ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社は4月1日、預かり資産が4000億円を突破したと発表した。2016年7月の正式リリースから約4年8カ月となる2021年3月31日時点での達成。今年に入り、約10日ごとに預かり資産を100億円ずつ上積みしていた。今後は、預かり資産の開示は500億円単位とする。
ロボアドバイザーサービスの中でトップを独走するウェルスナビ。特徴は、世界の富裕層や機関投資家が実践する「長期・積立・分散」の資産運用を、テクノロジーの力で自動化している点。ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づき、6~7つのETF(上場投資信託)を通じて、世界約50カ国1万1000銘柄に分散投資する。資産配分の決定から発注、積立、リバランス、税金最適化まですべて自動で行う。
ユーザーは20~50代の働く世代が中心。スマホやパソコンから5つの質問に答えるだけで一人ひとりに合った運用プランを提案し、 いつでも資産の状況を確認できる。 忙しく働く世代でも、 すきま時間で将来に向けた資産運用を手軽に行えるよう配慮した。これを実現するのが、資産運用の目標達成をサポートする「ライフプラン」、 少額でも最適なポートフォリオを実現する「ミリトレ(少額ETF取引機能)」「AIによるアドバイス機能」といった多彩な機能。従業員の約半数がエンジニア・デザイナーなどのクリエイターという体制が強みだ。 手数料は預かり資産の1%(税込1.1%)のみ。 資産運用アルゴリズムはホワイトペーパーで公開しており、 ホームページで誰でも閲覧できるなど、透明性を維持している。
投資の経験や知識、資産の額に関係なく、世界約50カ国1万1000銘柄への分散投資を自動で行うことができるのは、将来に不安を抱え、資産運用を考える人にとって魅力だろう。同社は20年末に東京証券取引所マザーズ市場へ新規上場し、より安定した経営基盤のもとで長期的にサービスを提供していく体制を整えた。今年2月からはNISA(少額投資非課税制度)に関連した新機能「おまかせNISA」の提供を開始し、提携サービスへの展開も検討している。
預かり資産4000億円突破にあたり、同社の柴山和久代表取締役CEOは「ウェルスナビは『働く世代に豊かさを』というミッションのもと、働く世代の豊かな老後に向けた資産形成をサポートしている。引き続き、全国で、誰もが安心し信頼して任せられる次世代の金融インフラとなることを目指す」とコメントした。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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