FANTAS technology株式会社は不動産クラウドファンディング「FANTAS funding」で初となるインカム型(賃料収益の分配)の案件を11日午後6時から募集開始する。
FANTAS fundingは空き家の有効活用化をターゲットに、これまで30件のファンドの募集で累計約4億円以上を調達、空き家再生や中古不動産の流通促進を進めてきた。これまでの案件ではキャピタル重視型(売却益の分配)で4〜8カ月間の運用が中心だったのに対し、今回はインカム型で1年間の中期的な運用を行う。
本案件では東京都渋谷区の区分マンションの1室を取得、運用。家賃収入からなる賃貸事業収益を投資家への分配原資へ充当する。案件名は「FANTAS check(中古不動産流通) PJ 第19号」で、募集金額は2712万円。1年間の運用期間で利回りは4.7%を設定する。FANTAS check(旧サービス名HAYAGAI)は、不動産の所有者からの「適正価格ですぐに売りたい」というニーズから生まれたAI(人工知能)による当社独自の自動査定サービス。これをクラウドファンドサービスへ転用、展開するプロジェクトだ。なお、売買に伴う損益は劣後匿名組合員(営業者)へ充当される。
インカム型は賃貸事業収益を主な分配原資としており、満期の分配となる。空室が発生した場合は分配金が想定を下回るリスクもある。同社は今回の募集について「不動産投資を身近なものにし、より多くの人の資産形成の手段の一つとなるよう様々なバリエーションの募集を行う」としている。
【関連サイト】FANTAS funding
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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