NTTは11月5日、株式分割および株主へNTTドコモのポイントサービス「dポイント」を進呈すると発表した。株式分割により投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家層の拡大を図る。今年12月31日を基準日として、同日付の株主の所有する同社普通株式を、1株につき2株の割合をもって分割する。分割により増加する株式数は、株式分割前の発行済株式総数19億5039万4470株に対し2倍の39億78万8940株となる。株式分割に伴い、1株当たり配当予想を第2四半期末95円、期末95円、年間190円に予想を修正した。
dポイント進呈は、同社の株式の魅力を高め、中長期的に同社株を保有する株主の拡大を図る目的で、基準日の2020年3月31日に同社普通株式を100株以上保有している株主を対象とする。株の保有期間が2年または5年に達した株主一人につき2年目1500ポイント、5年目3000ポイントを進呈する。初回は、株主一人につき保有期間が2年以上5年未満 1500ポイント、5年以上 4500ポイントに増やし配布する。
dポイントは、NTTドコモが提供するポイントプログラム。ファーストフードやコンビニなどリアル店舗とネットの店舗で利用できるほか、貯めたdポイントをNTTドコモ社が運営する「ポイント投資」のサービスで運用することも可能。
同日に発表した19年4~9月期の連結決算(国際会計基準)は、営業収益が前年同期比2%増の5兆8895億円、営業利益は同8%減の9828億円の増収減益。通信料金の値下げに伴うNTTドコモの採算悪化が影響した。純利益は同2%減の5476億円だった。
【関連サイト】ポイント投資のウェブサイト
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HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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