不動産情報サービスのアットホーム株式会社は1月26日、賃貸物件で一人暮らしをするZ世代(17~26歳)400人を対象にライフスタイルや価値観、求める住まいに関する調査の結果を公表した。調査期間は2022年11月18日~21日、インターネットで実施。回答では、「タイムパフォーマンス(タイパ)や効率性」を重要視する、情報を収集する際に利用するSNSの中で最も信頼するのは「Instagram」といった価値観に加え、4人に1人が掃除機を持っていない、5人に1人が「推し」のためのスペースがあるという生活様式が挙げられた。
Z世代が重要視することとして、各項目の考え方について5段階で聞いたところ「タイムパフォーマンス(タイパ)や効率性は重要」「流行のものよりも自分がいいと思ったものを優先したい」「ものを買う時、コスパ(質に対する価格の安さ)を重視する」について、約7割が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答。時間やお金などのコストに対して現実的というこの世代のイメージを裏付ける結果となった。
情報を収集する際に利用するもの、その中で最も信頼するものは、いずれも「GoogleやYahoo!などの検索サイト」が1位。一方で、最も信頼するものとして「Instagram」と回答したのは15.2%で、SNSの中では最も多かった。
住まいの価値観については6割以上が「ライフステージに応じて違った場所に住みたい」と回答し、転職・結婚などに合わせて柔軟に住まいを変えたいという意向がみられた。重視する住まいの条件は「通勤・通学に便利」51.5%で、「間取り・広さ」を上回った。時間を有効に使いたいというZ世代の特徴が表れているようだ。重視する設備は「独立洗面台」が37.5%でトップ、「モニタ付インターホン」33.8%、「インターネット無料」33.0%が続いた。また、2割以上が「浴槽は必要ない」と回答し、シャワーだけで済ませる人も一定数いることが分かった。
約2割が「テレビ」を持っていなかったほか、4人に1人が「掃除機」を持たず、粘着式クリーナーやモップなどで代用している様子。休日の家での過ごし方は、「動画配信サービスで動画を見る」「SNSを見る・投稿する」が上位で、テレビは不要でもインターネットは欠かせないようだ。
約半数が「推し活・オタ活」をしていると回答。うち約4割が部屋の中に「推し」に関するスペースをもっていることが分かりました。「推し」に関するスペースの広さを聞くと、半数近くが「4㎡以上」だった。賃貸の主流であるワンルームで1畳(1.82㎡)以上を占有していることになる。
今回は賃貸物件で一人暮らしをする人の調査だったが、同じ世代でも結婚や持ち家などのライフイベントで、意識は変化するだろうか。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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