不動産投資クラウドファンディング事業を展開するクリアル株式会社は12月27日、同月3日午後5時から投資受付を開始した募集総額8.8億円の第1号案件「浅草ホテルファンド」の調達が完了したと発表した。不動産特定共同事業法に基づくクラウドファンディングサービスでは最大の募集案件となる(12月25日同社調べ)。第1号案件と同時に開始した第2号、3号案件の都心レジデンス案件については、販売開始後3分で調達を完了している。

同社の不動産投資クラウドファンディングサービス「CREAL(クリアル)」は、ソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)では難しかった投資物件の情報公開を徹底的に行っている。投資家が投資判断をするにあたって必要な情報を、豊富にかつ詳細に提供。第1号案件では、ホテルを運営している株式会社アマネクのインタビューやホテル内の居室や受付ロビーを含む共用部を動画で公開。ほか、詳細な物件情報、運営者情報、マーケット情報、投資リターンのシミュレーションや不動産鑑定士を含む第三者の調査レポートなどで投資家の安心感に繋げた。
初回配当日は2019年2月28日で、以降は毎月配当。想定利回り(年利)は4.2%。想定運用期間は24ヶ月。19年1月の投資募集予定案件は都心レジデンス2案件で、第1号案件と同等規模の大型不動産案件も、早々にリリース予定という。同社は「今後もCREALで、効率的で、楽しく、安定的な不動産投資プラットフォームを提供することで、富裕層や投資上級者向けといったイメージを払拭し、誰でも手軽に始められる不動産投資の実現を目指したい」としている。

CREALは、1口1万円から小口で不動産投資を始めることができるクラウドファンディングで、これまでのサービスよりも投資物件に関する情報が充実しており透明性が高いことが大きな特徴。運用資産評価額の下落が一定割合までであればクリアルが損失を負担する優先劣後のスキームで運用される。会員登録はメールアドレスだけで簡単に行うことができ、案件の詳細情報を確認することが可能となっている。
【関連サイト】CREAL[PR]
【関連ページ】CREALの評判・概要
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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