寄付決済プラットフォームSyncableを運営している株式会社STYZは、2021年2月にリリースした「寄付手数料肩代わり機能」の利用率を発表。当初想定していた3割を大幅に上回る60%超の利用率であることが明らかとなった。
Syncableとは民間の社会保障の広がりをサポートする寄付決済のプラットフォームで、民間から多種多様な社会保障を行き渡らせる世界を目指し、これまでになかった寄付の方法を開発している。ミッションは「社会にオルタナティブなお金を生み出す」こと。Visa、Mastercard、JCB、AMEX、Amazon Payでの寄付が可能だ。寄付者から「希望する金額の寄付を100%届けたい」という声が上がり、決済手数料5%を寄付者が肩代わりする機能を業界で初めて導入した。
認定NPO法人引退馬協会では、引退馬であるナイスネイチャのバースデードネーション時に寄付手数料肩代わり機能が使われた。「手数料負担を計算すると(現役生活の有馬記念3年連続3着、引退後の33歳の誕生日であるなど)ナイスネイチャのゆかりのある3という数字の並んだ3,333円で寄付できる」とSNSで広まったことで、記念寄付として多く利用された。
決済手数料は1件あたりでは小さな金額にすぎないが、積み重ねることで事業に活用できる資金が中長期的に増えていく。寄付者の寄付体験の満足度向上はSTYZは今後もSyncableを通じて、寄付者の体験をより自由なものとして、より多くの寄付を届けられるようにさらなる機能の開発・実装を目指していく。
【関連サイト】Syncable(シンカブル)
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岡村 幸治
フリーライター。2020年までスポーツニッポン新聞社で野球記者を務め、読売巨人軍やアマチュア野球などの取材、原稿執筆を担当。得意分野はスポーツ、旅行、ニュース記事。中立でわかりやすい記事を心がけています。
Twitter:@koji__O
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