グローバルベイスの評判・実績は？メリット・デメリットや利用の手順も

グローバルベイスは、東京23区内をメインに中古マンションリノベーションサービスと、買取再販売事業による自社施工のリノベーション物件販売を行っている企業です。多岐に渡るオーダーメイドのリノベーション行程をワンストップで行うほか、長年培ってきた独自の物件収集能力や高い施工技術を活かし、自ら手掛けた資産性の高いリノベーション物件を販売しています。

この記事では、都心のマンション購入、住み替え、あるいは今住んでいるマンションのリノベーションを検討している方向けに、グローバルベイスのサービス、メリット・デメリット、評判・実績、利用手順を詳しく解説するので、参考にしてみてください。

※本記事は2023年10月時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。

目次

1. グローバルベイスとは
   1-1　ワンストップリノベーション事業の「マイリノ」
   1-2　中古マンション買取再販事業の「リノコレ」
   1-3　マンション一棟リノベーション事業の「グランドベイス」
2. グローバルベイスのメリット
   2-1　グローバルベイスの物件収集能力をリノベーションに活かせる
   2-2　資産性の高い物件を入手できる
   2-3　不動産仲介手数料を節約できる
   2-4　人気ブランドとのコラボレーション
   2-5　運営会社の財政基盤・業績がしっかりしている
3. グローバルベイスのデメリット
   3-1　サービス提供エリアが限定的
   3-2　最低限のリフォームを行いたい人には向かない
4. グローバルベイスの評判・実績
5. グローバルベイスの利用手順
   5-1　ライフプランや資金計画の無料相談
   5-2　物件探し、ローン審査
   5-3　具体的なイノベーションプランの決定
   5-4　工事着工、完成
6. グローバルベイスの事業や強み、実績についてインタビュー
   6-1　グローバルベイスの事業内容について詳しくお聞かせください
   6-2　グローバルベイスの強みはどのようなところでしょうか？
   6-3　サービス提供エリアが関西圏・首都圏の都心部に限定されているのは何故でしょうか？
   6-4　実際に購入された方の事例や印象的なエピソードはありますか？
7. まとめ

1　グローバルベイスとは

グローバルベイスは、東京23区内を中心に、中古マンションのワンストップリノベーションと、グローバルベイス自身が手掛けたリノベーション物件の販売を行っているサービスであり、運営企業です。

リノベーションサービスでは、個人のライフスタイルの多様化という視点に立ち、異業種である有名ファッションブランドとコラボレーションし、バリエーション豊かな生活スタイルを提案しているほか、自社施工のリノベーション済物件を売り主として販売していることが大きな特徴です。

また、取扱物件は東京23区内が80％以上を占めるなど都心部を得意とし、駅チカ物件も多く、その資産性の高さも強みになっています。

グローバルバイスの取り扱いサービスは、主に以下3つです。

1-1　ワンストップリノベーション事業「マイリノ」

マイリノは、中古マンションの物件探しから、資金計画、デザイン設計、施工まですべてのリノベーション行程を一括して提供するワンストップリノベーションサービスです。通常、リノベーションを個人で行う際は、不動産会社、金融機関、設計事務所、工務店など複数の窓口に相談しなければなりませんが、マイリノなら1つの窓口ですべての相談が完結することができます。

1-2　中古マンション買取再販事業「リノコレ」

リノコレは、グローバルベイスが自ら手掛けたリノベーション済マンションの販売サービスです。2002年より20年以上に渡り、買取再販売事業を行っており、「都心の好立地や高品質なマンションを手頃な価格で」というニーズに添って、スケルトンでリノベーション施工した付加価値の高いリノベーション物件を販売しています。

1-3　マンション一棟リノベーション事業 「グランドベイス」

再販売事業の一つとして、マンション1棟まるごと販売するのが「グランドベイス」です。一住戸単位である「リノコレ」に比べ、一棟まるごとの施工で共用部も含めたリノベーションが可能となり、資産性の高さに加え、より長く住み続けるといったグローバルベイスのコンセプトが体現されています

