投資にポイントサービスを利用できる形態が増え、初心者でも投資を始めやすい環境が整いつつある。マーケティングリサーチのMMDラボ株式会社が7月20日に発表した「2021年通信会社と利用ポイントに関する調査」では、最も利用するポイントサービス1位は「楽天ポイント」、2位は「Tポイント」で、満足度が最も高かったのも楽天ポイントとなった。
踏査は、同社でモバイル調査を行う「MMD研究所」が7月9日から12日にかけて実施。「docomo(ahamo含む)」、「au(povo含む)」、「SoftBank(LINEMO含む)」、「楽天モバイル(MVNO含む)」の通信4キャリアを契約し、かつポイントサービスを活用している20歳~69歳の男女4000人から有効回答を得た。
最も利用するポイントサービスは「楽天ポイント」がトップ、最も利用するポイントサービスの満足度を聞いたところ、「とても満足している」「やや満足している」を合わせると、楽天ポイントが87.0%で、「PayPayボーナス」の80.6%、「Pontaポイント」の79.1%、「dポイント」78.4%、Tポイント「70.8%」を抑えてトップとなった。
活用しているポイントサービスが利用できる店やサービスを積極的に選ぶか聞いたところ、「積極的に利用する」という回答が最も多かったポイントサービスはやはり「楽天ポイント」で、docomoは59.6%、auは59.4%、SoftBank61.1%に比べ、「楽天モバイル」は72.3%で抜きんでている。
続いて、ポイント目的で、活用しているポイントサービスと関連性が高い他サービスを積極的に利用しているかを聞いたところ、「積極的に利用する」という回答が最も多かったポイントサービスも楽天ポイント。docomoは53.0%、au51.6%、SoftBank53.0%、楽天モバイルは63.4%の支持を集めた。
通信4キャリアを契約かつ、契約キャリアのポイントサービスを活用している3324人を対象に、利用している通信会社を継続する理由として、ポイントサービスは影響するか聞いたところ、「とても重要で継続する理由になっている」と「やや継続する理由になっている」を合わせた回答は、docomoが61.0%、auが54.6%、SoftBankが46.9%、楽天モバイルが70.8%と、ここでも差をつけた。
楽天グループは「楽天経済圏(エコシステム)」として、ECサービスの「楽天市場」をはじめ、通信キャリアなど70以上のサービスを展開。展開するサービスで、楽天ポイントを現金のように利用できる体制を構築し、ユーザーの拡大に奏功している。
HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム
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