READYFOR、遺贈寄付サポートサービスを開始。社会的活動団体と遺贈寄付検討者の双方を支援

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クラウドファンディング(CF)サービスを運営するREADYFOR(レディーフォー)株式会社は4月8日、NPO・大学・医療機関などの活動団体の遺贈受入に関する包括支援の実施、および遺贈寄付・生前寄付を検討されている個人向け相談窓口として「レディーフォー遺贈寄付サポートサービス」を開始した。同社内に相続・遺言の専門家を含むチームを組成し、社会的な活動を行う団体と遺贈寄付検討者のマッチングを行うほか、遺贈寄付受入に関する悩みに包括的なサポートを行う。

遺贈とは、一般的に遺言書を作成し、財産の全部または一部を特定の個人や団体に無償で譲渡(贈与)すること。同サポートでは、遺言による寄付(遺贈)に加え、相続財産の寄付や生命保険・信託による寄付も含め、遺贈寄付と呼ぶ。

終活への意識の高まりや、「おひとり様」世帯の増加などを背景に、遺贈寄付に対する意識・関心が高まっている。2020年7月には自筆証書遺言書保管制度が開始するなど、関連制度の整備も進む。一方で、社会的な活動を行う団体の多くは、遺贈寄付の呼びかけ・受入に必要な人員・財源・知識の不足から、取り組みを思うように進められていないのが現状だ。

レディーフォー遺贈寄付サポートサービスは、社会的団体と遺贈寄付検討者の双方の支援を目的にしており、すでに40以上の団体と連携。同社では「団体の遺贈寄付受入を包括的にサポートしていくことで、団体の資金調達手段の多様化・強化を推進し『想いの乗ったお金の流れ』を実現していく」としている。

同社は「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」をビジョンにCFサービスであるレディーフォー、法人向け事業「レディーフォーSDGs」を運営する。2011年3月のサービス開始から2万件のプロジェクトを掲載し、80万人から約200億円の資金を集め、国内最大級のCFサービスとして、中学生から80代まで幅広い人々の夢への一歩をサポートしている。16年6月にサービス産業生産性協議会が主催する第1回日本サービス大賞優秀賞、19年5月には経済産業省等が主催する第5回日本ベンチャー大賞経済産業大臣賞(女性起業家賞)を受賞した。

今年3月29日、グロービス・キャピタル・パートナーズ、セールスフォースベンチャーズ、JIC ベンチャー・グロース・インベストメンツ、三菱UFJイノベーション・パートナーズ、南都キャピタルパートナーズ、ベンチャーラボインベストメント、あおぞら企業投資株式会社を引受先とした第三者割当増資により、シリーズBラウンド約10億円の資金調達を実施している。