ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社は6月4日、預かり資産2500億円、口座数31万口座を突破したと発表した。今月2日時点で預かり資産2400億円突破を発表し、わずか2日で100億円を積み増したことになる。今年1月にも2100億円突破から8営業日で2200億円を達成しているが、さらにペースを上げた。
ロボットアドバイザーは、スマホで必要な操作が行える全自動化サービスや始めやすい価格設定のものが多いが、同社の特徴は「長期・積立・分散」をサポートする機能を備えている点。将来に備えるための資産運用において、世界の富裕層や機関投資家が実践しているのが長期・積立・分散だ。世界中に分散して投資することでリスクを抑えながら、長期的な視点で、コツコツと積み立てていく資産運用だ。一見、スローペースだが、実際、ユーザーの声として「相場の変動に一喜一憂せず、ゆっくり安心して投資できる」(30代男性・会社員)など評価が寄せられている。
3月には代表取締役CEOの柴山和久氏が、ユーザーに動画でメッセージを発信した。「お伝えしたいポイントは3つ」として、①長期・積立・分散による資産運用はコロナ・ショックのような経済危機を乗り越えるうえで非常に重要、②積立はこうした経済危機の時にこそ効果が発揮される、と平易な口調で語った。
長期・積立・分散による資産運用については「10年、20年あるいは30年かけて、豊かな老後に向けて資産を形成していくという考え方に基づくもの。やがて世界経済が回復して、10年後20年後には今よりも成長していると考えるなら、長期・積立・分散による資産運用は、経済危機を乗り越え、資産を増やしていく。実際に、1992年から25年間を振り返ってみると、「100年に一度の危機」と言われたリーマン・ショックをはじめ、私たちは金融危機を何度も経験してきたが、時間をかけてそのマイナスを取り返し、世界経済はむしろ成長している」と改めて主張した。
一方、第3のポイントとして「このような経済危機の中では、無理をしてまで積立を続ける必要はない」と語り、「豊かな老後に向けた資産運用は、決して無理して行うべき性質のものではない」と呼び掛け、ユーザーや家族の健康に配慮してみせた。
2020年6月には20万円以上入金したユーザーに入金額に応じて最大10万円をプレゼントするキャンペーン(6月末まで)を実施しているが、コロナ禍の中でユーザーを引き付けているのは、ウェルスナビの“コツコツ”による安定感かもしれない。
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HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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