不動産クラウドファンディング(CF)のプラットフォーム「TECROWD(テクラウド)」を運用するTECRA株式会社は2月22日、中央アジアで不動産開発事業を展開するインベスコアグループとの資本提携を発表した。同グループの事業展開地域はモンゴル、カザフスタン、キルギス、および日本で、日本の現地法人は株式会社インベスコアジャパン。
テクラウドは2021年春に立ち上げ、今年1月には累計募集金額12億円を突破、 順調に規模を拡大している。モンゴルのウランバートル市をはじめ海外の不動産を多く取り扱っており、TECRA社では運用対象不動産のマスターリースを、インベスコアグループの一社であるInvesCore Property社(モンゴル)と締結するなど業務提携を進めてきた。
同グループは創業2016年3月。事業展開地域と事業会社はモンゴルで15社、 キルギスで1社、 カザフスタンで2社)、 ウクライナで1社、 日本は3社。グループ全体の21年度見込当期利益は約30億円。
主要事業会社のInvesCore NBFIは金融業で、モンゴル証券市場第一部上場企業。格付 A-High(MFR Rating Committee(イタリア))で、21年12月時点時価総額120億円となっている。インベスコアジャパン社はコンサルティング業で、会社所在地はTECRA社と同じ横浜市。
TECRA社は、インベスコグループが持つ国際的なネットワークの活用による新たな不動産投資の機会創出、共同での開発プロジェクトの強化・推進、国内外における投資事業拡大といった様々な協働の機会を見込んでいる。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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