ひかリノべは、首都圏を中心にスケルトンリノベーションサービスを提供しているリノベーション専門会社です。リノベーション行程の窓口を一本化し、中古物件を購入する際のサポートから、現場監理を徹底したリノベーション工事に加え、引き渡し後の充実したアフターサービスまでワンストップで提供しています。
住宅リフォーム事業を行っていた株式会社ネクサス・アールハウジングが設立・運営しているため、リノベーションやリフォーム実績も豊富で信頼が高く、主要構造だけを残したリノベーションとなるため、自分好みの住宅空間を注文住宅のように作れるのが特徴です。
この記事では、「ひかリノべ」のサービス内容、メリット・デメリット、評判・実績、利用手順を詳しく解説します。リノベーションに向けの中古マンションや戸建ての購入を検討している方や、自宅のリノベーションを検討している方は、参考にしてみてください。
目次
- ひかリノべとは
- ひかリノべのメリット
2-1 リノベーションが1つの窓口で完結
2-2 リノベーションの自由度が高い
2-3 デザイナーが物件探しに同行してくれる
2-4 引き渡し後の保証が充実している - ひかリノべのデメリット
3-1 サービス提供エリアが限定的
3-2 コストを抑えたい人には向かない - ひかリノべの実績
- ひかリノべの利用手順
5-1 相談
5-2 コンサルティング申し込み
5-3 物件選び
5-4 リノベーションプランの決定
5-5 工事着手・中間確認等
5-6 引き渡し&アフターサービス - まとめ
1 ひかリノべとは
ひかリノべは、建物の躯体以外を刷新するスケルトンリノベーションを中心として、ワンストップリノベーションサービスを東京都・神奈川県・千葉県の1都2県で展開しています。
マンション向けでは、壁を全て壊し、完全に空っぽの状態にするスケルトンリノベーションを、戸建て向けでは、外壁や柱・梁などの主要構造部を残したまま、内部の壁、床、天井を解体し、間取りや内装、設備を刷新するリノベーションサービスを提供しています。
また、中古物件購入時のサポートも充実しており、戸建てであれば希望する人にインスペクション(住宅状況調査)の実施など技術的なアドバイスもあり、中古物件の経年劣化の度合いを把握したうえでリノベーションに臨める体制が整っています。
また、テクニカルアドバイザーによる現場監理を徹底したリノベーション工事をはじめ、品質に対する信頼度も高く、引き渡し後の補償内容も多岐にわたる点も大きな特徴です。
2 ひかリノべのメリット
マンションや戸建てのリノベーションで、ひかリノベを利用するメリットを具体的に確認していきましょう。
2-1 リノベーションが1つの窓口で完結
リノベーション向きの中古物件を探す場合、通常は不動産会社を利用する必要があるほか、物件が見つかった後も、リノベーションの設計・施工は設計会社や工務店、資金計画や住宅ローンは銀行等の金融機関に依頼するなど、複雑な行程を様々な窓口で調整しながら進めなければなりません。
一方、ひかリノべでは、リノベ向き中古物件の購入から設計・施工、引き渡し後のアフターサービスまで、利用者一人ひとりに応じた宅建士や建築士からなる専属のチームを編成し、一貫してサポートしてくれます。
具体的には、全体のスケジュールを管理してくれるコーディネーター、リノベーションの具体的な設計を提案してくれるデザイナー、工事のコスト管理や現場監理を担うテクニカルアドバイザーの3人4脚による専属チームが編成されるので、全体の資金計画をはじめとした複数窓口の調整などを行う必要がなく、ワンストップでリノベーションが完結します。
2-2 リノベーションの自由度が高い
ひかリノベは、スケルトンリノベーション専門ブランドです。躯体のみを残すリノベーション工事となるため、リノベーションの自由度が高く、マンション・戸建てに関わらず、中古物件や既存の自宅であっても、依頼する人の理想とする住宅をいちから作り上げることが可能です。
例えば、マンションをリノベーションする場合、既存の壁・床・天井に加え、キッチン・トイレなどの水廻りや、普段は目にすることの少ない配管・配線などもすべて撤去されます。
