株式会社お金のデザインは、運営するAI搭載ロボアドバイザー「THEO(テオ)」のサービス開始3周年を記念して、サービス利用者の情報をまとめたインフォグラフィックス「数字でみるAI搭載ロボアドバイザーTHEO」をオンラインで公開している。
この2年で運用者は20代から40代を中心に9.6倍に拡大、6万8千人(2月28日現在)、預かり資産額は360億円を突破した。
積立利用ユーザーは62%以上で、うち約75%が5年以上の長期投資をする意向であり、同サービスがうたう少額からの長期積立投資の浸透がうかがえる。
THEOはAI搭載ロボアドバイザーによる投資一任運用サービス。コンセプトは、「投資は、ロボが。人生は、あなたが」。年齢や現在の金融資産額などの情報から、ロボアドバイザーが、一人ひとりに合った最大30種類以上のETF(上場投資信託)からなるポートフォリオを提案。最低投資金額は1万円、手続きはスマホだけで完了し、運用報酬も1.1%(年率・税込)と低コストで始められるなど、初心者への負荷を取り払っている。サービス名称は画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの弟で、兄を経済的に支え続けたテオドール・ヴァン・ゴッホにちなむ。
インフォグラフィックスによると、ユーザーの約半数が投資未経験、女性ユーザー比率は1年で4%アップし22%に上った。62%が積立で運用しており、平均積立金額は2万6961円。
THEOをはじめた目的は「すぐには使わないお金を運用して余裕資産を持つため」(56.8%)、「新しい金融サービスに触れてみたいと思った」(45%)、「老後が不安なので資産形成しておいたほうが良いと思った」(44.2%)が上位。THEOをはじめた「きっかけ」は、すべておまかせで資産運用してくれるから(59.3%)、「1万円から始められたから」(41.5%)、「AIを搭載しているから」(39.4%)となり、サービスの特徴が投資したい人のニーズに合致している。
ユーザーの満足度は約70%で、「THEOを他の人に薦めたい」と答えた方は63%。お薦のめポイントは「お任せ運用ができる」「少額からはじめられる」こと。一方、薦めたくない理由として[お金のことなので人に薦めるのは躊躇する」「人に薦めるほど理解していない」「現在、それほど満足していない」といった声も紹介している。
「THEOをはじめて変わったこと」として「家計やお金の使い方を見直した」「THEO以外の資産運用も始めた」「さまざまな投資方法について調べるようになった」などが挙げられ、THEOの利用がポジティブな行動を促しているようだ。
お金のデザインはTHEOをはじめiDeCoサービス「MYDC」、機関投資家向けチャネル「ARCA GLOBAL ASSET」、ポイント投資プラットフォームなどのサービスを展開。「テクノロジーを活用することで金融・投資の深い知識がなくても、誰もが、当たり前のように資産運用ができる世の中を目指す」としている。
【参照記事】数字でみるAI搭載ロボアドバイザーTHEO
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