不動産投資を始めたいサラリーマンにおすすめの入門書8冊

「不動産投資を始めたいけど、本がいっぱいあって何から読めばいいか分からない…」という方のために、この記事では不動産投資を始めたい方向けの入門書をご紹介していきたいと思います。

1. 世界一やさしい不動産投資の教科書 1年生
2. 不動産投資 成功の実践法則50
3. 2025年東京不動産大暴落
4. 初心者でも失敗しない 不動産投資の戦略20
5. 成功している人だけが知っている 不動産投資37のウソ・ホント
6. 基礎から学ぶ不動産投資ビジネス 第3版
7. Excelでできる不動産投資「収益計算」のすべて
8. 住宅ローン&マイホームの税金がスラスラわかる本2017

世界一やさしい不動産投資の教科書 1年生

非常によくまとまっている不動産投資の入門書です。著者は、不動産鑑定士の資格を持った不動産コンサルタントの方で、不動産投資と他の投資とのリスク・リターンの比較、不動産投資から得られる利益と費用の詳細、失敗しないための注意点、物件選びのポイント、売却時のポイント、シミュレーションの仕方、売買契約についてなど不動産投資の一連の流れがわかりやすく解説されています。本書で勧められている投資手法は、リスクが最も少なく管理しやすい区分所有マンションへの投資となります。

不動産投資 成功の実践法則50

こちらも不動産コンサルタントの方が書いた不動産投資の入門書ですが、より実践的なノウハウがまとまっています。たとえば、購入する際のエリア選びの際にチェックするポイント、マンションの修繕積立金を確認する方法や、物件の建物管理が適切に行われているかどこを見て判断すればよいか、内覧時にチェックすべきポイントなど、実際に物件を購入する際に手元に置いておきたい入門書となります。また、ローン返済のポイント、リフォームのポイント、入居者トラブルにどう対応するかといった購入後の具体的なイメージを知りたいという方にもおすすめです。

2025年東京不動産大暴落

かなり過激な題名ですが、不動産価格が決まる仕組みから、東京の不動産価格が上昇した背景、地方の不動産の状況、東京で暴落リスクが特に高い物件や値下がりのしにくいエリアや物件の特徴、2025年までに不動産価格が下落する要因になる可能性のある指標やイベント、現在の不動産業界が抱える問題点など、非常に示唆に富む内容となっています。
不動産投資はもちろん収益を上げることが目的ではありますが、購入後に価格が下落するリスクもありますので、不動産投資を始める前に今後のリスク要因とそれに対してどう対処していくかを考えるためにも目を通しておくことをおすすめしたい入門書です。

初心者でも失敗しない 不動産投資の戦略20

こちらは、株式会社ウィー・イング・シーという不動産投資会社の代表取締役と副社長の方が執筆されている本で、不動産投資におけるローン戦略、土地選び戦略、物件選び戦略、管理・運営戦略、不動産会社選び戦略、出口戦略などについて書かれている入門書です。本の中で勧められている投資手法は、中古マンション一棟投資や新築アパート一棟投資などです。また、家賃滞納やレントロールのチェックなど不動産投資の落とし穴についても触れられていますので、他の本と合わせて目を通しておくと、投資の視野を広げることができます。

成功している人だけが知っている 不動産投資37のウソ・ホント

こちらは、株式会社フェイスネットワークという不動産投資会社の代表取締役社長が執筆されている本で、不動産投資で常識とされていることを「実際はどうなのか」という観点で詳しく解説しています。特に、著者が元金融機関の融資担当だったという経歴から、他の本に比べて融資審査に関する情報が充実しています。本の中で勧められている投資手法は、新築マンション一棟投資、投資エリアは目黒区、渋谷区、世田谷区となります。

基礎から学ぶ不動産投資ビジネス 第3版

著者は大学教授であるとともに、Jリートの運用会社のCFO経験も持ち合わせており、実務的な観点とアカデミック的な体系性の両方からバランスの取れた内容となっています。不動産投資の入門書というよりは、不動産投資ビジネス全体を俯瞰する内容となっていますが、プロがどういう目で不動産投資という領域を眺めているかということを知るには非常に適した本となっています。不動産投資を拡大させていきたい方やセミプロを目指したい方は、目を通しておくことをおすすめします。

Excelでできる不動産投資「収益計算」のすべて

コアプラス・アンド・アーキテクチャーズ株式会社という会社の代表取締役であり、不動産投資家でもある著者が執筆した収益シミュレーション作成のための本です。不動産投資では家賃収入、利回り、諸費用、融資金利、税金などの数字が入り乱れるため、シミュレーションなどはどうしてもプロが出すものに頼ってしまいがちでブラックボックスになりがちですが、それをExcelでシミュレートしてみようという内容です。書籍の購入特典として収益計算Excelシートをダウンロードできますので、Excelスキルがやや不安という方でも安心して利用することができます。

住宅ローン&マイホームの税金がスラスラわかる本2017

ファイナンシャルプランナーと税理士の著者が書いた住宅ローンと税金に関する本です。難しい内容を分かりやすいイラストで解説してくれていますので、「難しいのはちょっと…」という方におすすめの入門書です。また、一問一答形式になっており、読み切り型でわからないところから目を通すということも可能です。

まとめ：不動産投資の入門書を読み込んで、不動産投資を始めよう

不動産投資を始めたい方におすすめの入門書をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？ 不動産投資は不動産購入から運用、売却までの一連の流れに加えて、税金やローンの話などまで話が広がるため、非常に広範な知識が必要となります。これらに関する正しい情報を何も持たないまま不動産投資を始めるのと、最初から身につけて臨むのとでは成功する確率に大きな差が生じるはずです。

今回ご紹介した入門書は、いずれも良書ではありますが、偏った視点とならないために1冊だけではなく複数冊に目を通すことをおすすめします。入門書を読んで興味を持った投資手法や不動産投資会社があれば、セミナーや個別相談に申し込んでみると良いでしょう。

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