アメリカ不動産が検索できるポータルサイトは?3つを比較して解説

海外不動産投資のリスクを下げるためには、不動産会社から受け取った情報を投資家自ら検証することも重要なポイントになります。しかし、海外不動産に関する情報をどうやって収集したらよいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。

アメリカは比較的情報収集しやすい投資先です。不動産ポータルサイトを利用すれば、個人でも多くの情報を収集できます。

アメリカ不動産の情報を検索するにあたって活用できるポータルサイトを3つご紹介するとともに、それぞれのメリットやデメリットについて解説します。

目次

  1. Redfin
    1-1.Redfinを利用するメリット
    1-2.Redfinを利用するデメリット
  2. Zillow
    2-1.Zillowを利用するメリット
    2-2.Zillowを利用するデメリット
  3. trulia
    3-1.truliaを利用するメリット
    3-2.truliaを利用するデメリット
  4. まとめ

1.Redfin

Redfine

アメリカ不動産の情報を検索できるポータルサイトとして代表的なのはRedfinです。運営企業の設立は2004年で、仲介手数料を抑えることによって大きな成長を遂げてきました。

1-1.Redfinを利用するメリット

アメリカ不動産の検索にRedfinを利用するメリットは、物件ごとに情報を取扱う不動産エージェントの顔が見えることです。

物件情報のページには、不動産エージェントの名前・所属企業・顔写真に加えて、問合せに対する回答にどれだけ時間がかかるかといった目安まで記載されています。

なお、Redfinはあくまでもアメリカの不動産ポータルサイトである上に、アメリカ国内でも時差があるため、問合せに対する回答時間はあくまでも目安ととらえるのが妥当と考えられます。

そのほか、Redfin Data Centerというサイトでエリアごとの物件価格推移を細かく確認できる点も、Redfinを利用するメリットです。州だけではなく町単位まで範囲を限定して価格推移を確認できるため、エリアを絞り込むときにRedfinが役立ちます。

1-2.Redfinを利用するデメリット

一方で、Redfinを利用するデメリットとしては、賃貸関連の情報が掲載されていないことが挙げられます。2021年8月時点でRedfinに掲載されているのは物件の売買に関する情報のみであり、エリアや物件ごとの想定賃料などは確認できません。

Redfinは物件情報量が多く情報の信ぴょう性も高い不動産ポータルサイトです。しかし、例えば不動産会社から案内された物件の想定利回りを検証するなどの利用には適していません。

不動産会社から受け取った情報を検証するためには、他の不動産ポータルサイトも併用しながら進める必要があります。

2.Zillow

Zillowアメリカ不動産のポータルサイトとしては、ZillowもRedfinと並んで代表的なサイトと言えます。Zillowを利用するメリットは、1つのサイト内で様々な情報を検証できることです。

2-1.Zillowを利用するメリット

Zillowを利用してアメリカ不動産を検索するメリットは、同一サイト内で入居者募集物件も検索できることです。目星をつけているエリアの物件価格相場と周辺の賃料相場とを確認することで、個人でもエリアごとに表面利回りの目安を確認できます。

エリアごとの表面利回りを把握できる点は、例えば利回り保証付きの物件を購入検討している場合に有効です。保証されている利回りの妥当性を投資家自ら確認できます。

そのほか、物件ごとに、サイトが診断する想定物件価格の履歴を確認できる点もZillowを利用するメリットです。想定物件価格の推移を確認することで、検討している物件が値下がり傾向にあるのか事前に判断できます。

なお、価格だけではなく想定賃料についても物件ごとに確認できるため、物件の比較をしたい場合にもZillowを利用するのが適切です。アメリカ不動産について、不動産会社の提案内容を検証するなど、自分で現地の状況を把握したいという場合にはZillowを利用するのが適しています。

2-2.Zillowを利用するデメリット

一方で、他のサイトと比較した場合にZillowが持っているデメリットとしては、物件情報を取扱っている不動産エージェントの顔が見えない点が挙げられます。

先に挙げたRedfinの場合は、物件ごとに仲介できる不動産エージェントの情報が載っているため、不動産エージェントを比較してからコンタクト可能です。

しかし、Zillowの場合は問い合わせフォームが用意されているだけで、どんな不動産エージェントがその物件を取扱っているのかわからなくなっています。

海外不動産の購入を検討する場合には、気軽に現地を見に行けない点や言語・商習慣の違いなどから不安を感じることも多いものです。不動産エージェントの比較ができないという点では、Zillowを通じての問い合わせに不安を感じる人もいるでしょう。

3.trulia

truliaアメリカ不動産の情報収集にあたり、RedfinやZillowと並んでtruliaも参考にしやすい不動産情報ポータルサイトです。truliaにはすでに解説した2つのサイトとは異なる情報が掲載されています。

3-1.truliaを利用するメリット

アメリカ不動産を検索する上でtruliaを利用するメリットとしては、物件ごとに空室リスクの大小を判断できることが挙げられます。

すでに解説したRedfinやZillowと比較して最も特徴的なのは、truliaでは住み心地や学校などに関する口コミをエリアごとに閲覧できる点です。エリアごとの口コミは、あくまでも実際に家を探しているアメリカ人向けのコンテンツという側面もあります。

しかし、日本人によるアメリカ不動産投資の観点で考えると、空室リスクの大小を判断するためには口コミも有益な情報です。肯定的な口コミが多いエリアには、豊富な賃貸需要を期待できます。

そのほか、物件ごとに周辺エリアの犯罪発生数が可視化されている点もtruliaを利用するメリットです。犯罪発生数に応じてエリアごとに色分けされた地図を確認できます。

犯罪発生率が高いエリアは入居者からの人気も下がるため、truliaで物件を検索すれば、空室リスクについて視覚的に物件を比較可能です。

3-2.truliaを利用するデメリット

その一方で、アメリカ不動産の検索にtruliaを利用するデメリットとしては、RedfinやZillowと比較すると掲載物件数が少ない点が挙げられます。

最初に候補物件を多数確認してから絞り込んでいきたいという場合には、truliaよりもRedfinやZillowを利用するほうが適しています。

しかし、RedfinやZillowと比較した時、truliaには情報の独自性があります。周辺の想定賃料などについて、Zillowに掲載されている情報とtruliaに掲載されている情報とを照合してみるのも有効です。

アメリカ不動産投資の検討にあたり、エリアや物件を絞り込む際に、補完的に情報収集する場合にはtruliaの利用を検討してみると良いでしょう。

まとめ

アメリカ不動産の情報を検索する場合には、Redfin・Zillow・truliaなどの不動産ポータルサイトが利用できます。なお、3つのサイトでそれぞれ特徴が異なるため、目的に応じて使い分けるのも良いでしょう。

東南アジアの新興国などと比較すると、アメリカは不動産に関する情報がオープンになっている国です。英語の読解をいとわなければ、日本人でもアメリカ不動産に関する多くの情報を収集できます。

なお、アメリカ不動産を取り扱う日本国内の不動産会社も少なくありません。自身で物件の調査を行い、エージェントとコンタクトを取ることにハードルが高いと感じる方は、日本の不動産会社へ相談することも検討してみましょう。

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

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