日本財団は、アスリートやスポーツに関する社会貢献活動の優れたロールモデルを表彰する「HEROs AWARD 2023」において、プロスノーボーダーの荒井daze善正選手、プロ野球のソフトバンク・和田毅選手、元競泳日本代表の伊藤華英氏、プロ野球の北海道日本ハムファイターズ、アディダス ジャパン株式会社の受賞を発表した。授賞式は12月に都内にて開催される。
「HEROs AWARD 2023」は日本財団が推進する「HEROs~Sportsmanship for the future~」( HEROs)プロジェクトの一環。HEROsプロジェクトは、アスリートによる社会貢献活動を促進することで、スポーツでつながる多くの人々の関心や行動を生み出し、社会課題解決の輪を広げていくことを目的に、2017年から開始された活動だ。その取り組みの一つである「HEROs AWARD」では、過去に有森裕子氏や本田圭佑氏、千葉ジェッツふなばしや、日本プロ野球選手会など30のアスリート・団体を表彰してきた。
第7回目となる今回は、プロスノーボーダー 荒井daze善正選手の「SNOWBANK PAY IT FORWARD」、ソフトバンク・和田毅選手の「僕のルール〜1球投げるごとに10人分のワクチンを寄付〜」、元競泳日本代表・伊藤華英氏の「スポーツを止めるな『1252プロジェクト』」、北海道日本ハムファイターズの「SC(Sports Community)活動」、アディダス ジャパン株式会社の「MOVE FOR THE PLANET」の受賞が決まった。
荒井daze善正選手は、骨髄ドナー登録者や献血協力者の慢性的な不足という社会課題に対し、骨髄ドナー登録や献血に関する正しい知識、楽しい体験と結びつく明るいイメージを広く伝え、進んで骨髄ドナー登録や献血をする人を増やすべく、様々なイベントを企画・開催してきた。今年も11月11、12日の2日間、東京・代々木公園にて『東京雪祭SNOWBANK PAY IT FORWARD』を開催。「楽しいから始まる社会貢献」をテーマに、「スポーツの力=人を集める力」を最大限活用し、累計で1万人以上のドナー登録・献血実績を誇る活動へと成長している。
和田毅選手は、発展途上国の子どもたちが感染症で命を落としているという社会課題に対し、自身の投球数や勝利数など成績に応じた本数のワクチンを寄付する活動を2005年から継続してきた。2022年には、4カ国の子どもたちへ39,650本、2,738,000円分のワクチンを寄贈。活動を開始した2005年から計70万本、42,597,430円分の支援を実施してきた。
12月の授賞式では、各受賞者の表彰が行われるほか、アスリートやスポーツ業界関係者が一堂に会し活動の輪を広げる機会となる。
【関連サイト】日本財団HEROsプロジェクト事務局
岡村 幸治
Twitter:@koji__O
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