ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社は11月17日、ウェルスナビのNISA(少額投資非課税制度)口座で一任型の資産運用を行う「おまかせNISA」に、「買い直し」機能を追加した。ウェルスナビの通常の口座で保有している資産を一旦売却し、その資金をNISA口座での資産を購入に充てることができる。当年のNISA口座の非課税枠を活用しやすくするための機能だ。
ウェルスナビのおまかせNISAは、申し込むとウェルスナビの通常の口座に加えて、NISA口座が開設される。2つの口座を自動で使い分けながら、サービスの特徴である「長期・積立・分散」の資産運用を、お任せで行うことができる。今年2月のリリース後、ユーザー数は増えているが、課題も見えてきた。
NISAの非課税枠は翌年に持ち越せない。また、NISAの制度上、通常の口座で保有している資産をNISA口座にそのまま移管することもできない。このため新たに投資できる資金が十分にない場合、通常の口座で保有している資産があっても、当年の非課税枠を使い切れない可能性がある。当年の非課税枠を活用するため、通常の口座で保有している資産を一旦売却、その資金でNISA口座から資産を購入したいという要望が多く寄せられていたという。
新機能は、顧客の依頼に基づき、ウェルスナビの通常の口座の資産を一旦売却し、 その資金でNISA口座で資産を購入する「買い直し」を可能にした。 おまかせNISAの画面で「買い直し」を選択すると、 ユーザーの希望に応じた金額を目安に資産を売却する。その際、利益に対し約20%の税金が課される。買い直しの確定から原則3営業日後の夜間に、非課税枠で資産の購入を行うという仕組み。
買い直し機能では、相対的にハイリスク・ハイリターンな銘柄(株や不動産)を優先して買い直しの対象とすることで、 NISAの非課税メリットを活用する。また、NISA口座と通常の口座を合わせた資産全体で、顧客一人ひとりのリスク許容度に合った最適な資産配分になるよう調整を行う。一般的に、通常の口座の資産をNISA口座で買い直す場合、 資産を売却・購入する際、 銘柄や数量の指定に手間がかかるが、買い直し機能を使うことにより、NISAの非課税枠を手軽に活用できるよう設計した。
【関連サイト】ウェルスナビ(WealthNavi)[PR]
【関連記事】ウェルスナビ(WealthNavi)の評判・概要
【関連記事】ウェルスナビ(WealthNavi)の実績・運営企業
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム (全て見る)
- 積立投資は新NISAの「投資信託」と「ロボアドバイザー」のどちらがおすすめ? - 2024年8月20日
- ウェルスナビの評判は?メリット・デメリットや手数料・実績も - 2024年8月2日
- ROBOPRO(ロボプロ)の評判は?メリット・デメリットや他社との違いを比較 - 2024年6月22日
- ROBOPROの実績・評判は?メリット・デメリットや他ロボアドとの比較も - 2024年6月7日
- 楽天証券、NISAで利用できるロボアドバイザー「ウェルスナビ×R」提供開始 - 2024年5月16日