みらファンを利用するメリット

みらファンを利用するメリットは次のとおりです。

  • 少額から不動産投資ができる
  • 名古屋市周辺の不動産に投資できる
  • 優先劣後方式で出資元本が守られやすい
  • 法人でも会員登録可能

2-1.少額から不動産投資ができる

みらファンを利用するメリットの1つが、少額から不動産投資ができることです。みらファンでは、1口10万円から名古屋市の商業エリアにある不動産に投資できます。

現物の不動産投資であればまとまった資金が必要になり、場合によっては金融機関からの融資が必要になるケースがあります。また、資金があっても物件が高額であったり、融資の与信枠が足りずに投資が難しいケースがあるのがデメリットと言えました。

一方、みらファンを利用すれば、少額で不動産に投資できるため、投資資金が少ない方や投資経験を積みたい方に向いているサービスといえます。

2-2.名古屋市周辺の不動産に投資できる

みらファンでは、名古屋市の商業エリアの不動産に投資できるのもメリットです。

2023年時点、さまざまな不動産投資クラウドファンディングサービスがありますが、首都圏以外の不動産に投資できるサービスはまだまだ少ないといえます。

みらファンは、運営会社が拠点を置く名古屋市の不動産物件に投資できるファンドを組成しています。地元の不動産に投資がしたい方や、首都圏以外の不動産に投資できる不動産投資クラウドファンディグを探している方にとって、利用検討しやすいサービスと言えるでしょう。

2-3.優先劣後方式で出資元本が守られやすい

みらファンでは、優先劣後方式を採用しているのもメリットです。優先劣後方式とは、ファンドへの出資に対して、投資家からの出資(優先出資)に加えて、運営会社も出資(劣後出資)を行い、不動産を運用することをいいます。

不動産価格の下落などで損失が発生した場合でも、劣後出資分から補填が行われるため、劣後出資割合までの損失であれば、投資家の出資元本が守られます。

みらファンがこれまで募集しているファンドでは、すべて20%の劣後出資が行われているため、投資から損失が発生するリスクを軽減できます。

2-4.法人でも会員登録可能

みらファンでは、法人でも会員登録が可能です。他の不動産クラウドファンディグサービスでは、個人を対象にしているケースが多い傾向にあり、法人でも利用できるサービスは珍しく、投資の選択肢が広がるといえるでしょう。

3.みらファンを利用するデメリット

みらファンを利用するデメリットは次のとおりです。

  • 最低投資金額が10万円と他の投資型クラウドファンディングと比較してやや高い
  • 入出金時の手数料がかかる
  • ファンドが少ない
  • 途中解約はできない

3-1.最低投資金額が10万円と他の投資型クラウドファンディングと比較してやや高い

みらファンの最低投資金額は1口10万円であり、現物の不動産投資と比較すれば、少額から投資が可能です。しかし、他の不動産クラウドファンディングサービスでは、1口1万円から投資できるサービスも少なくありません。

数万円~の少額投資をしたい方や、小口に分けて複数のサービスで分散投資を行いたい方にとってはデメリットに感じるケースもあるでしょう。

なお、他のサービスにおける1万円などの少額投資では「手数料負け」に注意が必要です。手数料負けとは、投資の運用利回りよりも銀行口座間などの振込手数料の方が高くなってしまう現象のことで、1万円などの少額資金、かつ数パーセントの利回り、短期運用になりやすいクラウドファンディング投資では注意したいポイントになっています。

10万円からの投資はこのような手数料負けの減少を避ける効果もあるため、まとまった資金を運用するという点についてはメリットもあるということも考慮されておくと良いでしょう。

3-2.入出金時の手数料がかかる

みらファンでは指定口座への入金時、投資金額や分配金の出金時にそれぞれ手数料が発生します。

手数料自体は数百円程度であるものの、投資のたびに往復で手数料がかかることや、他のサービスでは出金時の手数料がかからないがあることなどを考えれば、コストがかかりやすい点はデメリットといえるでしょう。

【関連記事】クラウドファンディング投資で注意したい「手数料負け」とは?4つの対策も

3-3.ファンドが少ない

2023年1月下旬時点で、みらファンが提供したファンドは2件、募集開始前のファンドが1件です。まだ、3件しかファンドがないため、不動産クラウドファンディングサービスとしての実績を評価することが難しいという点はデメリットと言えます。

3-4.途中解約はできない

みらファンでは、クーリングオフ期間を過ぎた途中解約はできません。

なお、不動産投資型クラウドファンディングサービスでは、投資資金を実物資産の一時取得に充てているケースも多く、一部のサービスを除いて運用期間中に途中解約ができないケースが大半となっています。みらファンも同じく運用期間中の換金ができないため、投資は余裕資金で行いましょう。

【関連記事】途中解約(キャンセル)ができる不動産投資型クラウドファンディング2社

4.みらファンの評判・口コミ

SNSなどに寄せられているみらファンの評判や口コミを紹介します。

みらファンの良い評判・口コミ

  • 「優先劣後割合が20%で、リスク対策が充実している」
  • 「想定利回り6.0%、運用期間6ヶ月と比較的短期で運用したい方に向いていると思う」
  • 「名古屋の物件に投資できるという点にメリットを感じている」

みらファンの残念な評判・口コミ、改善を求める声

  • 「応募がすぐに終了してしまって投資できなかった」
  • 「もっと継続的に案件が続いてほしい」

良い評判や口コミとしては、優先劣後割合が高いことを評価する声が見られました。投資家の出資元本を守るための仕組みである優先劣後方式は、みらファンを始め多くの不動産クラウドファンディングで採用されています。

