不動産情報サービスを提供するアットホーム株式会社(以下、アットホーム)は4月26日、全国不動産情報ネットワークに登録され成約した首都圏(東京、埼玉、神奈川、千葉の1都3県)における2018年3月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格を公表した。
3月の首都圏の新築戸建の平均登録価格は1戸あたり前月比0.2%上昇、前年同月比1.9%上昇の3,520万円となり、7か月連続で上昇した。平均成約価格は1戸あたり前月比1.4%下落、前年同月比1.9%下落の3,347万円となり、4か月連続で下落した。価格指数(2009年1月を100とする)は前月比1.3ポイント下落、前年同月比1.9ポイント下落となる94.5だった。価格下落の要因は、成約数が全体の28%で1位の埼玉県が上昇したものの、26%で2番目の神奈川県が価格水準の高い横浜市の成約減と価格下落等によって再び下落したことによる。2月に3か月ぶりに下落した東京23区は2か月連続で下落した。
続いて、中古マンションについて、その平均登録価格は1戸あたり前月比1.8%上昇、前年同月比6.8%上昇の2,745万円だった。平均成約価格は前月比3.6%上昇、前年同月比12.3%上昇の3,014万円だった。価格指数は前月比5.3ポイント上昇、前年同月比16.6ポイント上昇の151.3だった。首都圏平均成約価格が3,000万円を超えたのはアットホームが2009年1月に調査を開始して以来初。この要因は、成約の過半数を占め価格水準の高い東京23区で成約数・平均価格がともに過去最高となったことによる。なお、成約価格は首都圏平均が前年同月比12.3%上昇し、24か月連続で上昇、東京23区で前年同月比8.6%上昇し、27か月連続で上昇した。
中古マンションは投資需要と東京オリンピックに向け価格上昇傾向が続いている。今後どこまで上昇が続くか注目だ。
【参照ページ】市場動向-首都圏の新築戸建・中古マンション価格(3月)
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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