ロボアドバイザー投資はいくらからできる?最低投資額や手数料を比較

ロボアドバイザーは、長期的な視点から資産運用を支援してくれる投資サービスです。各社が提供しているロボアドバイザーの種類によって、最低投資金額は異なりますが、いずれも家計に負担のない範囲で手軽に始めることができます。

今回は、ロボアドバイザー投資に興味のある方のために、主要なロボアドバイザーの特徴や最低投資金額、自分に合ったロボアドバイザーの選び方について詳しく解説するので、参考にしてみてください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. ロボアドバイザーの特徴
  2. 主要ロボアドバイザーの最低投資金額
  3. 「投資一任型」「アドバイス型」のどっちを選べばいい?
    3-1.資産運用を行う時間的余裕があるか
    3-2.投資経験があるか
    3-3.資産運用を自分自身で行いたいか
  4. ロボアドバイザーはどれを選べばいい?
    4-1.少額で始めたい場合
    4-2.利回りを優先して選びたい場合
    4-3.リスクを抑えたい場合
    4-4.積立投資を行いたい場合
    4-5.手数料を抑えたい場合
  5. まとめ

1 ロボアドバイザーの特徴

ロボアドバイザーは、各ユーザーの年齢や年収等の条件に合った最適な資産運用プランを提供してくれる投資サービスです。さらに資産運用プランに基づいた金融商品の発注や運用途中における最適化なども行ってくれるので(投資一任型の場合)、投資初心者や忙しい方にも向いたサービスとなっています。

それでは、大手4社(ウェルスナビ、THEO+ docomo、楽ラップ、マネラップ)が提供しているロボアドバイザーの特徴およびスペックについて確認してみましょう。

各社ロボアドバイザーの特徴

サービス名 ウェルスナビ THEO+ docomo 楽ラップ ON COMPASS
運用会社 ウェルスナビ お金のデザイン 楽天証券 マネックス・アセットマネジメント
タイプ 投資一任型 投資一任型 投資一任型 投資一任型
投資対象 海外ETF 海外ETF 国内投資信託 海外・国内ETF
投資パターン リスク許容度5段階 投資パターン231通り 投資パターン 9パターン 8コース
最低投資金額 10万円 10万円 10万円 1,000円
基本手数料(年率) ・預かり資産の1.1%(現金部分を除く、年率・税込)、3000万円を超える部分は0.55%(現金部分を除く、年率・税込)
・運用金額により最大0.1%割引
・預かり資産の1.1%(年率・税込)、3000万円を超える部分は0.55%(年率・税込)
・運用金額により最大0.35%割引
・最大0.715%(固定報酬型・税込)
・預かり資産額により率が異なる
・年率1.0075%程度(税込)
その他のコスト 運用コスト最大0.248%(税込)
信託財産留保額(解約時コスト)最大0.3%
特徴 ・預かり資産・運用者数No.1 ロボアドバイザー(※)
・「税金最適化機能」あり
・世界86の国・地域、11,000以上の豊富な銘柄が対象
・「税金最適化機能」あり
・投資対象を国内の投資信託として為替変動リスクを抑える
・株式相場の変動リスクが高くなった際に株式の投資割合を減らす「下落ショック軽減機能」あり
・最低投資金額1,000円と少額投資に対応

※一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2021年9月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 モーニングスター社調べ(2021年12月時点)

各ロボアドバイザーともに、ユーザーの投資環境やリスク許容度に応じて複数の投資パターンを用意しており、地理的な分散、時間的な分散等により投資リスクの軽減を図っています。

また、基本手数料に投資信託の運用コストを加えたトータルコストは、年率で預かり資産の1%程度となっています。

2 主要ロボアドバイザーの最低投資金額

次に、ロボアドバイザーの最低投資金額について見ていきましょう。

サービス名 ウェルスナビ THEO+ docomo 楽ラップ マネラップ
最低投資金額 10万円 1万円 10万円 1,000円

ロボアドバイザーの最低投資金額は、少ない順に並べると、ON COMPASSが1,000円、THEO+ domcomoが1万円、ウェルスナビと楽ラップが10万円となっています。

初期費用が最もかからないのがON COMPASSで、次いでTHEO+ domcomo、ウェルスナビ・楽ラップの場合はある程度まとまったお金が必要となります。

3 「投資一任型」「アドバイス型」のどっちを選べばいい?

ロボアドバイザー選びでは、まず、「アドバイス型」と「投資一任型」のどちらにするかを決める必要があります。

アドバイス型のロボアドバイザーは、利用者の投資環境やリスク許容度を診断し、その条件に合った資産運用の最適なプランを提案してくれます。アドバイス型はこの資産運用プランの提案だけを行うため、ユーザーは提案されたプランに基づいて資産運用に必要な作業を自分自身で行う必要があります。

一方、投資一任型のロボアドバイザーは、アドバイス型の機能に加えて実際の資産運用も一部行ってくれます。金融商品の発注や運用途中の最適化など資産運用にかかる作業を自動で行ってくれるタイプであり、上記4種類のロボアドバイザーは、いずれも投資一任型になります。

この両者のうちどちらを選ぶかは、以下のポイントで判断すると良いでしょう。

3-1 資産運用を行う時間的余裕があるか

まずは、自分自身で資産運用を行う時間的余裕があるかどうかが目安の一つになります。例えば、仕事に忙しい会社員の方で資産運用を行う時間がない場合でも、投資一任型のロボアドバイザーなら運用に必要な作業を任せることができるので手間にならず、無理なく続けていくことができます。

