日本ユニシス株式会社と株式会社ジブンハウスは10月5日、ネット上で住まい探しを支援するバーチャル住宅展示場「My Home Market」を開始したことを公表した。

「My Home Market」では、スマートフォンで仮想住宅展示場を見学し、セミオーダー型規格住宅購入することが可能だ。バーチャルリアリティ・仮想現実(AR)技術を取り入れることで、これまで図面などでわかりにくかった家づくりを、より実感の湧く形で体験できる。
20~50代の男女2,000人に、実際にバーチャルリアリティーを活用して住まいの中を体験してもらったところ、57%以上の人が購入時活用したいと回答し、さらにマンション購入を検討している人については、7割以上が強い関心を示したという。

My Home Market デモ画面
労働政策研究・研修機構によれば、2016年の共働き世帯は1,129万世帯。1980年代から常に増加し1,000万世帯を超えて毎年増加している。これにより、夫婦で休日に住宅展示場へ行き、さらに何度も工務店やハウスメーカーに通って住宅購入をする時間を十分に割くことが難しくなってきているという。家探しの定番であった住宅展示場が時代のニーズと合わなくなっている傾向と、スマートフォンの世帯普及率が70%を超えたことなどから、時代のニーズを見据え、自宅以外からでも気軽にできるUI、UXで開発を進めた。
現在「My Home Market」では、出店予定のハウスメーカーとサイト公開に向けた準備をしながら、新たに出店を検討するハウスメーカーも募集しており、今後5年間で500ハウスメーカーの規格住宅の取り扱いを目指していく見通しだ。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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