日本における水素関連企業と市場の現状 注目銘柄と投資ポイント
2050年カーボンニュートラルを目指す日本で注目の水素エネルギーと投資先。現在の市場動向と注目銘柄について解説します。
2050年カーボンニュートラルを目指す日本で注目の水素エネルギーと投資先。現在の市場動向と注目銘柄について解説します。
テンバガー銘柄という言葉を聞いたことはありますか。テンバガーとは、銘柄に投資した時点から株価が10倍に成長した銘柄のことです。過去10年(2013年12月末~2023年12月末)で10倍に成長した銘柄は、日経平均構成銘柄225銘柄のうち3銘柄、TOPIX構成銘柄では41銘柄、S&P500指数は24銘柄でした。構成銘柄に対する比率では、日経平均株価が1.3%、TOPIXが1.9%、S&P500は4.7%という低い値です。このことから、テンバガー銘柄を発掘するのは至難の業だと言えそうです。本稿では、投資のプロである筆者が、テンバガーを達成した銘柄や、今から狙えるテンバガー候補を予想し解説します。
日本は、水素をエネルギーとして利用するための国家戦略である「水素基本戦略」を2017年に策定し、水素社会の実現に向け動いています。日本ばかりではなく、米国、欧州、英国、中国、韓国、インドなどでも水素社会の実現を目指しています。水素はテーマとして取り上げられやすく、今後は株式市場をリードする可能性があります。本稿では、日本株の中でも水素関連銘柄に焦点を当てて解説します。