コミュニティナーシングのCommunity Nurse Companyが「CNC」に社名変更。「“生きる”を、進化させる。」を新たなミッションに

コミュニティナーシング(地域看護)事業のCommunity Nurse Company株式会社は12月8日、社名を株式会社CNC(シーエヌシー)に変更した。併せてブランドリニューアルを行い、「“生きる”を、進化させる。」という新しいミッションを掲げ、コミュニティナーシングを社会実装するスタートアップとして国内外で実験を推進していく決意を表明した。

同社は島根県雲南市に拠点を置くベンチャー企業。代表取締役の矢田明子氏は2014年に島根大学医学部看護学科を卒業後、コミュニティナーシングの担い手「コミュニティナース」として自身も活動しながら、人材の育成を開始。2017年にCommunity Nurse Company株式会社を設立しコミュニティナーシングの社会実装を本格化した。2020年に一般社団法人Community Nurse Laboratoryを創業し学生への普及啓蒙を行っている。なお、「コミュニティナース」で商標を取得している。

同社の活動に多くの企業、自治体、医療機関などが注目。コミュニティナースを通じた相互扶助のアプローチは、自治体の施策としても導入され、2020年以降は、企業が自社の組織開発、経営戦略の観点で、コミュニティナーシングを求める動きも出てきている。

社名変更に合わせ、3つの挑戦として「社会実装の拡張」「人材の拡張」「資金の拡張」を掲げる。社会実装の拡張では、主に株式会社や公的機関とコラボレーションする形で各地域の特色を活かし事業モデルケースとして日本中、そして世界に広げる。

人材活躍の拡張は、地域で暮らす人たちや働く人たちがコミュニティナーシングに参与できるよう、人間の機微を高い洞察力で汲み取り、相互扶助的参与を行うことができる人材を育てる。また、相互扶助的参与が起こるようにプロフェッショナルマネジメント人材を育成する。

矢田氏は「創業時の社名は『Company(仲間)』という意味に惹かれて名付けた。社名更新後も変わらず地域社会や仲間を大切にしながら、変化し続ける現代社会の『今』を捉え、過去の役割や事業にとらわれることなく自らも変化し、よりよい未来づくりに貢献する実験的な取り組みに挑戦する会社でありたい」とコメントした。

株式会社ボーダーレス・ジャパンが運営するクラウドファンディング型ふるさと納税ポータルサイト「ふるさと納税for Good!」では、雲南市のプロジェクト「一億総コミュニティナースの日本を実現する」への寄付による応援を募っている。目標金額3千万円。資金は、CNC社の活動を軸に、新たなコミュニティナースのモデルづくり資金に充てられる予定。

ふるさと納税for Good!「一億総コミュニティナースの日本を実現する」プロジェクトページより

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