マンションという既存の箱の中に、新築住宅を作り直すイメージのリノベーション工事となるため、間取りや内装・設備など依頼主の理想とする空間づくりのほか、劣化の気になる配線・配管なども新品に替えてくれます。
一方、戸建ての場合は、間仕切や壁を取り払い、壁・床・天井を入れ替え、壁や建具、設備の配置なども刷新されるため、新築の注文住宅のような満足感が得られます。また、配線・配管の入れ替えだけでなく、築古物件によく見られる断熱性や防音性などの基本性能不足も解消可能です。
2-3 デザイナーが物件探しに同行してくれる
リノベーションに向いている中古物件をプロ以外が見分けるのは簡単ではありません。そのため、ひかリノべでは、物件探しに担当のデザイナーが同行してくれ、理想とする間取りが実現可能か、あるいは希望する設備が導入可能かなど、現地で専門的なアドバイスを行ってくれます。
また、内装やインテリアの知識とは異なり、構造に関する専門知識が必要な戸建ての場合は、物件購入前にインスペクションで構造上の欠陥をチェックし、アドバイスを受けることも可能です。
このような専門家のアドバイスを購入の可否や実際のリノベーション計画に反映できることも、希望に近いリノベーションを成功させることに繋がります。
2-4 引き渡し後も保証が充実している
リノベーション工事が終了し、引き渡しが完了したあとの保証やサービスが充実している点もひかリノべの特徴です。具体的には、リノベーションを施した箇所の2年間無償修理や定期点検が受けられる基本工事保証に加え、リノベーション時に設置したシステムキッチンなど、故障時に無償修理が受けられる住宅設備の10年延長保証があります。
また、一部有料となるものの、適合リノベーション住宅やリフォーム瑕疵保険など第三者機関の保証提供を受けることも可能です。さらに戸建ての場合、引き渡しから10年間継続して住宅点検が受けられるZuttoホームサポート(リノベーションを行った箇所のほか、それ以外の家の外構・内装・設備全般が対象)が付帯します。
3 「ひかリノべ」のデメリット
ひかリノベにリノベーションを依頼する際の注意点も確認しておきましょう。
3-1 サービス提供エリアが限定的
ひかリノべのサービス提供エリアは、東京、神奈川、千葉の一部地域に限られています。それぞれ詳細な対応エリアは下記です。
- 東京都:東京23区、武蔵野市・三鷹市・町田市
- 神奈川県:横浜市、川崎市、相模原市
- 千葉県:市川市、船橋市、習志野市、浦安市
また、ショールームは墨田区両国、横浜市、オフィスも川崎市、市川市のみとなります。
3-2 コストを抑えたい人には向かない
ひかリノべのスケルトンリノベーション費用単価の相場は、1㎡当たり15~20万円です。ただし、この金額は内装材や設備のグレードによって変動することがあり、正確な金額は見積もりが必要です。
通常のフルリノベーションにかかる費用相場は1000万円程度ですが、間取りを変更するかしないかでも金額は変わってきます。
特にリノベーション範囲が最も大きいスケルトンリノベーションでは、リノベーション費用総額は必然的に大きくなる上、ひかリノべでは品質管理も徹底されていることから、安さ重視のコストカットは難しくなります。
4 ひかリノべのリノベーション実績
2015年にリノベーションのワンストップサービスを開始した「ひかリノべ」は、2020年時点でリノベーション施工件数は約980戸、リフォーム施工実績は約49,000件に及びます。
豊富な実績と経験に裏打ちされたノウハウの積み重ねにより、築年数の古いマンションや戸建て住宅のリノベーションのポイントや、よく起こるアクシデントと対策をしっかり把握しています。
ひかリノべに掲載されているリノベーション施工事例では、リノベーション前後の間取り図・写真から依頼主の感想までの詳細を確認可能です。リノベーションのバリエーションも様々で、依頼主の感想からも理想の住まいづくりを実現できた嬉しさが伝わってきます。
