10%超えの高利回り案件に投資できる不動産クラウドファンディングは?メリット・デメリットや注意点も

不動産クラウドファンディングは新しい不動産投資の方法として投資家の注目を集めており、なかには想定利回りが10%を超えるファンドを提供するプラットフォームも存在します。

今回は利回りが10%を超える不動産クラウドファンディングを紹介します。高利回りの不動産クラウドファンディングのメリットやデメリット、注意点も紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. 想定利回り10%超えの不動産クラウドファンディング4選
    1-1.COZUCHI(コヅチ)
    1-2.TECROWD(テクラウド)
    1-3.property+(プロパティプラス)
  2. 高利回りの不動産クラウドファンディングのメリット
    2-1.利回りが高く大きなリターンが期待できる
    2-2.少額で不動産投資ができる
  3. 高利回りの不動産クラウドファンディングのデメリット
    3-1.必ず投資できるとは限らない
    3-2.融資のレバレッジを利用できない
  4. 高利回りの不動産クラウドファンディングの注意点
  5. まとめ

1.想定利回り10%超えの不動産クラウドファンディング4選

不動産クラウドファンディングは、インターネットを通じて出資を募り、集まった資金をもとに不動産の取得・運用を行い得られた利益を投資家に還元する投資方法やプラットフォームのことをいいます。

1口1万円~10万円程度の少額から不動産投資が可能で、不動産の運用や管理は事業者(不動産クラウドファンディングの運営会社)が行うため手間を掛けずに投資できるのが特徴です。

投資対象は居住用のマンションやアパートがメインとなりますが、プラットフォームのなかにはホテルや学校などに投資できるケースもあり、個人では投資しにくい不動産にも投資可能です。

ここでは、想定利回りが10%を超えるファンドを提供している不動産クラウドファンディングを紹介します。

  • COZUCHI
  • TECROWD
  • property+
  • Rimple

なお、ここで紹介しているサービスはこれまでに10%を超える高利回りのファンドを提供した実績のあるプラットフォームとなります。常時利回り10%を超えるファンドを提供しているわけではないということに注意しましょう。

1-1.COZUCHI(コヅチ)

不動産投資型クラウドファンディング「COZUCHI(コヅチ)」COZUCHI(コズチ)はLAETOLI株式会社が運営する不動産クラウドファンディングです。居住用マンションやテナントなどに投資できるファンドを提供しています。ファンドの想定利回りは2.0%~20.0%で、会員限定のファンドに限れば50%を超える利回りを記録したものあります。

不動産の取得や売却、リフォーム、仲介などさまざまなノウハウを蓄積した運営会社が厳選した不動産に投資できます。1万円の少額から出資でき運用は事業者に任せられるため、手間を掛けない不動産投資が可能です。

リターンに上限を設けずに還元するのがCOZICHIの特徴で、出資者の高分配率を目指して運用されています。また、ファンドの運用期間中に換金(=途中解約)ができ、出資者の緊急時の資金ニーズにも応えられる数少ないプラットフォームです。

※COZUCHI(コヅチ)では、2022年7月1日から2022年7月31日まで、HEDGE GUIDE経由で新規に投資家登録を完了すると、先着500名限定でAmazonギフト券2000円分がプレゼントされるタイアップキャンペーン実施中です。

1-2.TECROWD(テクラウド)

TECROWD(テクラウド)TECROWD(テクラウド)はTECRA株式会社が運営する不動産クラウドファンディングです。中央アジアや日本国内のマンションなどに投資できるファンドを提供しています。

ファンドの想定利回りは4.50%から11.00%です。自社で建設・監修した不動産を対象にしたファンドを提供しており、他の不動産クラウドファンディングと比較して高い利回りとなっているのが特徴です。

モンゴルやカザフスタンなど成長著しい中央アジアの不動産に1口10万円から投資可能です。また、現地の金融機関と提携して出資金を日本円で預かり、分配や償還も日本円で行っていることから、為替リスクを軽減した投資が可能です。少額から海外不動産に投資したいと考えている方に向いているサービスといえます。

1-3.property+(プロパティプラス)

不動産投資クラウドファンディング property+(プロパティプラス)property+(プロパティプラス)は東京証券取引所プライム市場に上場する飯田グループホールディングス傘下の株式会社リビングコーポレーションが運営する不動産クラウドファンディングです。ファンドの想定利回りは3.20%~10.00%となります。

自社で展開する投資用デザインマンションを対象にしたファンドを提供しているのが特徴です。マンションは主要都市に駅徒歩10分以内の好立地に展開されていて入居率が高いほか、これまでに290棟以上を供給するなど豊富な開発実績を誇ります。

運営会社が先に損失を負担する優先劣後出資や空室リスクを避けるためのマスターリース契約(賃料保証)、投資家の出資金を信託銀行で分別管理するなど、投資に掛かるリスクを軽減できるのも特色です。

