アルケゴス問題はなぜ起きた?背景や株価への影響もわかりやすく解説
3月26日に、米ゴールドマン・サックスが行った105億ドル(約1兆1,500億円)のブロック取引に、市場関係者は驚きました。過去に例がないほどの規模だったからです。そして、そのブロック取引で株式を売却したのは、「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」でした。
今回のアルケゴスによる大量の株式売却はどうして起きたのか、そして株式市場への影響は今後どうなるのかについて解説します。
3月26日に、米ゴールドマン・サックスが行った105億ドル(約1兆1,500億円)のブロック取引に、市場関係者は驚きました。過去に例がないほどの規模だったからです。そして、そのブロック取引で株式を売却したのは、「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」でした。
今回のアルケゴスによる大量の株式売却はどうして起きたのか、そして株式市場への影響は今後どうなるのかについて解説します。
3月も2月に引き続き米金利上昇とUSD買いの展開となり、106円半ばで始まったドル円は、バイデン政権の1.9兆ドルの追加経済対策による景気回復期待とそれを受けた米長期金利の上昇によって日米金利差拡大とともに上昇し、110円を突破しました。米長期金利の上昇スピードが速かったため、FRBがけん制するかどうか市場は注目していましたが、パウエル議長は容認姿勢を取りました。
一方で、FOMCメンバーによる利上げパスを確認してみると、まだ大多数が2023年まで金利据え置きを予想しており、短期金利は低位安定となりました。FRBの緩和姿勢を確認できたことから、長期金利が上昇したにも関わらず、株は底堅く推移しました。4月も米金利上昇、米株高、ドル高の流れは続くのでしょうか。これらの流れを作り出した材料について、4月の為替相場の癖とともに解説します。