株式会社GA technologiesは12月9日、株式会社Modern Standard(モダンスタンダード)を株式取得および簡易株式交換によりグループ会社化すると発表した。モダンスタンダードは会員数7万人以上の高級賃貸サービスサイト「モダンスタンダード」を運営しており、GA technologiesの不動産テック総合サービス「RENOSY (リノシー)」との連携でユーザー数の拡大とクロスセルを狙う。
増加傾向にある富裕層や、夫婦ともに年収700万円を超える共働き世帯「パワーカップル」へのリーチを拡大するほか、2020年内に高所得者向けPropTech(不動産テック)サービスを開始する計画もある。モダンスタンダードは20年1月15日頃予定する簡易株式交換で完全子会社となる予定。
現在、純金融資産保有額1億円以上の富裕層世帯数、女性の活躍支援によりパワーカップルの世帯数も増加傾向といわれ、高級不動産市場の活性化が期待される。モダンスタンダードは、業界最高水準の会員数(7万人)を有する高級賃貸サービスサイトを運営、業界トップレベルの売上で、都心の高級賃貸市場を牽引してきた。
一方、GA technologiesのリノシー事業では中古不動産の売買を中心に、リノベーション、不動産投資などのサービス提供を行ってきた。中でも“「賃貸」サービスが不動産と個人の初めての重要な接点”として、2019年9月にグループ会社のイタンジ株式会社からセルフ内見型お部屋探し(賃貸)サイト「OHEYAGO(オヘヤゴー)」のサービス提供を開始した。
今回のグループ会社化にあたり、短期的にはリノシーと高級賃貸サイトを連携させることで、クロスセルを通じた両社のサービス提供機会の拡大を狙う。
中長期的には、同社の企業理念「テクノロジー×イノベーションで、人々に感動を。」の実現を推進すべく、首都圏を中心とした高所得者向けPropTechサービスの提供に発展させていく。また、世界の主要都市と比べ比較的安価であると言われている東京の不動産の資産価値の向上に寄与していく考え。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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