LINE証券、サービス1年で31万口座突破。野村HDと21年にiDeCo提供開始、シナジーでシェア獲得目指す

LINE証券株式会社は9月29日、スマホ投資サービス「LINE証券」の口座開設数がサービス開始から約1年で31万口座を突破したことを公表した。株式会社ショッパーズアイが実施したネット証券大手9社を対象としたインターネット調査では20 代投資家が選ぶ3部門で1位となり、3冠を獲得。同日に開催した戦略説明会では、野村ホールディングス(HD)株式会社と初めてサービス連携し、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の提供を21年から開始する計画を明らかにした。説明会では2022年に100万口座、営業収益100億円を達成するという目標も示され、ネット証券業界におけるシェア獲得が加速化しそうだ。

LINE証券は、LINE株式会社の金融事業子会社であるLINE Financialが野村HDと共同で設立した企業。19年8月にスマホ専門のネット証券会社として事業を開始。「新しい総合証券サービス」を理念に掲げ、19 年8月の事業開始時以来、無料通話アプリ「LINE」の強みである豊富なユーザーベースやユーザビリティの高いデザインに、野村グループの金融ビジネスのノウハウを活かし、独自のサービスメニューを提供。1 株単位で取引できる「いちかぶ(単元未満株)」、19年11 月には投資信託、20年3月からは FX取引サービス「LINE FX」、 5月から取引所取引(現物取引・信用取引)の取扱いと、わずかな期間で株式取引に関するサービスを拡充。6月からは「投資信託のつみたて投資」もラインナップに加わった。

この間、開催日の終値から最大7%OFFで購入できる「株のタイムセール 」や簡単なクイズに正解すると最大3株分の購入代金がもらえる「初株チャンス」キャンペーンなど、ゲーム感覚で資産運用に触れられる企画も実施、個人投資家の支持を得た。ショッパーズアイのネット証券大手9社を対象としたインターネット調査では、20代投資家が選ぶ「スマホ利用で使いやすい」、20代兼業投資家が選ぶ「本格的なのにシンプル」、「いま注目の証券会社」の3部門で1位に選ばれた。

現物取引(100株単位)、信用取引などの商品ラインナップを拡充させたことで、投資初心者だけでなく、経験者の支持も伸ばした。同日の発表では、口座開設者のうち経験者は4割と、「想定外」(LINE証券)に増えている。こうした状況を受け、「いちかぶ(単元未満株)」の取扱銘柄数を10月5日から300銘柄から1000銘柄へ大幅に拡大。 3倍強の拡大により、「単元未満株取引」のリアルタイム約定の取扱銘柄数はナンバーワンとなり、時価総額ベースで国内株式の88%をカバーすることになる。

野村HDとのサービス連携では「LINE証券を受付金融機関、野村證券を運営管理機関」と位置付け、まずは8400万人が利用するLINEでiDeCoの申し込みが可能になることから、⻑期的な投資の需要開拓に期待する。ネット証券業界では後続のLINE証券だが、自社のプラットフォームと野村HDの信頼性のシナジーで、業界トップを目指す姿勢が鮮明になった。

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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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