オーナーズブックの「はじめて枠」を効果的に活用する方法は?初心者向けに解説

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オーナーズブック(Ownersbook)は、ロードスターキャピタル株式会社が運営する融資型クラウドファンディングです。

オーナーズブックは東証プライム上場企業が運営する融資型クラウドファンディングとして多くの投資家が利用しています。2014年9月にローンチしたオーナーズブックの2023年9月までの募集実績は400億円を突破しています。

そのオーナーズブックでは、融資型クラウドファンディング投資初心者のために、「はじめて枠」の導入を新たに開始しました。本記事では、そのはじめて枠を効果的に活用するための方法について、お伝えしていきます。

目次

  1. オーナーズブック(Ownersbook)
    1-1.オーナーズブックの「はじめて枠」とは
    1-2.はじめて枠のファンドの条件などは一般の投資枠と変わらない
  2. オーナーズブック(Ownersbook)の「はじめて枠」の注意点
    2-1.「はじめて枠」は一度しか使えない
    2-2.「はじめて枠」の募集枠も先着順になっている
    2-3.過去の抽選案件に外れていれた場合も「はじめて枠」の対象
    2-4.はじめて枠の権利の譲渡は不可
    2-5.エクイティ型の投資の際の注意点
  3. オーナーズブックの「はじめて枠」を効果的に活用する方法
  4. まとめ

1.オーナーズブック(Ownersbook)

オーナーズブックオーナーズブック(OwnersBook)は、ロードスターインベストメンツ株式会社が運営しているソーシャルレンディング・不動産投資クラウドファンディングのプラットフォームです。オーナーズブックでは、クラウドファンディングの手法を活用し、「1口1万円からの小額資金による不動産投資」というサービスを提供しています。

ソーシャルレンディングは「お金を借りたい側」と「お金を貸したい側」とをインターネット経由で結びつけるという融資の仲介を担うクラウドファンディングの一種であり、融資型(貸付型)クラウドファンディングとも呼ばれています。

1-1.オーナーズブックの「はじめて枠」とは

オーナーズブックのはじめて枠とは、具体的にどういった取り組みなのかを確認していきましょう。

オーナーズブックのはじめて枠とは、オーナーズブックではじめて投資する人向けの専用の投資枠のことです。ここでいうはじめてとは、オーナーズブックへのログイン後、「投資履歴」にて「運用中」「償還完了」ともに投資案件数が「0」の方を指しています。

オーナーズブックでファンドの募集が行われる場合、案件の人気によってはわずか数分で募集上限金額まで達してしまい、なかなか投資できないこともあります。またオーナーズブックでは先着だけではなく抽選方式のファンドもありますが、こちらも倍率が高く抽選に当たらないと投資できないこともあります。

オーナーズブックのような人気の高いクラウドファンディングサービスでは、投資初心者の方がなかなか投資できずに、せっかく資金はあるのに融資型クラウドファンディング投資が始められない自体も起こってしまうことがあります。

そこでオーナーズブックでは、募集金額のうちの一部をはじめて枠として、初めてオーナーズブックで投資する人の専用の枠を一部のファンドでも受けています。一般の投資枠とは別の枠を設けることで、はじめて投資する方がじっくりファンド情報を見て、かつ高い確率で投資できるような取り組みを行っているのです。

1-2.はじめて枠のファンドの条件などは一般の投資枠と変わらない

オーナーズブックのはじめて枠では、ファンドの募集条件は一般のファンドの条件と変わりません。はじめて枠は専用のファンドが設けられているのではなく、一般のファンドの中で「一般募集枠」「はじめて枠」と区別しているので、利回りや運用期間が異なるということはありません。

複雑なシステムにするのではなく、はじめて投資する人がいろいろな情報をチェックして混乱してしまわないように募集条件や投資の方法はシンプルになっています。

2.オーナーズブック(Ownersbook)の「はじめて枠」の注意点

オーナーズブックのはじめて枠に投資する時には、いくつかの注意点があります。同社のはじめて枠について記載したページなどからピックアップしていきます。

2-1.「はじめて枠」は一度しか使えない

最初の注意点は、はじめて枠は一度しか使えないということです。名前がはじめてとついているため一度オーナーズブックではじめて枠を使って投資してしまうと、2回目からははじめて枠を利用することができません。1回きりの優先的な権利であるため、投資するファンドはしっかりと吟味して決めるようにしましょう。

2-2.「はじめて枠」の募集枠も先着順になっている

はじめて枠は一般枠とは別に設けられていますが、はじめて枠への投資自体は先着になっています。つまり、はじめて枠だからといってあまりにも投資するのが遅いと、はじめて枠が満額になってしまう恐れがあるということです。

はじめて枠に投資するときは、事前にあらかじめ資金はきちんと用意しておき、募集開始になったらできるだけ早い時間に投資できるようにしておくと良いでしょう。

2-3.過去の抽選案件に外れていれた場合も「はじめて枠」の対象

過去に抽選方式に申し込んだ経験があっても、そこで抽選に外れていて投資したことがない場合は、はじめて枠の対象になります。

一方、株主優待枠で投資経験がある方は投資済みとなるので、はじめて枠の利用ができなくなります。その場合は初めて枠を利用したあとに株主優待枠を使うことで、2回優先的な投資枠を確保できます。

2-4.はじめて枠の権利の譲渡は不可

オーナーズブックのはじめて枠の権利は知人などへの譲渡は不可となっています。自分が投資したいファンドをしっかり選んで投資しましょう。

2-5.エクイティ型の投資の際の注意点

オーナーズブックでは、エクイティ型のファンドも設けられています。エクイティ型の場合は、投資できる資金が投資家個人の余裕資金の一部と定められており、個人によってその金額は異なります。エクイティ型ではじめて枠のあるファンドの場合はこの点に注意して自分がどれくらい投資できるのかを予めチェックしておきましょう。

3.オーナーズブックの「はじめて枠」を効果的に活用する方法

オーナーズブックのはじめて枠は、倍率の高い人気案件にも優先的に投資できるという点が大きなメリットと言えます。

はじめて枠は専用のファンドを設けるのではなく一般のファンドの中の一部をはじめて枠で設定しています。つまり、オーナーズブックで募集が殺到してしまうような人気枠にも、はじめて枠で投資できるということです。倍率の高い人気案件であっても優先的に投資できることが大きなメリットになってくるでしょう。

まとめ

オーナーズブックでは、投資初心者でもオーナーズブックのファンドに投資しやすくするために専用のはじめて枠の導入を開始しました。

はじめて枠はオーナーズブックのファンド募集時に、その募集金額の一部を投資をはじめて投資する人のための専用枠とする取り組みです。投資を初めて行う方は、その枠に優先して投資することが可能です。また募集条件は一般のファンドと変わることはなく、オーナーズブックの魅力のあるファンドをじっくりと吟味しながら投資することができます。

これから融資型クラウドファンディング投資を始める方、またオーナーズブックに投資してみようという方は、投資の経験を積むためにはじめて枠の活用を検討してみましょう。

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チームは、不動産投資や金融知識が豊富なメンバーが不動産投資の基礎知識からローン融資のポイント、他の投資手法との客観的な比較などを初心者向けにわかりやすく解説しています。/未来がもっと楽しみになる金融メディア「HEDGE GUIDE」