5 「ひかリノべ」の利用手順
ひかリノべの基本的な利用手順は、「相談」→「コンサルティング申し込み」→「物件選び(自宅以外の場合)」→「リノベーション概要設計・詳細設計」→「工事着手」→「引き渡し及びアフターサービス」となります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
5-1 相談
ひかリノべでは、指定のフォームや電話から問い合わせることができます。リノベーションに関するセミナーや、自宅で視聴可能な動画も配信されているので、先に下調べすることも可能です。
コンタクトを取った後は、個別相談を行います。「ひかリノべ」のコーディネーターに理想の暮らしや住宅空間を伝え、物件を購入する場合は希望する条件などを伝えて専門的なアドバイスを受けます。
なお、個別相談は近くのショールームやオフィスに出向くほか、ZOOMを活用したオンライン形式や出張相談会もあるので、都合に合わせて選択可能です。このステップまでは無料で相談できるので、資金計画や住宅ローン、補助金の適用条件など、わからないことは遠慮せずに質問することが大切です。
5-2 コンサルティング申し込み
物件選びのサポートや、具体的なリノベーションプランの決定等の具体的なサービスを受ける前に、ひかリノべにコンサルティングを申し込みます。他のリノベーション会社や、その他の手法も併せて検討していた人は、この段階で「ひかリノべ」のサービスを利用するかどうかの意思決定が必要です。
5-3 物件選び
ひかリノべでは、物件紹介や内覧を手配してくれるだけでなく、購入前の段階でデザイナーが同行し、リノベーションに適した物件か、あるいは依頼主の要望が実現可能な物件なのかアドバイスを受けられます。
戸建てであれば、物件によってはインスペクション(物件調査)の実施を検討することも可能です。また、金融機関に対して物件購入に必要なローン審査などもこの段階から行います。
5-4 リノベーションプランの決定
リノベーションのプランニングは、概要設計による間取りや仕様の提案、概算費用の見積もり後、詳細設計時の仕様設備選定や詳細費用の見積もりを出してもらいます。なお、見積もりには現地調査が必要になるため、プラン案と見積もりができるまでに約1~2週間ほどかかります。詳細設計に移る前に疑問点があれば、担当のコーディネーターやデザイナーに確認しておくことが大切です。
5-5 工事着手・中間確認等
リノベーションプランの確定後、工事着手となります。工事期間は3~4カ月で、その間、SNSを通じて経過報告を随時してもらえるほか、解体後立ち会い、中間検査、完成1カ月前の木工工事完了検査と、節目ごとに現場を確認する機会が設けられています。自宅をリノベーションする場合は、仮住まいの案内もしてくれます。
5-6 引き渡し&アフターサービス
納品前に設けられた依頼主の最終チェック後、物件の引き渡しとなります。また、アフターサービスとして、基本工事保証や住宅設備の10年延長保証、戸建てであれは引き渡しから10年間継続して住宅点検が受けられます。また、保証期間が過ぎた後も、点検・修理・追加工事は気軽に相談可能です。
まとめ
ひかリノベには、建築士や宅建士など有資格者の専門家が在籍し、利用者ごとに専属チームを組んで家づくりのプロセスをサポートする体制を整えています。物件探しからプランの作成、施工、アフターケアまで一貫して担当してもらえるので、あちこちに相談する手間を省くことができます。
一方、スケルトンリノベーションは既存の壁、床、天井、キッチン、洗面台、トイレなどの水廻り設備、室内配管、配線などを全て撤去し、部屋を空っぽの状態にするため、費用も膨らみやすいのが特徴です。そのため、様々な選択肢を検討し、実際に担当者の話を聞いた上で、慎重に判断することが大切です。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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