株式会社SBIネオモバイル証券の「ネオモバ」が好調だ。8月29日に同サービスの登録口座が10万口座を達成、今年4月10日の開業から5ヵ月弱で延伸した。国内トップのポイントサービス「Tポイント」で株式投資を行えるのをはじめ、使いやすい画面デザインや月額220円(税込)で取引放題となるサブスクリプションモデルを導入。9月28日からスマートフォン用アプリの提供を開始するなど、矢継ぎ早のサービス拡充でターゲットとする若年層・投資初心者を取り込んでいる。
ネオモバのポイントの換金率は1ポイント1円、利用単位は1ポイント以上、1ポイント単位。通常の株式購入は100株からが最小単位だが、ネオモバは1株から購入が可能。さらに、運用手数料は0円~50万円以下の場合は220円。登録者には毎月200ポイントが還元されるため、実質20円で運用できるのも魅力だ。以下は50万円超~300万円以下は手数1000円、300万円超~500万円以下は3000円、500万円超~1,000万円以下が5000円。以下100万円ごとに1000円が加算され、上限は設定していない。(手数料はいずれも税込み)
同社によると、ユーザーは20代、30代が全体の半分を占め、ネオモバで初めて株式の取引をする人は50%以上に上る。また、約定件数に占めるS株(単元未満株)の取引が約94%で、Tポイントを利用した取引が約40%あり、これまでに8000万ポイントが投資に使われている。19年に入って楽天やNTTドコモなどのポイントサービスと競争が激化しているTポイントだが、ネオモバの躍進によって株式投資にも使えるポイントサービスとして再び注目を集めている。
SBIネオモバイル証券はネオモバを通じて、消費活動で貯めたTポイントを資産形成にも活用する「消費から投資へ」の流れを確立し、さらなる商品・サービス開発を進める方針だ。
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