インターネット調査のマイボイスコム株式会社は6月5日、マンションのブランドに関する調査結果を発表した。マンションブランドの認知(複数回答)では、全体では「ライオンズマンション」が5割強、「プラウド」「ザ・パークハウス」が各3~4割を占めた。中国、四国では「サーパス」が各4~5割で1位、「ライオンズマンション」「アルファ」が2~3位、北海道で「ライオンズマンション」に続き、「クリオ」が2位。近畿では「エスリード」「ジオ」「プレサンス」「ローレル」などの比率が他の層より高くなるなど、地域によって認知度が異なる。
一方、住んでみたいマンションブランドを訊いたところ(複数回答)、全体では「プラウド」が7.9%、「ザ・パークハウス」「ライオンズマンション」が各4~5%、「グランドメゾン」が約3%。北海道では「ライオンズマンション」が1位、関東では「プラウド」「ザ・パークハウス」、近畿では「プラウド」「ジオ」、中国では「ザ・パークハウス」「サーパス」、四国では「アルファ」「サーパス」が上位2位に。認知度と住みたさが必ずしも一致していない結果となった。
住んでみたいマンションブランドと選定理由を訊ねたところ、トップのプラウド(野村不動産)は「CMに高級感があり、住めるのなら住んでみたい」(女性 57歳)、「大手の会社で伝統があり、安心安全でフォローも良い」(男性 61歳)、「実際に見たことがあり、自分の好みにとても合っていた」(女性 55歳)といった声が寄せられた。ザ・パークハウス(三菱地所レジデンス)は「都心部にある。立地が良い。ステイタス感がある。デザインが良くて快適で機能的な住まい」(男性 61歳)、「信頼感ある企業イメージ」(男性 64歳)、「ブランドが大きく伝統があり安心できる」(女性61歳)など、信頼性が多く挙げられた。
ライオンズマンション(大京)は「あまり良く分からないが名前を知っていた」(男性55歳)、「建物の造りが一般的なものよりも近代的で壮大」(男性45歳)、「お洒落な外観」(女性 30歳)など。グランドメゾン(積水ハウス)は「オシャレで地震に強い」(女性 57歳)、「CMでよく聞く名前で、信用できそう」(女性 47歳)、ジオ(阪急阪神不動産)は「高級感」(男性 47歳)、「お洒落なデザイン」(女性 34歳)など、紹介されている意見はいずれもイメージ先行で、実際に物件を内覧した人の声は無かった。
これに対し、マンション購入経験者・意向者が重視した点は「最寄駅からの距離」「生活環境の利便性」「日当たり・採光」「間取り」などがそれぞれ6~7割を占めた。マンション購入ではまず認知度とイメージ、次に信頼性、最終的な決定要因は現実的な条件で絞られていくということだろう。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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