SMBC日興証券株式会社は1月19日、「共働き夫婦のおこづかい・資産運用に関する意識調査」の結果を発表した。調査は、投資情報サービス「日興フロッギー」を主体として、2023年12月11日~18日にかけ実施。有効回答数は1106。
既婚者(男女1106名)のうち、共働き夫婦世帯は638名。共働き夫婦にお金の管理につい訊いたところ「自分または配偶者が管理している」と答えた人は455人(71%)。「夫婦でお金の管理や資産運用について気軽に相談できますか」という問いには、313名(49%)が「とても気軽に相談できる」と回答した。お互いに働いて収入を支えあっていることなどから、相談しやすいようだ。
なお、共働き夫婦世帯の2人に1人が「おこづかい制」と回答。月額は、「月2万円以上、4万円未満」が最多の30%で、「月2万円未満」が29%、10万円以上が6%と差があるが、平均額は月約3万9000円となった。
「現在、投資や資産運用をしていますか」という問いに対しては、56%の人が「投資している」と答えた。一方で、3人に1人はまだ「したことがない」と答えており、一歩を踏み出せていない様子もうかがえた。
「現在NISA口座を持っていますか」という問いに対して、共働き夫婦世帯では75%が保有していると回答した。片働き世帯(自分だけが働いている33%、配偶者だけが働いている29%)が「一般NISA口座」を保有している人が多かったのに対して、共働き夫婦世帯では「つみたてNISA口座」を保有している人が多かった。
「新NISAを利用したいと思いますか」という問いに対しては「必ず利用したいと思う」は47%に上り、片働き世帯よりも意向が強い結果となった。さらに、「どの投資枠を利用するか」という問いに対しては、共働き夫婦世帯は「成長投資枠」が53.8%、「つみたて投資枠」が55.6%と回答。一方、片働き世帯では、自分だけが働いている人は成長投資枠が多く、配偶者だけが働いている人はつみたて投資枠が多かった。
つみたて投資枠を利用する予定の人に、毎月いくらずつ投資する予定かを訊くと、共働き夫婦世帯では「1万円以上3万円未満」が38%で最多。最大の「10万円」も14%おり、新NISAをフル活用したいという意向がうかがえる。
新NISAで投資する予定の商品に関する質問は、過半数が「投資信託」「株式」と回答。投資信託に投資する予定の人に「どんな投資信託を選ぶ予定か」を質問すると、6割が「世界株ファンド」と回答。次いで「米国株ファンド」「日本株ファンド」となった。
【関連サイト】日興フロッギー白書 「共働き夫婦のお金事情」
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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