NTTドコモが提供するクレジットサービス「dカード」と「dカード GOLD」は利用料金に応じてポイント還元などが受けられるメリットがあります。
一方、貯まったdポイントを活用して投資を始めることができるサービスも登場しています。たとえば、SMBC日興証券とNTTドコモが提供する「日興フロッギー+ docomo」では、dポイントを株式投資の購入資金に充当することができます。現金よりも抵抗感なく投資が可能なため、こうしたポイント投資サービスは近頃人気を集めています。
そこで本記事では、dポイントをお得に貯めたい方やdポイントでの投資などをお考えの方に向けて「dカード」と「dカード GOLD」の違いやメリット・デメリットについて解説していきます。ぜひクレジットカード選びの際の参考にしてみてください。
目次
- 「dカード」「dカード GOLD」の違いは?それぞれの特徴を比較
- dカードの特徴・メリット・デメリット
2−1.dカードのメリット
2−2.dカードのデメリット - dカード GOLDの特徴・メリット・デメリット
3−1.dカード GOLDのメリット
3−2.dカード GOLDのデメリット - 貯まったdポイントで株に投資することも可能
- まとめ
※記事内の数値などは2020年4月時点の情報です。
1. 「dカード」「dカード GOLD」の違いは?それぞれの特徴を比較
まずは「dカード」と「dカード GOLD」について紹介します。以下は「dカード」と「dカード GOLD」の比較表です。実際にdカードの利用でお得になるポイント還元率やカードの概要について、解説していきたいと思います。
項目 | dカード | dカード GOLD |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 11,000円(税込) |
家族カード年会費 | 無料 | 1枚目まで無料 2枚目以降1,100円(税込) |
入会キャンペーン | 最大8,000円相当のiDキャッシュバック | 最大15,000円相当のiDキャッシュバック |
ポイント還元率 | 1% | 1%(ドコモ利用料金還元率:10%) |
ローソンポイント | 買い物時に最大5%お得 | 買い物時に最大5%お得 |
ケータイ補償の補償金額 | 最大10,000円(購入から1年間) | 最大100,000円(購入から3年間) |
海外旅行傷害保険 | ー | 最大1億円補償(自動付帯) |
THEO+docomo運用手数料 | 1.0% | 0.65~1.0%(資産額等により決定) |
空港ラウンジ | ー | 国内・ハワイの主要空港ラウンジ利用が無料 |
カードブランド | Visa / Mastercard | Visa / Mastercard |
(※2020年4月時点の情報です。最新の情報は「dカード」および「dカード GOLD」のウェブサイトでご確認下さい。)
2つの比較ポイントは主に、年会費と各種特典の違いです。dカードとdカード GOLDのそれぞれについて、以下で詳しく見ていきましょう。
2. dカードの特徴・メリット・デメリット
ここからはdカードの特徴を、メリット・デメリットに分けてお伝えしていきます。
2-1. dカードのメリット
dカードには次のようなメリットがあります。
- 年会費が無料である
- 利用料金の1%のポイントが還元される
- ローソンの買い物時に最大5%お得になる
- 最大8,000円相当のiDキャッシュバックの入会特典がある
dカードをdカード GOLDと比べてみて、大きなメリットとなるのは「年会費無料」という点です。ポイント還元がある上に年会費無料であれば、持っていて損をすることはないと言えます。
また、ポイント還元についてはdカード GOLDと共通で、利用料金に対して1%のdポイントが還元されます。コンビニのローソンで買い物する際に最大5%お得になることも、dカードとdカード GOLD特有のため、他のクレジットカードと比べてメリットになります。
2-2. dカードのデメリット
一方で、dカードには以下のデメリットもあります。
- 空港ラウンジを無料で利用できない
- THEO+docomoで資産運用をする場合の手数料が1%かかる
上記は2つとも、dカード GOLDと比較した際のデメリットとなります。
「THEO+docomo」はロボアドバイザーの「THEO」運営会社である株式会社お金のデザインと株式会社NTTドコモとの協業サービスで、いくつかの簡単な質問に答えるだけで、年齢や金融資産額に応じた運用ポートフォリオが構築され、1万円から国際分散投資を行うことが可能な資産運用サービスです。
