クラウドリアルティ、京町家再生プロジェクトの宿泊施設をオープン

P2P型の不動産クラウドファンディングサービス「クラウドリアルティ」を運営する株式会社クラウドリアルティは23日、京町家を宿泊施設へと再生するプロジェクトにおいて、運営を担う株式会社Nazunaが築50年以上の京町家を改修した一棟貸し宿泊施設「季楽 京都 本町」を京都市の三十三間堂・京都国立博物館近くにオープンした。

2階副寝室と土間の吹き抜けにかかるオリジナル照明

2階副寝室と土間の吹き抜けにかかるオリジナル照明

同プロジェクトは、ミシュランガイド掲載の宿泊施設運営者のNazuna、ファイナンス・テクノロジーに強みをもつKiraku Japan合同会社、空間プロデュース国内最大手の株式会社乃村工藝社が共同プロデュース、京町家を宿泊施設として再生する取り組み。現在空き家となっている京町家の中には、築年数や修繕がされていないなどの理由で担保価値が認められず、銀行融資を受けにくい状況にあるものが多い。クラウドファンディングによる古民家再生は、家屋の担保価値のみならず、将来生み出すキャッシュフローや社会的な価値などにも着目し、その価値に共感する投資家の方々から事業資金を募ることで、空き家問題の解決や歴史的な景観の維持の一助とする趣旨だ。

クラウドリアルティは京町家の証券化及び宿泊施設へのリノベーション工事を目的とした資金調達をクラウドファンディング・プラットフォームとして執行(ファンド名称:京町家7号ファンド)。 2018年4月23日より資金調達の募集を開始し、当日中に投資家91名から5000万円を集めた。ファンドとしての運用期間は約5年間にわたり、その間宿泊施設の運営収益に応じた分配を行う。さらに運用期間の終了時には本物件の売却を含めたリファイナンスを行い、出資金の払い戻しなどを行う予定で、プロジェクト終了後も宿泊施設として継続して運営されることを想定している。

施設は、京都市中心部から車で1時間ほど離れた宇治茶の名産地「和束町」を訪れたくなる宿をコンセプトとしている。1階の主寝室には枯山水庭園を模した空間が広がり、また、茶室をイメージした2階の居間は和束町産の宇治茶を味わいながらガラスの床越しに階下の枯山水を眺められる、ユニークなデザインを取り入れている。屋外の坪庭には露天風呂を設け、湯に浸かりながらくつろげるなど、京町家で暮らすように泊まる特別な宿泊体験を楽しめる。

枯山水庭園を模した空間が広がる主寝室

枯山水庭園を模した空間が広がる主寝室

ガラス床から階下の庭を見下ろすことのできる2階リビング

ガラス床から階下の庭を見下ろすことのできる2階リビング

リビングと古い茶箱をリメイクしたティースタンドのあるキッチン

リビングと古い茶箱をリメイクしたティースタンドのあるキッチン

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

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