LINE証券株式会社は4月1日、「Z世代」に関する投資意識調査の結果を発表した。同日からの民法改正による成年年齢の引き下げに伴い、同社のスマホ投資サービス「LINE証券」、「LINE FX」「LINE CFD」でも18歳以上から新規口座の開設が可能となった。調査はこれに合わせ、LINE証券のLINE公式アカウントに登録しているユーザーを対象に、19歳以下と20歳以上のユーザーにそれぞれアンケートを実施。19歳以下295名、20歳以上8095名の回答を得た。
結果、19歳以下の84%が「18歳から投資をはじめたい」と回答、投資に対する意識が高い傾向にあった。投資金額は「1万円以下」から始めたいと考えている人が66%と、過半数が少額投資を希望している。20歳以上は、18歳から投資ができることに71%が賛成しており、「経済への興味が持てるから」が理由のトップ。また、87%が「自分が18歳だったら投資をはじめたかった」と回答した。今年度から開始される高校授業での金融教育には93%が賛成、「自分も教えてほしかった」「社会を知る上で必要な知識だと思う」という声が多く挙がった。
19歳以下に「成年になったらやってみたいこと」を聞く質問では、「クレジットカードの作成」が58%、続いて「投資」が56%となり、この世代のお金に関することへの関心が高いことが伺える。18歳から投資を始めたいという84%の内訳は「ぜひはじめたい」49%、「ややはじめたい」が35%と、意識が高い傾向にある。投資をはじめたい金額は、「100円〜1000円」が31%、「1000円〜1万円」が35%という結果だった。
また、国内、海外の株式投資への関心が高く、投資をしてみたい理由は、「投資の勉強をしてみたいから」が41%、投資したいものや活用したい制度などに関しては「株式投資(国内株)」が61%ともっとも多く、次いで「株式投資(外国株)」が38%、「FX」が28%と株式投資が関心を集めている。
投資をしてみたい理由は「投資の勉強をしてみたい」が41%、「旅行など遊ぶための資金が欲しい」が34%、「欲しいものがある」が27%、「老後が不安だから」が18%となった。
一方、20歳以上は、18歳から投資ができることに「賛成」が42%、「どちらかというと賛成」が29%で71%が賛成。理由は、「経験することで経済への興味を持てるから」77%、「自分もやっておけばよかったと思っているから」72%、「長期的に投資をすることで投資成果が上がりやすくなるから」53%だった。
自身が18歳の時に今の時代のように手軽に投資が始められるとしたら「ぜひ始めたかった」62%、「やや始めたかった」25%と87%の方が「はじめたかった」と回答。高校授業での金融教育についての質問では「賛成」が73%、「どちらかというと賛成」が20%で、93%が賛成した。理由は「自分も教えてほしかった」と「社会を知る上で必要な知識だと思う」が72%と、金融教育に関してポジティブに捉えている。
LINE証券は、口座開設者の約54%が20代から30代の若年層で、20代口座開設のうち18%は学生。20歳以上は、投資機会が増え、高校で教育を受けられる18歳が少しうらやましいかもしれない。成人年齢引き下げに伴い、金融業界、教育業界からさまざまな教材が提供されている。オンラインで無料公開されているものも多いので、幅広い世代が金融リテラシーを高めるチャンスといえる。
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