インテリックスが不動産投資型クラウドファンディング「X-Crowd」開始

東証1部上場企業で中古マンション再生流通事業などを手掛ける株式会社インテリックスが10月7日、不動産投資型クラウドファンディングサービス「X-Crowd(エックスクラウド)」を開始、CF事業に参入した。ポートフォリオ分散に役立つオルタナティブ投資として提案していく。

X Crowd(エックスクラウド)

同サービスでは、投資家は会員登録後に同社との間で匿名組合契約を締結、その後出資金を払い込む。出資金は優先出資部分となり、同社が優先出資者に劣後して償還を受ける「劣後出資」で運用する。

エックスクラウドの仕組み

優先出資者は、運用資産からの利益について、劣後出資者よりも優先的に分配を受ける権利が付与される。優先出資者の保全手当てとしては、優先劣後構造による内部信用補完を設けている。対象不動産の価格下落が発生した場合、下落価格が劣後出資者の出資元本の範囲内なら、不動産価格変動による投資家の元本払戻には影響を受けないことになる。

同サービスの提供にあたり、同社は不動産特定共同事業法第2条第4項第1号に基づく電子取扱業務の許可、第2条第4項第2号に基づく電子取扱業務の許可を取得。基本的な手続きをインターネット上で行える投資環境を用意した。これまで中古マンション再生流通事業で培ったファンド対象物件の“目利き力”が強みだ。第1号ファンドは、同社が展開する京町家をリノベーションした宿泊施設を投資対象とし、11月を目途に募集を開始する予定。

エックスクラウド 第1号ファンドの京町家物件
エックスクラウド 第1号ファンドの京町家物件

また、地方創生に繋がる不動産ファンドも計画しており、より豊かなストック型社会の実現を目指す。自社の不動産投資型ファンドにとどまらず、他社の不動産投資型ファンドも募集する取り組み(プラットフォーム展開)も推進、サービスの拡充を図っていく。

インテリックス社は中古マンション再生流通事業を展開。14年連続で1000戸以上の販売を行い、19年5月末現在、累計販売戸数2万1000戸を達成。首都圏に加えて全国主要都市での事業展開を進めている。10月7日に東京都台東区根岸に地上15階建て・全169室のホテルを建設、2020年1月中旬に開業予定と発表した。また、京阪電鉄不動産株式会社との共同プロジェクト第1号の京町家再生施設が完成し、宿泊施設として11月1日の開業を予定している。

【関連サイト】不動産投資型クラウドファンディング「X-Crowd」

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

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