クリアル株式会社が運営する不動産投資型クラウドファンディングの「CREAL」では 、ESGに関するファンドを取り扱っています。
本記事では、CREALのESG ファンドにはどのような特徴があるのか、また取り組み内容や投資する際の注意点について詳しくご紹介します。
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目次
- CREAL(クリアル)のESG投資ができるファンドとは
1-1.ESG投資とは
1-2.CREALのESGファンド募集事例 - CREALのESGファンドの特徴
2-1.想定利回りは通常ファンドと変わらない
2-2.保育園ファンドでは低リスクの運用が期待できる
2-3.地域創生関連のファンドでは特典付きのものも - CREALのESGファンドに投資するときの注意点
3-1.リスクは他のファンドと同様
3-2.保育園ファンドに投資するときは待機児童数などに注意 - まとめ
1.CREAL(クリアル)のESG投資ができるファンドとは
CREAL(クリアル)は、東証グロース上場企業のクリアル株式会社が運営している不動産投資型クラウドファンディングサービスです。
1口1万円から小口不動産投資を始めることができ、運用資産評価額の下落が一定割合までであればクリアルが損失を負担する仕組みになっており、少額・短期で始めてみたい初心者の方でも始めやすいのが特徴です。
また、「ESG不動産投資」をテーマに掲げており、今後の案件としてもレジデンスやオフィスに加えて、商業施設、教育施設、宿泊施設等、また家賃収入目的の完成物件から開発利益目的の開発物件まで、数多くの商品ラインナップを提供していく予定で、分散投資をしながらクラウドファンディングを行いたい方、色々な物件への投資を楽しみたい方、投資を通じて社会を良くしていきたいという方などにも適した投資サービスとなっています。
1-1.ESG投資とは
ESG投資とは、金銭的なメリットを第一とした従来の投資と異なり、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素を考慮した投資対象を選ぶことを指します。
投資として利益を追求するだけではなく、例えば教育環境を改善し社会貢献を目的とした事業や、脱炭素などエネルギー面での改善を視野に入れた事業に投資できるファンドを指します。
1-2.CREALのESGファンド募集事例
CREALのESGファンド事例としては、以下のようなものがあります。
保育園ファンド
- 関町北保育園プロジェクト
- (仮称)ココファン・ナーサリー旗の台
保育園ファンドでは、保育園の建設資金などを投資家から集めて、保育園を設立します。保育園、保育園は地域の福祉環境を改善し、待機児童を減らします。CREALでは保育園の創設にかかわるファンドを運営することで、社会問題の解消に貢献しているのです。
地域創生ファンド
- ちくらつなぐホテル
CREALでは、地域創生を掲げて地方の学校をリフォームした宿泊施設の運営を行うファンドを取り扱った実績があります。日本では都市に人口が集中し地方の過疎化が問題視されていますが、地方にある建築物を活用し、宿泊施設として経済活動の拠点地とすることで、地方創生につなげる効果が生まれます。
既存建築物の有効活用ファンド
- Q Stay and lounge上野
都心にある古い建物をリノベーションし、オフィス物件として有効活用しているファンドもあります。既存建築物の活用は、建物の立て直しに伴う炭素の排出を抑える効果が期待できます。
CREALでは実際に上野駅周辺にある古いビルを改装し、自社ビル及びレンタルオフィスとして活用しています。このような排出エネルギー対策も、ESG投資の観点の一つです。
2.CREALのESGファンドの特徴
次はCREALでのESGファンドが、投資の側面でどのような特徴を持っているのかを見ていきましょう。
2-1.想定利回りは通常ファンドと変わらない
過去にCREALで募集が行われたESGファンドの利回りは、年利で4%~6%となっています。この利回りの水準は、他のCREALのファンドと大きく変わるものではありません。ESGファンドだからといって、特に利回りが低い、もしくは高いといった違いが無いということが分かります。
2-2.保育園ファンドでは低リスクの運用が期待できる
CREALのESGファンドの中でも、複数回募集されているのが保育園ファンドです。保育園の需要は特に東京都心で多く、待機児童がいる自治体で保育園を創設して、CREAL上での募集が行われています。
また、保育園は子供を預ける方から一定の保育費を徴収しますが、公共の福祉に関する施設であるため、主な収入源は自治体から支給される補助金となります。このような運営資金の背景から、売上に経営状況が左右されにくい特徴を持っています。
2-3.地域創生関連のファンドでは特典付きのものも
過去に募集された地域創生ファンドでは、宿泊施設の開設資金を募集するファンドが見られました。地域創生ファンドでは、特定の運用対象を通じて地域の活性化が狙いとしてあるため、投資リターンとしての分配金だけでなく、宿泊施設の割引という特典も受けることができました。
例えば、上野のホステルファンドも、投資額に応じて宿泊費や食事代の割引が得られるという特典が付与されています。投資対象によって現金だけではなく、宿泊費割引などという特典を得られるのも地方創生ESG投資ファンドのメリットだと言えます。
3.CREALのESGファンドに投資するときの注意点
ではCREALのESGファンドに投資するときには、どういった点に投資家は注意すれば良いでしょうか。チェックしておきたいポイントをお伝えします。
3-1.リスクは他のファンドと同様
ESGファンドだからといって、通常ファンドと比較して損失リスクが小さいということはありません。運営している物件などで利益が出なかったり、売却時の価格が下がったりすれば損失が発生する可能性があります。
まずは提供される住所、物件情報やマーケット情報を確認し、その運用不動産の金銭的な価値や、マーケット需要があるビジネスであるのかを検証しておきましょう
3-2.保育園ファンドに投資するときは待機児童数などに注意
保育園ファンドで運用される保育園は、運営資金の大半を自治体の補助金に依存しています。そのため保育園で預かっている児童の数が減ると、保育園の収入が減って経営が不安定になる可能性が生まれます。
保育園の経営リスクを見るために、保育園がある自治体の待機児童数や、6歳以下の子供の数など、特定地域の情報をみることである程度のニーズを把握しておくと良いでしょう。また、保育園を運営する会社の運営実績を見ておくと、保育園オペレーションのリスクを軽減できます。
まとめ
CREALでは、社会問題の解決に取り組む、ESG関連のファンドを積極的に提供しています。投資して利益を得るだけではなく、待機児童数の軽減、地方創生といった問題の解決に取り組みたいという方は、CREALのESGファンドへの投資を検討してみると良いでしょう。
収益の面で見ても、CREALの他のマンション運用ファンドと想定利回りや運営実績面でも大きな違いはなく、しっかりリターンを期待したい方にも適した投資先と言えます。ただし、他の運用ファンドと同様にリスクがあるため、案件ごとにニーズの見極めは必要です。
また、ESGファンドは通常ファンドと比較して募集頻度が高くありません。興味のある方は投資機会を逃さないよう、あらかじめ投資家登録を済ませておくなどで準備しておきましょう。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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