損失が発生した場合でも、運営会社が出資する劣後出資分から損失補填が実施されるため、その割合までは投資家への影響を避けられるメリットがあります。みらファンでの劣後出資割合は20%に設定されており、期待利回り6%という高めの利回り水準からみても、リスク対策をしっかりと行っていることが伺えます。

また、短期運用したい方が利用しやすいサービスとの声もありました。これまでみらファンで募集されたファンドは想定利回り年率6.0%、運用期間6ヶ月となっています。

不動産クラウドファンディングの中でも想定利回りが高めに設定されており、かつ運用期間が短いため、短い期間で投資資金を回したい方に向いているサービスといえるでしょう。

一方、残念な評判・口コミとしては、ファンドの募集がすぐに終わってしまうことに対する声がありました。みらファンは運用開始から間もないサービスですが、ファンドの募集額に対して多くの応募が殺到していることが伺えます。

応募したいときにはすでに募集が締め切られているケースもあります。その他、募集頻度をもっと高くしてほしいという声からも、投資機会が少ないという点をデメリットに感じているユーザーの方がいることが分かります。

5.みらファンを利用する際の注意点

みらファンを利用する際の注意点には、次のようなものがあります。

  • 元本保証はない
  • 投資にはリスクが伴う
  • 応募は先着順方式

5-1.元本保証はない

みらファンで投資をする場合、元本は保証されておらず、経済状況や不動産市場の状況によっては損失が発生して、元本が毀損する可能性があります。そのため、投資の是非については慎重に判断する必要があります。

みらファンでは、不動産のプロが不動産を厳選しているという点や、優先劣後出資によって投資家の出資元本が一定の割合において守られていることから、損失が発生した場合の対策も講じられています。しかし、投資元本を棄損するリスクを完全に排除しているわけではないという点に留意し、投資検討をする必要があります。

5-2.不動産投資に特有のリスクが伴う

みらファンで不動産投資をする場合、次のようなリスクが伴います。

  • 不動産賃料の変動リスク
  • 不動産の空室リスク
  • 不動産売却価格の下落リスク
  • 災害リスク

ファンド組成時から運用期間が終わるまでの間に、不動産市場の状況によって賃料が変動したり、空室が発生したりして、家賃収入が変動する可能性があります。また、不動産の売却価格が下落する可能性も避けられず、結果的に元本割れや想定利回りを下回る配当となるケースがあります。

また、実際の不動産へ間接的に投資を行うため、災害の影響により想定利回り・想定売却価格を大きく減損させてしまうケースも考えられます。不動産クラウドファンディングでの投資には、不動産特有のさまざまなリスクが伴うため、公式サイトや契約書面などを熟読したうえで、投資の是非を判断しましょう。

5-3.応募は先着順方式

みらファンのファンドの募集は、先着順となっています。そのため、投資の申し込みの前に募集金額に達した場合は、投資はできません。

サービスやファンドの人気が高い場合、応募が殺到することが想定されます。投資したくても確実にできるとは限らないということに留意しておきましょう。

6.みらファンでの口座開設の手順

最後にみらファンでの口座開設の手順を紹介します。

大まかな手順は次のとおりです。

  1. 会員仮登録
  2. 本人確認書類の提出
  3. 本登録完了

まずは、みらファンの会員登録ページにアクセスし[新規会員登録]を選択。メールアドレスなどの必要事項を記入して仮登録申請を行いましょう。

申請したメールアドレスに仮登録の完了と本登録のためのURLが記載されたメールが届きますので、本登録に進みます。

本登録では、本人確認種類を提出します。オンラインまたは郵送のいずれかを選択できますが、ここではオンラインでの提出方法を紹介します。

システムに入力したメールアドレスと携帯電話番号宛に認証コードが送付されますので、画面に入力します。その後、スマートフォンのインカメラで自分の顔を、アウトカメラで本人確認書類を撮影し、本人情報を入力します。

なお、本人確認書類として提出できるのは、次のうちいずれか1点です。

  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • パスポートの顔写真貼付面と所持人記載面
  • マイナンバーカードの表面
  • 在留カード

その後、必要事項の入力をすれば審査が実施され、メールアドレス宛に会員登録が完了した旨を伝えるメールが送付されます。

みらファンの公式サイトからマイページにログインして、本人確認コードを入力すれば、登録手続きは完了し、希望のファンドに出資できるようになります。

まとめ

今回はみらファンの評判や口コミ、メリット・デメリット、口座開設の手順などを紹介しました。

みらファンでは、名古屋市周辺の不動産に投資可能で、想定利回りが6.0%と比較的高いのが特徴です。また、優先劣後方式に採用によって出資元本が守られるため、投資リスクを軽減できるのも魅力です。

一方、募集頻度が低く応募が殺到しやすいという点や、投資元本が保証されているわけではないという点については注意が必要と言えます。不動産特有のリスクにも注意しながら、慎重に投資判断を行っていくと良いでしょう。

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山本 将弘

フリーランスWebライター。主に株式投資や投資信託の記事を執筆。それぞれのテーマに対して、できるだけわかりやすく解説することをモットーとしている。将来に備えとリスクヘッジのために、株式・不動産など「投資」に関する知識や情報の収集、実践に奮闘中。