一般社団法人日本承継寄付協会は、寄付遺言書を無料(もしくは一部助成)で作成できるキャンペーン「フリーウィルズウィーク」を3月22日から31日まで開催する。2022年8月から開催されていた第1弾キャンペーンに続く第2弾。
財産の一部を存命中から団体や組織に寄付できる遺贈寄付。遺言書の作成は、寄付したい人と寄付先を繋ぐ、遺贈寄付の中でも重要な手続きだ。遺贈寄付が盛んなイギリスでは、専門家が遺言書を無料で作成するフリーウィルズウィーク(または月間)」が例年実施され、遺贈寄付文化を発展させてきた。
同協会では、日本でもこの文化が根付くように、昨年8月にフリーウィルズキャンペーンを実施。平日8日間の受付期間で24件の問い合わせがあり、遺言書作成完了まで至ったケースもあったという。また、「今回はタイミングが合わなかったが、とても良いキャンペーンなので次回があったらぜひ検討したい」と感想も寄せられ、遺贈寄付への関心の高さをうかがわせた。助成キャンペーンを今年3月末まで申請延長したが、無料キャンペーンへの反響も多かったことから、2回目の実施を決定した。
同協会は、地域や社会の未来のために財産の一部を寄付することで社会貢献をしたいという人を支援し、持続可能な経済社会の実現を促進するためのプラットフォームとして活動する。活動内容は①専門家育成研修・支援②相談業務・ 相談窓口の拡充・支援③調査・啓発活動④遺贈寄付の情報発信、そしてフリーウィルズキャンペーンの実施など。
「寄付したい人が誰でも無理なく寄付できる体制を整えることで承継寄付の間口を広げ、『おもいやりのお金が循環する社会』」を目指すとしている。
【関連サイト】一般社団法人日本承継寄付協会「フリーウィルズキャンペーン特設サイト
HEDGE GUIDE 編集部 寄付チーム
最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 寄付チーム (全て見る)
- 日常の決済で寄付できるクレジットカード「Nudge」、寄付が3万件を突破 - 2024年8月23日
- 56,584人から9.1億円超を集めた国立科学博物館が大賞受賞、第14回「日本ファンドレイジング大賞」 - 2024年3月9日
- 「物価高で十分に食べられない子どもに継続的な支援を」認定NPOのキッズドア、「マンスリーサポーター」を募集 - 2024年2月17日
- さとふる、「令和6年能登半島地震 被災地応援お礼品特集」を公開 - 2024年2月1日
- ふるさと納税で被災地を支援。さとふる、ふるさとチョイス、ふるなびが特設サイトで寄付受付け中 - 2024年1月12日