新型コロナで「投資への興味高まった」女性は4人に1人。「どのように始めるかわからない」7割 ソニー銀調査

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新型コロナウイルスの感染拡大以降、女性の間でも投資(資産形成・資産運用)への興味が高まっている。ソニー銀行株式会社が7月16日に発表した「女性の資産形成・資産運用に関する調査」では回答者の4割(39.4%)が資産形成に興味があり、新型コロナ以降、4人に1人(24.4%)が投資への興味が高まったと回答した。「将来の経済的な不安を減らしたい」という思いが女性たちのアンテナを投資へ向かせているようだ。

調査は今年6月、20歳~54歳の女性500名を対象にウェブアンケートで実施。最初に投資に興味があるか聴取したところ、「とても興味がある(14.4%)」「やや興味がある(25.0%)」「あまり興味がない(22.2%)」「まったく興味がない(38.4%)」となり、約4割の女性が興味を持っていた。年齢別では「とても興味がある」の割合が最も高かったのは25~29歳(19.7%)、次いで35~39歳(18.3%)。「やや興味がある」は20~24歳(31.9%)が最も多い。「とても興味がある」「やや興味がある」の合計値で見てみると、45~49歳(46.5%)が最も多く、次に35~39歳(42.2%)、25~29歳(40.8%)の順となった。

理由として、20~29 歳では「好きなことに使うお金をふやしたい」の割合が高く、40~44 歳および50~54 歳では「預金では利息がほとんどつかない」の割合が高い。20 代のころは自分自身のために投資をする傾向が高いが、年齢が高くなるにつれて手堅く資産形成を図りたいという意識がうかがえる。

次に、新型コロナの感染拡大と投資への興味の関連を聴取したところ、「とても高まった(7.2%)」「やや高まった(17.2%)」「変わらない(63.4%)」「低くなった(12.2%)」と全体としては「変わらない」が半数を大きく上回ったが、4人に1人(24.4%)が投資への興味を高めたことがわかった。

調査時点ですでに投資を始めている人は2割(22.2%)で、投資を行っている(または投資に興味がある)理由の1位は「将来の経済的な不安を減らしたい(66.5%)」。すでに投資を行っている、または興味がある人に人気の投資は、1位が「円定期預金(積立含む)」42%、次いで「NISA(積立含む)」32.1%、「投資信託(積立含む)」30.7%、「株式投資」28.3%、「外貨預金(積立含む)」17.5%、「iDeCo」(15.6%)となった。

投資をするうえでどのように情報を集めたいか聴取したところ、最多は「Web上で集める」52.3%、2位は「書籍・本」24.4%、3位は同率で「銀行などの店舗でアドバイザーと話す」22.3%、「投資に詳しい友人・知人と話す」22.3%という結果だった。一方で、資産形成を始めていない人は約8割(77.8%)おり、資産形成を始めていない理由の1位は、「どのように始めればいいかわからない」が69.3%、2位が「十分な知識、経験がない」(65.3%)、3位が「損をすることが怖い(46.5%)」という結果に。投資に興味を持ちながら、積極的に情報を集めて実行に移す人と、情報不足やリスクから諦めてしまう人の差が浮かび上がった。

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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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