株式会社ウッドフレンズは4月15日、不動産投資クラウドファンディング(CF)サービス「信長ファンディング」で「信長ファンド10号 コレクション浅間町 North」の情報を公開した。対象物件は名古屋市西区浅間町の単身用物件の共同住宅。10号記念として、想定利回り10%のキャンペーンファンドとして組成する。募集口数は1480口1480万円、出資単位は1口1万円で最低出資口数10口(10万円)、上限は1人20口(20万円)。募集期間は5月12日から13日、運用期間は6月1日から3ヶ月。募集期間は5月12日から13日。利益分配日は10月を予定している。
物件は地下鉄鶴舞線「浅間町」駅徒歩7分の距離で、名古屋駅にも好アクセス。土地面積は186.5㎡、建物は2018年3月竣工、木造合金メッキ鋼 板葺2階建。延焼面積は1階80.76㎡、2階86.56㎡で、総戸数は6戸。

同社の説明によると、閑静な住宅街に建つアンダーロフト付きの単身用物件。ロフト付き物件のため天井が高く開放感があり、部屋が広く感じられる。アンダーロフトにすることで木造の弱点である上下の音の問題を解消しているため、寝室、収納など使い方も自由。

信長ファンディングは、サイトを通じて複数の出資者から出資を募り、事業者のウッドフレンズ社が運用資産(不動産)を取得、その運用資産の売却利益や賃貸利益を出資額に応じて分配するというシステム。
優先劣後方式を採用しており、出資元本の安全性の保持に努めている。出資者が優先出資者、同社が劣後出資者として払い込みを行い、合計出資額にて運用資産(不動産)を取得、その運用資産から得られた利益を分配する。運用資産価値の下落率が劣後出資比率以内であれば、その損失は劣後出資者である事業者が負担するため、優先出資分にかかる元本と配当には影響がない。本案件は出資総額7400万円、劣後出資口数は5920口(5920万円)。
同社は名古屋市に本社を置く不動産デベロッパーで、東京証券取引所スタンダード市場、名古屋証券取引所メイン市場に上場。建設資材、都市開発、ホテル、PFI事業・指定管理事業などを展開している。
ビジョンに「木質資源カスケード事業」を掲げる。住宅事業で林業から建築、販売まで一貫した製造小売を実現することで従来の複雑な流通を省き、国産材を適正価格で安定的に供給するという構想。同時に構造材の生産工程における余剰材を有効活用し、木質資源ロスを減らすことに繋げ、地域の林業を適切に循環させ、木資源を適切に使い切るというもの。2011年に自社集成材工場、プレカット工場を岐阜県養老町に開設。住宅事業における構造材の国産材使用率は今年3月までに85%に達している。
【関連サイト】信長ファンディング
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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