不動産賃貸関連サービスの株式会社マリオンは「お金 第3の置き場『i-Bond(アイボンド)』」の対象不動産取得に伴う第4回追加募集を実施している。対象不動産は東京都練馬区の居住用マンション「コンパルティア練馬」、募集金額は3億4105万円(3万4105口)。申し込みは8月12日時点で2億1606万円(2万1606口)に達している。対象不動産の追加に伴い、アイボンドの資産規模は4物件で19億円(7月21日時点)となった。
アイボンドは2019年6月にスタート。複数物件のポートフォリオ効果により元本の安全性を高め、24時間365日ウェブ上で買取請求の受付可能を実現、不動産クラウドファンディングとしては国内初の個人版私募REIT(商標登録出願中)をうたう。1口1万円(販売当初価格)からの不動産特定共同事業法商品で、運用期間は無期限の不動産変更(入れ替え)型商品。
ウェブ上で申し込みから契約まで行うことができ、申込・買取手数料は無料。第3の置き場とは、預貯金を第1の置き場、投資を第2の置き場と捉え、預貯金の金利より高い分配金と投資より低いリスクを兼備した新たな置き場として提案する。さらに現物不動産より高い流動性によって、いつでも出し入れ自由(※買取請求の5営業日後に指定口座に振込)としている。
コンパルティア練馬は、西武池袋線・都営大江戸線「練馬駅」から徒歩10分、池袋駅まで10分、新宿駅まで20分と主要ターミナル駅へも好アクセス。建物は1R、1K、1LDKタイプの居住用マンションで、単身からDINKs(ディンクス)までを居住対象とする。屋上に太陽光パネルを設置しており、長期の売電収入も見込める。予定分配率は年1.50%(税引前)、分配は年1回。
なお、アイボンドで取り扱う募集案件では、元本保証はないが、不動産での保全に努めており、損失が発生する場合には、5%以内の損失を同社が負担する仕組み。今回の対象不動産の追加により、物件ポートフォリオ(分散効果)の観点から、さらに元本の安全性が高くなることが期待される。
同社は首都圏を中心に全国の主要都市で居住者向けの賃貸不動産を所有、不動産賃貸関連サービスを手掛ける上場企業。2004年から不動産の証券化に取り組み、さまざまなサービス提供を行っている。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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