楽天証券株式会社は、12月28日からクラウドファンディング(CF)サービス提供を開始し、投資会社のミュージックセキュリティーズ株式会社を通し、幅広い投資の機会が可能になると発表した。
取扱い予定のファンドは、すべての国々に対して豊かさを追求しながら地球を守るためのグローバル目標「SDGs」を一つの評価軸としている。経済的なリターンだけでなく、各地方で抱える課題や、貧困や環境などの社会的課題に対して、出資を通して解決の一助となれる事業を取り扱う予定だ。出資金額は1口1万円から。申し込みは、ミュージックセキュリティーズが運営するインパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」の口座開設が別途必要となる。
楽天証券では若年層や投資初心者の口座開設数が増加しており、国内株式やFXなどのトレーディングのほか、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や「NISA」などを活用した資産形成のためのサービスも提供している。顧客層の多様化が急速に進む中、ミュージックセキュリティーズの取り扱うファンドもメニューに加えることで商品ラインアップを拡充、「社会課題解決に貢献する企業や取り組みへの投資が楽天証券からも行えるようになる。顧客に常に新しい資産形成の選択肢を提供するとともに、地域的・社会的課題に取り組む企業を応援することで、経済発展に貢献していく」としている。
ミュージックセキュリティーズは2000年12月創業。同社のセキュリテは、1口数万円の少額から出資できる運営するインパクト投資プラットフォーム。経済的なリターンを求めるだけではなく、創業や中小企業支援による産業振興・地域創生、インディペンデントな創作活動と研究開発、環境問題の解決、そして、震災からの復興など、それぞれの地域で抱える社会的な課題に対して、幅広い出資を通じて解決しようとする「経済的な価値と社会的な価値の両方を追求する」(同社)新しい仕組みだ。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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