2.高利回りの不動産クラウドファンディングのメリット

高利回りの不動産クラウドファンディングで投資をするメリットは下記のとおりです。

2-1.利回りが高く大きなリターンが期待できる

高利回りの不動産クラウドファンディングのメリットは、高いリターンが期待できるということです。今回紹介した不動産クラウドファンディングのプラットフォームを利用すれば、運用利回り10%以上のファンドでの資産運用ができる可能性があります。

ただし、すべてのファンドで利回りが10%を超えているわけではないことや、あくまでも想定利回りであり元本保証されているわけではありません。投資のリスクにも注意しましょう。

2-2.少額で不動産投資ができる

少額で不動産投資ができるというのも、高利回りの不動産クラウドファンディングのメリットです。

通常の不動産投資で不動産の取得のために数百万~数千万円の資金が必要になりますが、今回紹介した不動産クラウドファンディングは、1口1万円~10万円から投資できます。まとまった資金を用意することなく不動産投資ができるのは、不動産クラウドファンディングの大きな魅力といえます。

なお、高利回り案件はリスクも高くなる傾向にある点はデメリットです。しかし、少額投資ができるため自身で投資資金をコントロールすることでリスクとリターンのバランスを取った投資が可能です。高利回り案件に少額投資ができるという点は、不動産投資型クラウドファンディングの大きなメリットの一つと言えます。

3.高利回りの不動産クラウドファンディングのデメリット

一方、高利回りの不動産クラウドファンディングで投資をするデメリットは下記のとおりです。

3-1.必ず投資できるとは限らない

高利回りの不動産クラウドファンディングのデメリットが、必ず投資できるとは限らないということです。高い利回りが狙える人気が高いプラットフォームやファンドに対しては応募者が殺到するためです。

人気の高い案件は先着順や抽選によって決まってくるため、事前に投資家登録を済ませておき案件募集開始のタイミングで投資できるようにしておくなど、対策をしておきましょう。

3-2.融資のレバレッジを利用できない

不動産クラウドファンディングでは、金融機関からの融資を受けられないというのもデメリットです。

通常、現物不動産投資では金融機関の融資を利用して不動産を購入するケースが多いといえます。自己資金を上回る金額を運用できるため、少ない資金でも効率的に資産を増やすことが可能です。

しかし、不動産クラウドファンディングでは融資を利用できず、すべて自己資金での投資となります。せっかく高利回りでもレバレッジが活用できないため、期待できるリターンが少なくなってしまうということになります。

4.高利回りの不動産クラウドファンディングの注意点

高利回りの不動産クラウドファンディングの注意点は、元本割れのリスクが高いということです。想定通りの賃料収入や売却益が得られない場合は損失が発生し、分配金が想定よりも下がったり、元本の一部また全部が償還されない可能性もあります。

また、不動産投資型クラウドファンディングにおいてリターン(=利回り)が高いほどリスクも高くなります。これは、高利回りの案件になるほど収益におけるキャピタルゲイン(売却益)の割合が高まる傾向にあるためです。

不動産投資型クラウドファンディングでは、物件の賃料収入(インカムゲイン)と売却益(キャピタルゲイン)という二つの収益があります。このうち、売却益の比重が大きくなるほど大きなリターンを狙える反面、想定の売却価格を大きく外してしまうこともあり、ややリスクの高いリターンとなります。

不動産投資型クラウドファンディングで高利回りの案件は、このキャピタルゲインが重視されている案件や、本融資までのつなぎの資金調達であることが大半となっています。また、通常の案件よりも特殊なスキームなども多くなっています。高利回りの案件へ投資を検討する際は、想定の売却価格に妥当性があるか、資金調達のスケジュールに問題がないか、よりシビアな目線で確認することが必要と言えるでしょう。

まとめ

不動産クラウドファンディングのなかには利回りが10%を超えるファンドを提供するものがあります。数は多くないものの、投資ができれば高いリターンを期待できます。一方で、リターンが大きいだけリスクも大きくなることに注意が必要です。

今回紹介した4つの不動産投資型クラウドファンディングサービスは、それぞれ運用対象の不動産のタイプや投資エリア、利回りの仕組みも異なってきます。1つに資金を集中させるのではなく、複数のサービスに資金を分散しておくこともリスク分散につながるため、まずはそれぞれのサービス内容を比較されてみると良いでしょう。

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山本 将弘

山本 将弘

フリーランスWebライター。主に株式投資や投資信託の記事を執筆。それぞれのテーマに対して、できるだけわかりやすく解説することをモットーとしている。将来に備えとリスクヘッジのために、株式・不動産など「投資」に関する知識や情報の収集、実践に奮闘中。