2　グローバルベイスのメリット

中古マンションのリノベーションやリノベ済み物件を購入する際に、グローバルベイスを利用するメリットを具体的に確認していきましょう。

2-1　グローバルベイスの物件収集能力をリノベに活かせる

グローバルベイスは、長年の信頼関係をベースにした仲介業者とのネットワークによる物件収集能力があり、月1,000件以上の査定実績から目利き力にも強みがあります。また、再販売事業で20年以上に渡って累計20万件以上の物件を扱ってきたため、希望に合うリノベ向け中古マンションの紹介を受けることができます。

2-2　資産性の高い物件を入手できる

グローバルベイスが物件探しのエキスパートであることは、リノベーションだけでなく、その後の資産形成にも役立ちます。グローバルベイスで調達する物件は、立地、広さ、周辺環境に加え、リノベーションに適した物件であるほか、価格安定期に入る築20年以上の物件が中心のため、資産価値は下がりにくいのが特徴です。

購入時は資金計画をしっかり立てる必要があるものの、同時にリセールバリューの高い住戸であるため、将来的な資産性を考えている方にも向いています。

2-3　不動産仲介手数料が節約できる

グローバルベイスが売り主の物件を購入する場合、550万円以上（税込）のリノベーション工事発注を行うと、不動産仲介手数料（物件価格3％＋6万円）が無料になります。また、他社取り扱いの案件であっても500万円以上の発注で不動産仲介手数料は半額となります。

2-4　人気ブランドとのコラボレーション

オーダーメイドリノベーションを提供している「マイリノ」では、異業種とのコラボレーションにより、ライフスタイルに合わせた部屋づくりを提案して貰えます。

例えば、家具から内装のデザインまでアパレル大手のユナイテッドアローズが手掛けてくれるプランのほか、動物病院の院長が監修するペットと快適に過ごせるプラン、健康・美容を重視したストレスフリーな快適空間を提供するオンラインフィットネスサービス「MIRROR FIT.」とコラボしているなど、個性的なオーダープランを作ることができます。

2-5　運営会社の財政基盤・業績がしっかりしている

グローバルベイスの業績は21期連続の黒字決算です。物件調達件数、販売数ともに右肩上がりで、年間400戸以上の中古マンションの仕入れ、リノベーション施工、販売が行われ、延べ販売戸数は5,000戸を超えています。また、2020年には大阪ガスグループにも参画し、財政基盤も強化されました。このように業績や基盤のしっかりした企業に、リノベーションを任せられるのもメリットの一つです。

さらに、グローバルベイスの大阪ガスグループへの参画は、単に資本面や経営基盤の強化だけではなく、今後関西圏での事業拡大や、最新ガス機器の提供によるリノベーション力強化といったシナジー効果を期待できます。2021年8月には大阪支店を開設し、関西エリアでの販売戸数の増加を見込んでいます。

3　グローバルベイスのデメリット

グローバルベイスを利用する際の注意点も確認してみましょう。

3-1　サービス提供エリアが限定的

グローバルベイスのサービス提供エリアは、東京23区内やそれ以外の東京都、神奈川県、埼玉県の一部に加え、関西圏は大阪府、京都府など一部に限られます。また、住宅の種類も「都市型マンション」であるため、戸建てのリノベーション利用には対応しておらず、販売物件もありません。

3-2　最低限のリフォームを行いたい人には向かない

グローバルベイスは都市部の好立地で資産性の高い中古物件を多数取り扱っており、新築に比べて3割ほど安い価格で購入できる点はメリットである一方、中古物件は、建物の年数や状態を確認し、追加の修繕が必要かどうかを検討する必要もあります。

また、リノベーションの内容によっては、予想以上に費用が大きくなり新築の購入価格に迫る場合もあります。デザイン性を追及せずに最低限のリフォームを行いたい方には不向きと言えるでしょう。

4　グローバルベイスの評判・実績

2002年に中古マンションの仕入れと販売を開始したグローバルベイスは、2023年6月7日時点で、リノベーションマンション引渡し戸数5,000戸を達成しています。現在は毎年400戸以上の中古マンションの仕入れ、リノベーション施工、販売を行っており、マイリノに掲載されているリノベーション施工事例には、ノベーション前後の平面図からリノベーション費用、さらにはリノベーションの仕様や内容に至るまで、詳しく確認することができます。

グローバルベイスのリノベーションは、間取りもイメージ通りで、内装も希望通りの雰囲気にできたと評価する声もあるほか、打ち合わせのスムーズさや提案数の多さに対する満足度が高いのも特徴です。