3-2 投資経験があるか

次に、投資や資産運用の経験があるかどうかも目安となります。投資経験がない方や初心者の方がアドバイス型を選ぶと、実際の金融商品発注や運用途中の最適化作業を自分で行うことになるため、商品選びで悩んだり、安全性が低下したりする可能性があります。

一方、投資や資産運用の経験がある方、その分野に詳しい方などは最適な資産運用プランを提案してくれるアドバイス型を通して、投資経験をさらに積むことができます。

3-3 資産運用を自分自身で行いたいか

資産運用を自分自身で行いたい方、その分野が好きな方などは、アドバイス型が向いています。投資一任型は、ユーザーに代わって資産運用に必要な作業を行うため、投資本来の楽しさを感じられなかったり、商品選びの知識が身に付かなかったりする場合もあります。

投資初心者の方でも「積極的に投資経験を積みたい」「投資の醍醐味を味わいたい」という場合は、アドバイス型を選んでみても良いでしょう。

4 ロボアドバイザーはどれを選べばいい?

アドバイス型と投資一任型のどちらを選ぶかが決まれば、具体的なサービス選びに入ります。ここでは、投資一任型のウェルスナビ・THEO+ docom・楽ラップ・ON COMPASSの4つについて、選ぶポイントをご紹介します。

4-1 少額で始めたい

投資を始めるなら、家計に負担をかけずお小遣いの範囲内で行いたいという方は多くいらっしゃいます。ロボアドバイザーの最低投資金額は各社で異なっており、最も初期コストが安いのは、ON COMPASS(1,000円)、THEO+ docomo(1万円)が該当します。

一方、ウェルスナビや楽ラップは最低投資金額が10万円であることから、ハードルは若干高くなります。

4-2 利回りを優先して選びたい場合

「利回り」もロボアドバイザーを選ぶ際の重要なポイントです。上記4社はそれぞれのウェブサイトで運用実績を公開しています。具体的な運用実績は運用プランにより異なりますが、次の通りです。特に景気上昇・回復期においては、ハイリスク・ハイリターン型のプランを中心に運用利回りが高くなっているのが特徴です。

サービス名 THEO ウェルスナビ 楽ラップ ON COMPASS
利回り(年率) 6.14~10.58% 3.35%~8.94% 2.67%~9.12% -0.23%~8.92%

※利回りは、ウェルスナビは2016年1月から2022年4月末までの円建て運用実績を基に算出(積立なし)。THEO+ docomoは2016年3月から2022年4月までの年率リターンの実績値。ON COMPASSは税引前の分配金を再投資した場合の2016年6月10日~2022年4月までの騰落率を基に年率利回りを算出。楽ラップは2016年7月4日~2022年4月までの運用実績を基に算出。

4-3 リスクを抑えたい場合

運用面の全てを任せる投資一任型のロボアドバイザーでは、経済・景気動向の急激な変化など不測の事態にも対応できるかどうかが選定ポイントになります。

各ロボアドバイザーは資産の長期的な運用を通じてリスクの時間的な分散を図っており、特にTHEO+ docomoは世界86の国・地域、ウェルスナビは世界50ヶ国・12,000以上に及びます。投資対象を地理的に分け、購入銘柄も多種・広範囲に設定してリスクを分散しているのが特徴です。

また、楽ラップでは為替変動リスクを抑えるため投資対象を国内の投資信託に絞り、さらに株式相場の変動リスクが高くなった際には、株式の投資割合を減らす「下落ショック軽減」機能を備えています。

各社とも細かいリスク対策の内容は異なりますが、様々な方法で投資リスクの軽減を図っています。

4-4 積立投資を行いたい場合

積立投資は、毎月1万円ずつを積み立てていくなど、定期的に一定額の金融商品を購入して増やしていく投資法です。ロボアドバイザーは長期的な視点からの資産運用・形成という考え方に基づき設計されていることから、長期・積立投資に最適な仕組みになっています。

各ロボアドバイザーが提案する資産運用プランは、資産を長期的に運用し増やしていくことが目的なので、積立投資をする場合は手数料などのコストで選ぶことも大切です。

4-5 手数料を抑えたい場合

投資一任型の利用コストは、各社おおむね年率で預かり資産額の1%前後となっています。

THEOとウェルスナビには、手数料の割引特典というサービスがあります。運用する金額や運用期間に応じて、基本手数料をTHEOでは最大0.35%、ウェルスナビでは最大0.11%割り引いてくれます。

5 まとめ

少額から資産運用を始められ、投資知識を必要としないロボアドバイザーの利用者が増えています。最低投資金額の低いロボアドバイザーは、少額から家計に負担をかけることなく資産運用を行うことも可能です。

ロボアドバイザー選びでは、資産運用プランの提案にとどまる「アドバイス型」か、実際の運用作業まで行ってくれる「投資一任型」のどちらかを選んだ後は、最低投資金額のほか、利回り、リスク軽減策、手数料、節税機能などを判断基準にして、ご自身に最も合ったサービスを検討しましょう。

The following two tabs change content below.
HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム

HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム

HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチームは、ロボアドバイザーに関する知識が豊富なメンバーが投資の基礎知識からロボアドバイザーのポイント、他の投資手法との客観的な比較などを初心者向けにわかりやすく解説しています。/未来がもっと楽しみになる金融・投資メディア「HEDGE GUIDE」