株式会社SBIネオモバイル証券とカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社は、10月4日、20~69歳の男女1万32名に実施した意識調査「投資に関するアンケート調査」の結果を発表した。投資に興味を持っている人は全体の5割で、興味のある投資としては1位が株式投資、2位がNISA、3位が投資信託となった。20~30代はNISAのほか「iDeCo」「FX」「仮想通貨」にも興味を持つ人が多かった。
調査は、10月1日の消費増税と同月4日の「証券投資の日」にちなみ、Tポイント会員を対象にアンケート形式で実施した。それによると、お金を増やしたいと思っている人は実に8割。理由は老後の生活資金」(63.4%)、「いざという時に使えるお金を持っておくため」(62.8%)、「生活のレベルを上げたい」(42%)が上位。20~30代は理由に生活のレベルや旅行、ご褒美などを挙げるのに対し、50代以降は老後の生活資金が関心事となった。
投資に興味が「ある」「どちらかというとある」は50.8%と半数以上となり、特に投資への興味が高い層は30代。年齢が上がるにつれて投資に対する興味が薄れていく。
興味のある投資方法を複数選択で聞いたところ、1位は株式投資(33.2%)、2位はNISA(23.1%)、3位は投資信託(18.8%)、4位はiDeco(14.2%)、5位は外貨預金(13.8%)だった。株式投資や投資信託は50~60代に人気がある一方、20~30代はNISA、iDeCo、FX、仮想通貨など、比較的新しい商材にも関心を持っている。
投資スタイルは「やりながら勉強をしていきたい」(74.6%)、「長期運用で最後に利益が出れば良い」(74.1%)、「投資を始める前にセミナーを受講したり、参考書を読んで準備をしたい」(55.4%)。投資に対する姿勢は総じて真面目かつ慎重といえる。一方で30代の2人に1人は「ポイント投資に興味がある」と回答、さらに20代では「投資をゲーム感覚で楽しみたい」という回答も1割あった。
投資をしたことがある人に何歳から投資を始めたのかを自由回答で聞いたところ、最も多かった回答は「30歳」(12.9%)、続いて「40歳」(9.2%)、「25歳」(8.4%)、「35歳」(6.8%)、「50歳」(6.2%)。20歳から投資を始めたという人も3.5%となり、自由にお金を使うことができるようになる年齢で投資を始める人が多いようだ。また、現在も投資をしている人の投資方法を複数選択で聞いたところ、上位から株式投資(59.0%)、投資信託(41.9%)、NISA(41.3%)、外貨預金」18.7%)、債券(国債、社債)(13.3%)となった。50~60代の株式投資は7割に上ったのに対し、20~30歳では積立型の保険商品やiDecoへの投資意欲が高い。投資関連のサービスが新規に増えていく中で、世代間の意識や行動に差が生じている様子がうかがえた。
株式会社SBIネオモバイル証券は、株式会社SBI証券とCCCマーケティング株式会社との合弁会社として2018年10月に設立。2019年4月から、Tポイントで株式投資ができる「ネオモバ」を提供している。
ネオモバは親しみやすいサービス画面のデザインや月額220円(税込)で取引放題のサブスクリプションモデルの料金設定など、若年層、投資初心者が資産形成の第一歩を踏み出しやすいのが特徴。今年8月29日、同サービスの登録口座は開業5ヶ月弱で10万口座を達成している。消費税増税で家計への負担が大きくなる中、少額から気軽に始められるポイント投資はますます注目を集めそうだ。
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