オーダーメイドでライフスタイルにあったリノベーションプランを考えられる点も大きな楽しみとなっているほか、グローバルベイスは、他のリノベーション専門会社と違い、売り主として自社施工のリノベーション物件を販売しているので、選択の幅が大きく広がります。

5　グローバルベイスの利用手順

グローバルベイスでリノベーションを依頼する方法と、リノベーション済み物件を購入する手順は以下の通りです。

5-1　ライフプランや資金計画の無料相談

グローバルベイスのマイリノでは、ライフプランや資金計画の無料相談を受けることが可能です。ページ右上にある「まずは相談（無料）」の申し込みフォームから、氏名、連絡先、検討エリア、希望の間取り、予算を入力すれば手軽に問い合わせることができます。

5-2　物件探し、ローン審査

グローバルベイスが厳選した物件の中から、リノベーションの候補となる物件の紹介があり、実際に内覧しながら、希望に合う物件を探します。リノベーション物件の決定後は、ローン返済計画についてもこの段階で話し合い、費用面でわからないことは、必ず確認しておきましょう。

5-3　具体的なイノベーションプランの決定

具体的なイノベーションプランを決定するため、デザイナーから間取りの提案があり、写真や本、イメージマップを使って、リノベーションのイメージを具体化していきます。間取りが決定したら、設備や細部の仕様を詰めていき、壁材や床材など細かい部分もこの段階で決めます。

5-4　工事着工、完成

スケルトン状態まで解体した段階で、建物を現地で確認し、現場施工者とリノベーションイメージを確認します。リノベーション施工中にも、配線や配管も含めて直接確認し、リノベーション工事が完了したら、引っ越し作業を済ませ、アフターサービス保証書を受けとれば完了です。

一方、リノベーション済の販売物件は、リノコレから「間取り」「駅からの徒歩」「価格帯」「専有面積」の各タブから検索できます。気になる物件はしっかり内覧し、購入物件の候補を絞っていきましょう。360度パノラマで閲覧できる物件もあるほか、オープンハウス物件であれば、ビデオ通話での内見も可能です。

6　グローバルベイスの事業や強み、実績についてインタビュー

今回、HEDGE GUIDE編集部ではグローバルベイスの岩井氏にインタビューを行い、グローバルベイスの事業内容や強み、実績について伺いました。

6-1　グローバルベイスの事業内容について詳しくお聞かせください

「グローバルベイスでは、オーダーメイドのリノベーションを土地探しから手がけるマイリノ、リノベーション済み物件を販売するリノコレを同時並行で手がけているのが特徴です。どちらの事業も首都圏や関西圏の都心部を中心に事業展開しています。

お客さまにヒアリングしながら、リノベーション済み物件の紹介と、オーダーメイドのリノベーション、どちらかマッチする方をご提案していきます。

リノベーション済み物件は、価格も明確で多くの方が満足できる質の高いデザインに仕上げています。そのため、当初は中古マンションを買ってリノベーションをする計画で相談に来られたものの、最終的にリノコレのリノベーション済み物件を購入する方も少なくありません。

一方で既存物件では充分にニーズを満たせない、かつ予算面でも余裕がある方にはマイリノでオーダーメイドでリノベーションマンションをデザインします。」

6-2　グローバルベイスの強みはどのようなところでしょうか？

「土地を探すところから手がけられる点が、当社の大きな強みになっています。自社でリノベーションするうえでも、お客さまのニーズをかなえるリノベーションを手がけるうえでも、それぞれに適した土地を仕入れるノウハウや情報網を持っています。

また、フルリノベーションを手がけられるのも強みの一つです。室内の装飾や内壁を全て一度解体してから新たなデザインに作り替えられる『フルスケルトンリノベーション』はグローバルベイスが得意とする施工法の一つとなっています。

このような大規模なリノベーションを手がけられる事業者はそう多くなく、グローバルベイスの設計力があるからこそできるリノベーション手法となっています。

グローバルベイスは2002年からリノベーション事業を手がけており、リノベーション会社としては長い事業実績があります。長年の実績を通じて培った設計・施工技術を活かして、お客さまのニーズに合った自宅を実現可能です。」

