ロボアドバイザー「ウェルスナビ(WealthNavi)」を提供するウェルスナビ株式会社はこのほど、2019年6月19日時点で預かり資産1500億円、申込件数22万口座を突破したと発表した。2016年7月の正式リリースから約2年11ヵ月での達成となる。
ウェルスナビは「長期・積立・分散」の資産運用を全自動で実現。強固な顧客基盤を持つパートナー企業を通じた利用も広がった。17年から「ウェルスナビ for 住信SBIネット銀行」の提供を皮切りに、全日本空輸株式会社(ANA)、ソニー銀行株式会社、株式会社イオン銀行、株式会社横浜銀行、日本航空株式会社(JAL)、TOKYU POINT、auじぶん銀行株式会社、株式会社SBIネオモバイル証券などと次々に提携。預かり資産も右肩上がりに増え、今年1月28日には1200億円、2月18日に1300億円、4月1日に1400億円を突破している。5月には東京大学大学院の松尾豊教授の研究グループと人工知能(AI)を長期の資産運用に生かす仕組みの確立を目指し、産学共同の研究も開始した。
ロボアドは最適ポートフォリオを作成し、心理的な壁に邪魔されることなく適切な資産配分の維持や、為替などのリスクの分散を図る積立投資の継続など合理的な投資行動を行う。提供されるのは世界の富裕層や機関投資家が利用する資産運用アルゴリズムや最先端の機能。利用者はこれらを高度な知識や手間をかけずに使うことができ、さらに自動で国際分散投資も行われる。中核となる技術は特許取得の「リバランス機能付き自動積立」や「自動税金最適化(DeTAX)」機能など。手数料は預かり資産の評価額に対し1%のみ。資産運用アルゴリズムはホワイトペーパーで公開しており、ホームページ上で誰でも閲覧できる。機能性、透明性、低水準でシンプルな手数料が評価され、働く世代の支持が拡大している。
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HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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