THEO+docomoには、dカードとdカード GOLDによるおつり積立機能があることや、ドコモ口座との連携が可能なこと、運用資産額に応じてdポイントを毎月もらうことができるという特徴があります。
このTHEO+docomoで本格的に資産運用をする際、dカードの場合は1%の運用手数料がかかるという点がデメリットとなります。
3. dカード GOLDの特徴・メリット・デメリット
dカード GOLDの特徴について、メリット・デメリットと共にお伝えしていきます。
2-1.dカード GOLDのメリット
dカード GOLDには、以下のとおり多くのメリットがあります。
- ドコモ利用料金の10%のポイントが還元される
- 利用料金の1%のポイントが還元される
- ローソンの買い物時に最大5%お得になる
- THEO+docomoで資産運用をする場合の手数料が割引になる
- ケータイ補償が最大100,000円まで補償される
- 海外旅行傷害保険で最大1億円まで補償される
- 国内・ハワイの主要空港ラウンジを無料で利用できる
- 最大15,000円相当のiDキャッシュバックの入会特典がある
ドコモ利用料金の還元は、ドコモの携帯電話やドコモ光の料金に対してdポイントが付与されるもので、10%が還元されます。携帯料金をたくさん払っている方にとっては、大きなメリットと言えます。
他にも、THEO+docomoの運用手数料が運用資産額に応じて割引になる点や、ケータイ補償額が大きい点など、dカード GOLD特有のメリットは多くなっています。
3-2. dカード GOLDのデメリット
メリットの多いdカード GOLDですが、一方で、年会費10,000円が発生する点はデメリットと言えます。
しかし、dカード GOLDではドコモ利用料金の還元率が高かったり、資産運用の手数料が割引になったりとメリットも多くあります。そのため、必ずしも年会費10,000円がデメリットになるとは言い切れません。利用状況によって、年会費以上の価値を得ることも充分に可能でしょう。
4. 貯まったdポイントは株に投資することも可能
dポイントで投資ができる「日興フロッギー+ docomo」は、三井住友フィナンシャルグループのSMBC日興証券がNTTドコモと提供している投資サービスで、ドコモの「dアカウント」とSMBC日興証券の証券口座を連携させることで、dポイントを株式の購入に利用できます。
dポイントで株が購入できる「日興フロッギー+ docomo」
dポイントはドコモが発行している共通ポイントで、次のような買い物や利用で貯めることができます。
- dカード(クレジット)の利用
- dポイント加盟店での買い物
- ドコモの携帯電話料金の支払い
dポイントで株式投資をする際は、100ポイント(100円相当)から利用でき、少額からリスクを抑えて始められるので、投資や資産運用をしたことのない初心者にも向いています。
なお、その名称からdポイントはドコモ利用者のためのサービスのように思われる方もいるかもしれません。しかし、実際にはdアカウントの作成やdポイントの取得も含め、ドコモユーザーではなくても誰でも可能です。
dカードを利用すると、利用金額に応じてdポイントが付与されます。dポイントでの株式投資を検討している方やすでに始めている方は、日頃からdカードやdカード GOLDを利用するように意識すると良いでしょう。
まとめ
今回は「dカード」と「dカード GOLD」についてご紹介しました。普段の買い物にクレジットカードを使うだけでもdポイントが貯まるため、dポイント投資をしている方やこれから始めてみたいという方にはおすすめです。
「dカード」と「dカード GOLD」は、それぞれメリット・デメリットがあるので、自身のカード利用状況に合う方を選んでみてください。
THEO+docomoの運用手数料の割引や空港ラウンジ無料など、特典を有効活用する方やドコモ利用料金の支払いがある方などは、dカード GOLDの方がよりお得になるケースもありますが、特典をどれくらい利用するかわからない場合やドコモ携帯回線を利用していない方などは、年会費無料のdカードを作ってみても良いでしょう。
【関連サイト①】「dカード」
【関連サイト②】「dカード GOLD」
【関連サイト③】「日興フロッギー+ docomo」
【関連サイト④】「THEO+docomo」
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