6-3　サービス提供エリアが関西圏・首都圏の都心部に限定されているのは何故でしょうか？

「端的にお答えすると人員の問題があります。グローバルベイスではリノベーションだけでなく物件の仕入れから販売まで行っており、支店を増やしていくにはエリアに精通した担当者が不可欠です。担当者にエリアの知識がないと良いご提案も出来ず、また仕入れの段階で見ても『売れる根拠』を持って物件の目利きをする必要があり、販売・仕入れの2つの視点で見ても、エリアに特化した専門知識が不可欠なのです。

新規の同業他社が参入する中、『価格が安い』というポイントだけではなかなか売却に繋がりません。やはり良いご提案ができるよう、エリアに精通しておりしっかりお客様にご紹介できる担当者の存在が重要になります。

このようなマンパワーの問題によってなかなかエリア拡大が難しいという背景がありますが、関西圏についてはエリアに精通した担当者の採用ができ、2021年8月に大阪支店を開設、事業展開が進んでいます。

なお、細かな対応エリアについては弊社の担当者や提携先の施工店との兼ね合いもあります。都心部からやや離れているエリア・物件であっても、お問い合わせ頂ければ対応させて頂けるケースもあります。」

6-4　実際に購入された方の事例や印象的なエピソードはありますか？

「実際に、お客さまからも物件の質を高く評価してもらい、ご成約いただくケースはしばしばあります。私が関わったケースで事例を紹介すると、以前ある仲介会社さんを通じて、2人の姉妹のお客さま双方に弊社物件を販売したことがあります。

お二方は同一の仲介会社さんに相談していましたが、それぞれが別々に相談して、個々で購入を検討していました。仲介会社さんはグローバルベイスの提携先というわけではないので、他社さんの物件とも並行してあくまで「選択肢の一つ」として弊社物件を紹介されていたようです。

競合物件の中には同じマンション内で販売されている物件もあり、価格を比較するとグローバルベイスの物件よりも安く購入できるような状況で、通常であれば売却までに時間がかかると予想していた物件でした。

しかし、それぞれの方が弊社の物件を内覧したところ、内装のデザインや品質を高く評価していただき、それが決め手となってお二方ともグローバルベイスの物件を購入頂いています。グローバルベイスのデザイン性・品質を高く評価頂いた印象的なエピソードであると思います。」

まとめ

グローバルベイスの強みは、長年培われてきた良質な再販売事業から派生するノウハウの蓄積にあります。

通常、再販売事業は大量の在庫を抱えるため、事業としてはリスクを伴いますが、資産性の高い物件に特化して再現性を高め、高い設計力や施工能力だけでなく、経験と実績に裏打ちされた物件の目利き力が、リノベーション事業での優位性や業績に直結しています。リノベーションの依頼やリノベ済み物件を検討する際は、このように実績豊富な担当者とよく相談して決めることも大切なポイントです。

一方、サービス提供エリアが関西圏・首都圏の都心部に限定される点や、最低限のリフォームによって価格を抑えたい方には不向きである点がデメリットと言えます。まずは見積もり依頼や物件の問い合わせなどを行い、情報収集を進めて行くと良いでしょう。

The following two tabs change content below.

• この記事を書いた人
• 最新の記事

HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チームは、不動産投資や金融知識が豊富なメンバーが不動産投資の基礎知識からローン融資のポイント、他の投資手法との客観的な比較などを初心者向けにわかりやすく解説しています。／未来がもっと楽しみになる金融メディア「HEDGE GUIDE」

最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム (全て見る)

• 【12/4 東京都 港区】老後に月20万円の家賃収入を手に入れる方法 - 2024年11月19日
• 【11/30 東京都 港区】【医療業界で働くオーナー生の声】 本音で語る！私が中古ワンルーム投資を始めた理由 - 2024年11月19日
• シノケンのアパート経営の評判は？営業、融資、物件、入居率の評判・口コミ - 2024年11月15日
• 【11/27 東京都 港区】【金融機関で働くオーナーの生の声】失敗から学ぶ不動産投資の成功への道 - 2024年11月12日
• 【11/29 オンライン】TSMCで賃貸需要高まる熊本、アパート経営事情を徹底解剖！ - 2024年11月12日