株式会社お金のデザインが提供するAI搭載ロボアドバイザー「THEO(テオ)」に23日、“どんな質問にも答える”FAQシステム「Helpfeel(ヘルプフィール)」が導入された。
テオは、「プロとAIがいる、おまかせ資産運用」をコンセプトとする投資一任運用サービス。提供開始から4年間で投資のベテランから未経験者まで広く支持を集め、今年3月13日段階で運用者数は9万人超、預かり資産も約600億円に成長した。その過程で、あまり馴染みのない金融用語や言い回しによって、顧客自身が疑問に思っていることを検索できないという課題があったため、ヘルプフィールの導入につながった。
ヘルプフィールの開発はNota Inc.(ノータ)。2007年にシリコンバレーで設立、Yahoo!Japanやオプトから約2億円を資金調達し、開発したクラウド型画像共有ソフト「Gyazo」は世界150ヶ国以上1,000万人が毎月利用する。慶應義塾大学教授の研究をもとに、19年にヘルプフィールをリリースした。検索性に特化し、問題がすぐに解決するFAQを簡単に構築できるシステム。ユーザーが自力で問題を解決するのを手助けするだけでなく、CS担当者やコールセンターの負担も低減する。導入企業にはAzit株式会社、株式会社17Media Japan、ヤフー株式会社、株式会社AHB、チケットストリート株式会社、Net Protections, Inc.、株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社ホワイトプラス、株式会社ミラティブ、みんなのマーケット株式会社、株式会社リクルートなどが名を連ねる。
テオの「お客さまサポート」ページから利用できる。画面は、知りたいキーワードの入力やよくある質問、よく見られている言葉が表示され、シンプルで使いやすいUIデザイン。「お客様がサービス利用中に疑問を抱いたタイミングで、お客様ご自身で解決いただけるよう、テオのサービスやサポートのコンテンツを改善していく」としている。
テオは、口座開設後に入金すれば、ロボアドバイザーが顧客一人ひとりに合った資産運用方針に沿って、資産運用に必要な業務をすべて行ってくれる。金融商品を選ぶ必要も、相場を気にして売買する必要もない。投資は対象を世界規模で分散させる「グローバル分散投資」を行っており、預かり資産額の0.715%〜1.10%(税込・年率)と業界最低水準をうたう。また、テオの資産と顧客の資産を分別して管理することで、顧客の預かり資産を全額保護している。また、顧客の資産の返還が円滑に行われない場合などに備え、二次的に発動する仕組みとして、投資者保護基金により一人当たり1000万円まで補償する制度がある。
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